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大栄スイカ
大栄スイカ
大栄スイカは、鳥取県の北栄町(旧 大栄町)で育てられるスイカです。
鳥取県は熊本県と並んで、おいしいスイカの生産地として知られています。
そのスイカは遠くドバイまで運ばれ、食べられているのだとか。
大栄スイカとはどのようなスイカなのでしょうか。
また、おいしさ秘密は何かあるのでしょうか。
■大栄スイカとは
大栄スイカは、鳥取県にある北栄町(旧 大栄町)で育てられたスイカで、
大栄スイカという品種というわけではありません。
どちらかというと、大栄で育ったブランドスイカということになります。
日本では古くからスイカが親しまれています。
現代でも日本各地にスイカの名産地があり、大栄町もその1つです。
7月頃にピークを迎える大栄スイカは、
日本人が思うスイカそのままの形をしていて、毎年とても人気があります。
自宅で楽しむのであれば、変形果や空洞果などのB品なら、
見た目が少し落ちるだけで、お手頃価格で味はA品と同じなのでお勧めです。
もちろん、A品なら贈答用として見劣りしません。
■大栄スイカの特徴
大栄スイカとして売られているスイカには、特徴があります。
・7kg~11kg以上の大玉スイカ
・果肉は少し薄めだけれど赤い鮮やかな色
・シャリ感の強い食感
・甘みが強く、糖度計導入によって品質が安定
・皮が厚くて硬いので鮮度を保つ
大栄スイカは糖度が11度~13度にもなる、高糖度なスイカです。
その甘さは、糖度計が導入されたため、
出荷時の計測により味のバラつきがかなり少なく、安定しています。
また、大玉スイカならではの強いシャリ感は、
暑い夏を吹き飛ばしてくれる爽快感があります。
また、大栄スイカは皮が厚く硬いため、収穫後からの裂果が少ないのも特徴です。
スイカのみずみずしさと甘さは、皮によって守られています。
皮が薄いと、輸送中に割れてしまったり、
中の水分や甘みが抜けてしまったりすることがあります。
それに比べると、大栄スイカの皮は厚いため、
余分な水分が抜けることがなく、おいしいスイカが手元に届きます。
100年以上続く大栄スイカ栽培は、農家さんたちのたゆまぬ努力の賜物です。
■大栄スイカのおいしさの秘密
大栄スイカがおいしいのには、理由があります。
100年以上も前からスイカを栽培している歴史に加え、
恵まれた土地環境と農家の方たちの終わりのない向上心と努力です。
・100年続く栽培方法
大栄スイカには100年以上続く栽培歴史があります。
「大栄スイカ」という言葉は、昭和48年に統一銘柄として定められ、
その後、平成20年に商標登録されました。
大山山麓に広がる火山灰土壌を「黒ぼく」と呼び、
その土がスイカ栽培に適していたため、おいしいスイカが栽培されるようになりました。
黒ぼくは病害虫に強い根を育てることができる土のため、
甘みが強くおいしいスイカが育ちます。
・日照量の多さと寒暖差
鳥取県は天気の悪い日が多いと思われていることが多いですが、
春の間は意外と晴れが多いのです。
春はスイカがツルや葉を伸ばし、光を浴びて養分を溜め株を充実させる時期です。
この時期に日照時間が長いことで、スイカは元気に育つことができます。
元気な苗はおいしい実をつけることができるため、
この時期の日照時間はとても大切なのです。
また、昼間と夜の寒暖差が大きい鳥取では、スイカが甘く育ちます。
夜が寒いということは、スイカが夜になると活動を抑えるということです。
そのため、昼間に作って溜めた養分を夜間に消費してしまうことがなく、
たっぷりと養分を溜めこめる環境となります。
・糖度センサーの導入
大栄スイカでは、甘さを均一にし、玉の形や大きさによって、
確実な等級選別ができるよう、計測器を導入しています。
果肉の甘さや空洞をセンサーによって計測する糖度センサー、
形や大きさを計測する外部判定装置を使って計測されています。
そのため、甘みにばらつきがなく、
贈答用と自宅用とで買い分けることができるようになりました。
■参考
・スイカ 地植えの育て方
・スイカ プランターの育て方
・スイカ 鉢での育て方
・小玉スイカ 地植えの育て方
・小玉スイカ プランターの育て方
・スイカ 収穫時期の見分け方
植木スイカ
植木スイカ C)熊本のフルーツふるさと果樹園安田
植木スイカが最近人気があるのはご存知でしょうか。
スーパーや百貨店で見かけることもありますし、
ネットショップで見かけることも多いです。
植木スイカとはどういったものなのでしょうか。
■植木スイカとは
植木スイカは、熊本県の植木で栽培されたブランドスイカです。
熊本県自体がスイカの名産地として有名ですが、
その中でも植木は特においしいスイカを育てる名人が多い地域の1つです。
その植木で育てられたスイカが、現在では植木スイカとして販売されています。
植木の農家の方たちが、努力と向上心を持って育て上げたスイカは、
甘みが強く爽やかで、シャリっとした食感も美味で、とても人気があります。
自宅で家族で楽しんでも、レジャーで友達と味わっても、
贈答用として大切な方に贈っても喜ばれるスイカです。
■植木スイカの特徴
植木スイカには、おいしいスイカの特徴が詰まっています。
・甘さが12度以上
・皮がやや硬め
・皮際まで甘い
・歯触りの良いシャリ感
・スイカらしい縞模様
・真っ赤でジューシーな果肉
・果肉がよく詰まっていて空洞果が少ない
これらのおいしいスイカの特徴を持っている植木スイカですが、
育てているスイカは特別な品種というわけではありません。
果肉が黄色い目を引くような珍しい品種でも、特別に改良された品種でもない、
一般的によくあるタイプの品種です。
スイカといえばイメージする緑と黒っぽい緑のストライプ、
切ってみると中は鮮やかな赤色で、黒い種とのコントラストが美しいです。
一口かじれば、甘くてみずみずしいスイカの果汁と、
爽やかなスイカ特有の香りが広がります。
最初はそのままで、後半は塩を軽くふって食べてもおいしいですよ。
■植木スイカ おいしさの秘密
植木がなぜスイカの産地として優れているのか、理由はいくつかあります。
まず1つ目は、植木がスイカ栽培に適した場所であることです。
スイカ栽培には高温が必要となりますが、
実は夜間はそれほど高温でない方がおいしいスイカが育ちます。
昼間は太陽の光が当たるため、スイカは光を受けて光合成を行います。
光合成をすることでできた養分は、葉や実に蓄えられておいしさに変わります。
ところが、夜間は光がないため、気温が高いと生長を続けようとするため、
溜めた養分を生長に使ってしまいます。
夜間の気温が低い場所は、生長が抑えられ溜めた養分を使うことがないのです。
そのため、昼間に作られた養分が溜まりに溜まり、植木スイカの特徴である、
濃い甘みに変わっていくのです。
もう1つは、植木スイカを育てている農家の方の意識の高さです。
すでにスイカを育てる技術は一級品です。
それにも関わらず、技術の向上のため、
スイカをおいしくするための努力はとどまることを知りません。
今が最高、これよりおいしくはできないと努力することをやめず、
もっと甘く香り高く、さらにおいしいスイカを育てたいという農家の方の気持ちが、
おいしい植木スイカを育てているのです。
■参考
・スイカ 地植えの育て方
・スイカ プランターの育て方
・スイカ 鉢での育て方
・小玉スイカ 地植えの育て方
・小玉スイカ プランターの育て方
・スイカ 収穫時期の見分け方