植木スイカ
植木スイカ C)熊本のフルーツふるさと果樹園安田
植木スイカが最近人気があるのはご存知でしょうか。
スーパーや百貨店で見かけることもありますし、
ネットショップで見かけることも多いです。
植木スイカとはどういったものなのでしょうか。
■植木スイカとは
植木スイカは、熊本県の植木で栽培されたブランドスイカです。
熊本県自体がスイカの名産地として有名ですが、
その中でも植木は特においしいスイカを育てる名人が多い地域の1つです。
その植木で育てられたスイカが、現在では植木スイカとして販売されています。
植木の農家の方たちが、努力と向上心を持って育て上げたスイカは、
甘みが強く爽やかで、シャリっとした食感も美味で、とても人気があります。
自宅で家族で楽しんでも、レジャーで友達と味わっても、
贈答用として大切な方に贈っても喜ばれるスイカです。
■植木スイカの特徴
植木スイカには、おいしいスイカの特徴が詰まっています。
・甘さが12度以上
・皮がやや硬め
・皮際まで甘い
・歯触りの良いシャリ感
・スイカらしい縞模様
・真っ赤でジューシーな果肉
・果肉がよく詰まっていて空洞果が少ない
これらのおいしいスイカの特徴を持っている植木スイカですが、
育てているスイカは特別な品種というわけではありません。
果肉が黄色い目を引くような珍しい品種でも、特別に改良された品種でもない、
一般的によくあるタイプの品種です。
スイカといえばイメージする緑と黒っぽい緑のストライプ、
切ってみると中は鮮やかな赤色で、黒い種とのコントラストが美しいです。
一口かじれば、甘くてみずみずしいスイカの果汁と、
爽やかなスイカ特有の香りが広がります。
最初はそのままで、後半は塩を軽くふって食べてもおいしいですよ。
■植木スイカ おいしさの秘密
植木がなぜスイカの産地として優れているのか、理由はいくつかあります。
まず1つ目は、植木がスイカ栽培に適した場所であることです。
スイカ栽培には高温が必要となりますが、
実は夜間はそれほど高温でない方がおいしいスイカが育ちます。
昼間は太陽の光が当たるため、スイカは光を受けて光合成を行います。
光合成をすることでできた養分は、葉や実に蓄えられておいしさに変わります。
ところが、夜間は光がないため、気温が高いと生長を続けようとするため、
溜めた養分を生長に使ってしまいます。
夜間の気温が低い場所は、生長が抑えられ溜めた養分を使うことがないのです。
そのため、昼間に作られた養分が溜まりに溜まり、植木スイカの特徴である、
濃い甘みに変わっていくのです。
もう1つは、植木スイカを育てている農家の方の意識の高さです。
すでにスイカを育てる技術は一級品です。
それにも関わらず、技術の向上のため、
スイカをおいしくするための努力はとどまることを知りません。
今が最高、これよりおいしくはできないと努力することをやめず、
もっと甘く香り高く、さらにおいしいスイカを育てたいという農家の方の気持ちが、
おいしい植木スイカを育てているのです。
■参考
・スイカ 地植えの育て方
・スイカ プランターの育て方
・スイカ 鉢での育て方
・小玉スイカ 地植えの育て方
・小玉スイカ プランターの育て方
・スイカ 収穫時期の見分け方