クールチャージ潤
スイカにもいろいろ種類があります。
果肉が赤色、黄色、オレンジ色のスイカを紹介しました。
果肉が白いスイカもあります!
とても珍しく、幻の白スイカ、銀スイカと言われ、いくつかの品種があります。
今回はナント種苗から通販限定で販売されているクールチャージ潤を紹介します。
このクールチャージ潤、本当に果肉が白いです。
しっかりと熟しても白いのです。
種は黒いので、見ていても楽しめます。
ネーミングも種袋もかっこいいですね。
元来、スイカは白かったそうです。
今のように甘みはなく、苦味が強かったとされ、
品種改良されて赤色へ、甘いスイカが作られていきました。
いまでも野生種は白い、または薄い黄色で苦味があったり、
甘いものもあったり様々だったそうです。
ウリ、と言われるくらいなので、白かったのは納得できますね。
食味、食感ですが、変わった風味を持っています。
食感はシャリ感がありつつもやわらかいです。
食味ですが、一般的なスイカに酸味はほとんどありませんが、
このスイカは僅かに酸味があります。
しかし甘さと酸味のバランスがとても良いので、クリアな味と表現されたり、
食べるスポーツドリンク、とも表現されます。
食味は未知数!
大変珍しい白いスイカ、クールチャージ潤、
育て方は一般的なスイカと変わりません。
食べるには育てるしかありません。
ぜひ挑戦してみてください。
白くてきれいです
■中玉スイカ クールチャージ潤
◎特徴
・実の表面は細めの縞模様がはっきり入る
・実の形は高球形
・実の重さは6kgくらいの中玉スイカ
・果肉の色は白~薄いクリーム色で大変珍しい
・果肉が柔らかめでシャリ感があり、黄色いスイカに似た食感
・一般的なスイカより糖度はやや落ちる
・スイカには珍しい酸味があり、糖度と酸味のバランスが良く、
スポーツドリンクのような風味
◎栽培のコツ
・株間は広めにとり、風通しが良くなるようにする
・その他栽培方法は一般的なスイカと同じように管理、栽培する
■参考
・スイカ 地植えの育て方
・スイカ プランターの育て方
・スイカ 鉢での育て方
・小玉スイカ 地植えの育て方
・小玉スイカ プランターの育て方
サマーオレンジ
サマーオレンジ
オレンジ色のスイカ、色も美しく味も良いですよ♪
赤いスイカ、黄色いスイカはご存知だとは思いますが、
今回は、「ナント種苗」さんから出ているサマーオレンジシリーズをご紹介。
サマーオレンジスイカは、尾花沢スイカ(山形)や、
北海道、熊本でも特産物として名高い美味しいスイカです。
サマーオレンジシリーズ、ということで3種類あります。
大玉のサマーオレンジグランド、中玉のサマーオレンジM(ミドル)、
そして小玉の小玉スイカ サマーオレンジB(ベビー)の3種類です。
栽培面積や場所によって選べるのも魅力ですね。
サマーオレンジの特徴はなんといっても果肉と食味!
果肉は赤色でも黄色でもなく美しいオレンジ色で、鮮やかです。
光の当たり方によっては濃い黄色に見えることもあります。
食味は、シャリ感があり果汁が多く、甘さも十分に感じられます。
また、赤、黄スイカとは別の風味も感じられ、とても美味です。
そして、このサマーオレンジ、一般的なスイカと比べて種が少ないです。
種が少ないので食べやすいですね。
オレンジスイカ特有の食味食感、育てた人にしか分かりません。
また珍しいスイカなので、ぜひ育ててみてください。
[サマーオレンジ]
■大玉スイカ サマーオレンジグランド
◎特徴
・つるの勢いはやや大人しい
・つるボケになりにくい
・低温期でも雌花が大きく、花粉の発生も良いので実のつきが良い
・実の形は縦長の高球
・実の表面にはくっきりとした太めの縞模様が入る
・実の重さは7~9kgの大玉スイカ
・果肉は鮮やかなオレンジ色、光の当たり方によっては濃い黄色
・糖度は12度~13度と高く安定する
・シャリ感があり、オレンジスイカ特有の食味、食感
◎栽培のコツ
・施肥、整枝は一般的な大玉スイカと同様に行う
・着果後はつるの勢いを保ったまま栽培し、強めに剪定しないようにする
・収穫時期は受粉後45日くらいで収穫できる
・その他標準的な大玉スイカの育て方で育つ
■中玉スイカ サマーオレンジM(ミドル)
こちらは中玉スイカのサマーオレンジMになります。
特徴はサマーオレンジグランドと変わりません。
◎特徴
・実の大きさは5~6kgの中玉スイカ
・実の表面はサマーオレンジグランド同様で太めの縞模様
・果皮が薄く、果肉とのバンランスが美しい
・食感はセンイが少なく、シャリ感がありオレンジスイカ特有の食味
・糖度は12.5度~13度と高く安定する
◎栽培のコツ
・着果位置は3番花くらいにし、それより以前にはつけないようにする
・4本仕立ての2果収穫、または5本仕立ての3果収穫にする
・着果のさせすぎ、肥料の与えすぎには注意する
・収穫時期は受粉後40日くらいで収穫できる
・その他標準的なスイカの育て方で大丈夫
■小玉スイカ サマーオレンジB(ベビー)
◎特徴
・花粉の発生、雌花のつきが良いので実のつきが良い
・実の表面はサマーオレンジグランド同様で太めの縞模様
・裂果が少ない
・食感はセンイが少なくシャリ感が強い
・糖度は12.5度~14度くらいと高く、サマーオレンジシリーズの中で一番高い
◎栽培のコツ
・1株1果収穫の2本仕立て、または3本仕立ての1果どりにする
・着果位置は20節くらいの3番花につけるようにする
・実のつきが良いので後半はつるの勢いを落とさないように気をつける
・収穫時期は受粉後33日くらいで収穫できる
・その他一般的な小玉スイカの育て方でよく育つ
■参考
・スイカ 地植えの育て方
・スイカ プランターの育て方
・スイカ 鉢での育て方
・小玉スイカ 地植えの育て方
・小玉スイカ プランターの育て方
ニューこだま
ニューこだま
ニューこだま、果肉が黄色いスイカをご紹介します。
シュガームーンと違い、こちらは丸い小玉スイカです。
大人気の紅こだまの、黄色いスイカ版です。
タキイ種苗から販売されているスイカはこの2品種です。
このスイカは小玉スイカの中でも小さい部類に入ります。
大体、1.8kg~2.0kgで、紅こだまと同じくらいのサイズです。
栽培状況によりますが、冷蔵庫に丸ごと入る大きさです。
冷蔵庫にスポっと入るので、保存がしやすいです。
表面は一般的なスイカと同じように緑色で、
縞模様がありますが、縞模様が細めです。
果肉はみずみずしい綺麗な黄色をしています。
黄色いスイカ特有のさっぱりとした甘さで、食味が良いです。
食感は、センイが少なめで、口に残りにくいです。
生育時のポイントは、初めの肥料は少なめにします。
実を着ける位置は、つるの勢いが強いので大体15節くらいに実をつけ、
追肥を的確に行い、2番果も収穫できるようにします。
黄色いスイカを育ててみたいけれどシュガームーンは大きい!
という方は小玉スイカでおいしいニューこだまを育ててみてください。
小玉スイカは、10号鉢(直径30㎝)で2個収穫できます
■小玉スイカ ニューこだま
◎特徴
・つるの勢いは強め
・低温期でもつるもちが良い
・耐暑性があり、生育が良く、実のつきも良い
・実の形は高球で、実の揃いが良い
・実の表面は鮮緑色に濃緑色の細い縞模様が出る
・実の重さは1.8kg~5kg
・果肉は濃黄色で、黄色いスイカ特有のさっぱりとした甘さ
◎栽培のコツ
・ハウス栽培、トンネル栽培の早どり栽培に向いている
・施肥量は、大玉スイカより少なめで。大体2~3割程度減らす
・着果は、15節くらいに実をつけるようにする
・1番果は確実に着果させるようにして、2番果も収穫できるようにする
・極早生品種なので、スイカ 収穫時期の見分け方 を参考に収穫する
・その他の栽培方法は一般的な小玉スイカと同様に行う
■参考
・スイカ 地植えの育て方
・スイカ プランターの育て方
・スイカ 鉢での育て方
・小玉スイカ 地植えの育て方
・小玉スイカ プランターの育て方
ピロマスタ2
ピロマスタ2
ピロマスタ2、枕形で黒い大玉スイカをご紹介します。
こちらもタキイ種苗から販売されています。
黒いスイカと言えばまず丸い形のタヒチ、(でんすけスイカ)などを、
思い浮かべる方が多いのではないでしょうか?
楕円形、枕形をした黒いスイカもあるんですね。
一般的な黒いスイカと同じように表面は綺麗な黒緑色をしていて、
縞模様がないのが特徴です。中の果肉は鮮桃紅色をしています。
食感は繊維が少なく、口に残りにくいです。
糖度が12度くらいになり、甘く、食味も良いです。
ピロマスタ2、もう一つの特徴はなんといっても大きさ。
実の大きさは8~10kgと、一般的な大玉スイカよりも大きくなります。
栽培によっては10kg以上になります!
大玉スイカで10kgオーバーは珍しいのではないでしょうか。
大玉スイカでは物足りない、大きいスイカを作りたい方は、ぜひ栽培を!
■大玉スイカ ピロマスタ2
◎特徴
・肥大性があり、つるの勢いが強い
・耐暑性があり、夏場でもつるもちが良い
・つるの勢いが強いですが、実のつきが安定する
・肥大性が強いので、空洞果になりやすい
・変形果が少ない
・実は枕形をしていて、表面は黒緑色をしている大玉スイカ
・果肉は鮮桃紅色をしていて、果皮はやや厚め
・食感はセンイが少ないがジューシー
・糖度は12度くらいに安定して、食味も良い
・実の重さは8kg~10kgくらいで、育て方により10kgを超えるスイカができる
◎栽培のコツ
・トンネル栽培が基本で、中間地で4月下旬~5月上旬に定植して早まきは避ける
・空洞果になりやすいので、摘果などを適切に行う
・放任栽培も可能だが、葉面積を稼ぐような仕立て方をしたり、
株間を広めにして葉面積を稼ぐと10kg以上のスイカができる
・葉が込み合っている時に一気に整枝を行うと、根の活性が低下する
・基本は子づる2~3本仕立ての1果収穫にする
・着果は18節くらいの3番花に実をつけるようにする
・収穫時期は、受粉後47~50日くらいで収穫できる
・その他標準的な大玉スイカの育て方でOK
■参考
・スイカ 地植えの育て方
・スイカ プランターの育て方
・スイカ 鉢での育て方
・小玉スイカ 地植えの育て方
・小玉スイカ プランターの育て方
ブラックボール2
ブラックボール2
ブラックボール2、タキイ種苗の品種です。
黒いスイカは、タヒチとピロマスタ2など、意外と種類が多いです。
このブラックボール2は名前の通り、
黒く、ボールのように丸い形をしたスイカです。
タヒチやピロマスタ2と同じように表面は黒緑色をしています。
一般的な大玉スイカより皮が厚く、しっかりしていて日持ちが良いです。
食感、食味ですが、スイカの中でも肉質も良いです。
適度にシャリ感もあるので食感が良く、楽しめます。
糖度は11度~12度と秀山や夏武輝より1度低いですが、
それでも十分に甘さを感じられ、
食味、食感ともに良い品種です。
栽培に関してですが、黒い大玉スイカのタヒチやピロマスタ2に比べて、
つるの勢いが大人しく、空洞果などが発生しにくいです。
基本的な栽培を守れば育てやすい部類のスイカに入ります。
黒いスイカを育ててみたい方は、ブラックボール2から挑戦するのがお勧めです。
ピロマスタ
■大玉スイカ ブラックボール2
◎特徴
・つるの勢いは普通~やや強め
・栽培後半のつる持ちが良い
・実のつきは安定して、揃いも良い
・肥大性が良い
・変形果や空洞果が少ない
・実は高球形で表面は黒緑色をしている
・実の重さは6.0kg~7kgの大玉スイカ
・果肉は鮮紅色をしていて、果皮はやや厚く、しっかりしている
・皮がしっかりしているので日持ちがよい良好
・肉質がしっかりしていて歯ごたえがあり、適度にシャリ感もあるので食感が良い
・糖度は11~12度くらいと安定して、食味も良い
◎栽培のコツ
・中間地や暖地を基準として、トンネル栽培にし、
4月下旬~5月上旬に定植するようにして早まきは避ける
・放任栽培も可能だが、子づる2~3本仕立ての1果収穫にする
・着果は18節あたりの3番花に実をつけるようにする
・収穫時期は、受粉後47~50日くらいで収穫できる
・その他標準的な大玉スイカの育て方で育つ
■参考
・スイカ 地植えの育て方
・スイカ プランターの育て方
・スイカ 鉢での育て方
・小玉スイカ 地植えの育て方
・小玉スイカ プランターの育て方