ひとりじめロング ひとりじめスマート
[ひとりじめロング ひとりじめスマート]
ひとりじめシリーズの中の楕円形をしている、
ひとりじめロング、ひとりじめスマートをご紹介します。
ひとりじめ同様、「株式会社萩原農場」から販売されている品種です。
両方とも楕円形が特徴の赤色小玉スイカになります。
栽培されている地域は高知県、新潟県で栽培されています。
小玉スイカの中の楕円形の中でも特に縦に長く、
新潟県の魚沼地域では栽培しやすく、
高品質の小玉スイカ品種の選定で名前が挙がっています。
作りやすくおいしいスイカが出来やすい品種です。
たまには面白い形の美味なスイカを育ててみませんか?
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ひとりじめロングは、今までのラグビーボール型=長形小玉品種に比べ、
果皮・果肉ともにたいへんしっかりしているので、
裂果や裂皮の心配がほとんどない小玉スイカです。
高温での栽培に適し、果肉のシャキシャキ感がとても良いです。
■小玉スイカ ひとりじめロング
◎特徴
・つるの勢いがやや強い
・雌花のつきや花粉の出が良く、実のつきも良い
・実の大きさは2.2kg~2.7kgで実の形は楕円型
・果肉はしっかりとしていて大玉スイカに近いシャリ感があり食感が良い
・糖度が12~13度以上になり食味も良い
・果皮が濃く、綺麗な縞模様が現れる
・果皮は薄いが弾力性があり、割れや裂皮が少ない
◎栽培のコツ
・つるの勢いがやや強いのでつるボケを防ぐために元肥は控えめにする
・収穫時期は6~7月収穫で受粉後30~35日程度で収穫できる
・その他栽培は標準的な小玉スイカの育て方で育つ
10号鉢で二果、収穫できます
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ひとりじめロングより新しい品種でより縦長のひとりじめスマート、
こちらは主に高知県で栽培されています。
日本農業新聞でも名前がユニークな形の野菜として注目されています。
ひとりじめロングよりつるの勢いがやや大人しいので栽培がしやすいです。
まずはこちらから育ててみてはいかがでしょうか?
■小玉スイカ ひとりじめスマート
◎特徴
・ひとりじめロングに比べてつるの勢いが大人しい
・雌花のつきや花粉の出が良く、実のつきも良い
・実の大きさは2.2kg~2.5kgで実の形は楕円形
・果肉はしっかりとしていてひとりじめロングと同様に食味が良い
・糖度が12~13度以上になり食味が良い
・果肉の色は鮮やかな桃紅色
・ひとりじめロング同様に果皮は薄いが弾力性がある。
◎栽培のコツ
・つるの勢いはやや大人しいが、チッソ過多を避ける
・株間55cm~60cm3本仕立てで2果収穫、
株間65cm~75cmで4~5本仕立てで3~4果収穫にする
・その他栽培は標準的な小玉スイカの育て方で育つ
■参考
・スイカ 種からの育て方
・スイカ 鉢での育て方
・小玉スイカ 地植えの育て方
・小玉スイカ プランターの育て方
・スイカ 地植えの育て方
・スイカ プランターの育て方
ひとりじめ ひとりじめ7 ひとりじめHM
ひとりじめシリーズは、楽天市場でも大人気
[ひとりじめ ひとりじめ7 ひとりじめHM]
ひとりじめシリーズは小玉スイカの代表的品種です。
このひとりじめシリーズは大きく分けて2種類のスイカがあります。
一つは丸い形のスイカ、もう一つは楕円形のスイカです。
ひとりじめシリーズは「富士光」、「春のだんらん」などと同じく、
「株式会社萩原農場」から販売されている品種です。
今回はひとりじめシリーズの中の丸い形をしているスイカを紹介します。
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小玉スイカのイメーズを変えた品種、ひとりじめ。
ひとりじめシリーズの元祖です。
その名前の通りひとりじめをして食べたくなるスイカです。
小玉スイカなので切ってその半分のまま、
スプーンで食べてもおいしく食べることもできます。
栽培もしやすく小玉スイカなのに裂果が少ないです。
大玉に負けないシャリ感、糖度が売りの小玉スイカ!
ひとりじめから紹介します。
■小玉スイカ ひとりじめ
◎特徴
・つるの勢いがやや強い
・雌花のつきが良く、低温でも花粉の出が良く、実のつきが良い
・果肉はしっかりとしていて大玉スイカに近いシャリ感があり、
糖度は13度程度と高く食味が良い
・果皮が薄いが実がしっかりしていて裂果や皮が裂けることが少ない
・果皮の色はやや薄く、縞模様が細い
◎栽培のコツ
・ハウス、トンネル栽培に適していて、
株間60cm3本仕立てで2果収穫、
株間75~85cm4~5本仕立てで3~4果収穫で、
17~20節の3番花に実をつけるようにする
・収穫時期は6~7月収穫では受粉後28~33日程度で収穫できる
・つるの勢いが強いのでつるボケを防ぐために元肥は控えめにする
・その他栽培は標準的な小玉スイカの育て方でじゅうぶん
小玉スイカは、10号鉢で2果採れます!
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ひとりじめ7(セブン)はひとりじめの改良品種で、
市場から消費者までみんなが知る小玉スイカです。
小玉スイカの中の代表品種とも言えます。
現在の小玉スイカの主要品種ともいえ、
北海道から高知、熊本と広い範囲でひとりじめ7が栽培されています。
一度食べたら忘れられない、風味と食味がとても良い小玉スイカです。
■小玉スイカ ひとりじめ7
◎特徴
・つるの勢いは中~やや強い
・雌花のつきや花粉の出が良く、実のつきが良い
・実の形はやや腰高の円球型
・実の大きさは2.0kg~2.5kgで揃いが良い小玉スイカ
・果皮は色濃く、ひとりじめよりやや太めの濃い縞模様
・また果皮が薄いが比較的しっかりしていて裂果や皮が裂けることが少ない
・果肉の色はひとりじめより濃い鮮紅色
・果肉はひとりじめよりややしっかりしていて、
大玉スイカに近いシャリ感があり食感が良い
・糖度は13度~14度以上と高く、風味と食味が良い
◎栽培のコツ
・ハウス栽培からトンネル栽培、地植え栽培と幅広い作型に適している
・株間は55~60cm3本仕立てで2果収穫では3番花に実をつけるようにして、
株間65~75cm4本仕立てで3果収穫で3~4番花に実をつけるようにする
・つるの勢いはひとりじめよりやや大人しいが、
チッソ過多は避け、施肥量はチッソを少なめにする
・その他栽培は標準的な小玉スイカの育て方で育つ
小玉スイカなのに、あなどれないシャリ感と爽やかな甘さ♪
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ひとりじめHMはシリーズの中でも、
高温期の栽培に適しているスイカで、比較的新しい品種です。
このひとりじめHMは主に山形県や高知県で栽培されている小玉スイカです。
■小玉スイカ ひとりじめHM
◎特徴
・つるの勢いは中~やや強い
・雌花のつきや花粉の出が良く、実のつきが良い
・実の大きさは2.0~2.5kgで揃いが良い
・実の形はやや腰高の円球形
・果皮はひとりじめ7同様にやや太めで濃い縞模様
・果肉の色は高温期でも変色が少ない桃紅色
・果肉はしっかりしていてひとりじめ7と同様に、
大玉スイカに近いシャリ感があり食感が良い
・糖度は13~14度と高く、風味と食味が最高
・果皮は薄いがしっかりとしていて裂果や裂皮が少なく、空洞果の発生も少ない
◎栽培のコツ
・ハウス栽培からトンネル栽培、地植え栽培と幅広い作型に適している
・株間55~60cm3本仕立てで2果収穫、65~75cm4本仕立てで3果収穫として、
3~4番花を中心に実をつけるようにする
・ひとりじめ7と同様に、チッソ過多は避け、施肥量はチッソを少なめにする
・収穫時期は4~5月収穫で受粉後34~40日、
6~7月収穫では29~35日で収穫できる
・その他栽培は標準的な小玉スイカの育て方で育つ
■参考
・スイカ 種からの育て方
・スイカ 鉢での育て方
・小玉スイカ 地植えの育て方
・小玉スイカ プランターの育て方
・スイカ 地植えの育て方
・スイカ プランターの育て方
朝ひかりSR
「朝ひかりSR」は、ひとりじめシリーズ、
春のだんらん、夏のだんらんなどと同様、
「株式会社萩原農場」から販売されている品種です。
朝ひかりSRは主に千葉県や熊本県、沖縄県で栽培される大玉スイカです。
この朝ひかりSRは株式会社萩原農場が1984年に育成を始めた、
祭ばやし、春のだんらん、夏のだんらんより、
比較的古くからあるスイカで、長く栽培されてきた品種です。
富士光よりやや遅い時期に育成をはじめ、
その後1995年に祭ばやしが育成を開始し、
現在の主要品種となるまでは全国主要産地の約4割を占める品種でした。
こちらの朝ひかりSRは現在でも各地で栽培されておりロングラン品種です。
朝ひかりSRの特徴は、綺麗な球形をしていて見た目も良く、
特に縞模様がはっきりと出て美しく、美味しそうで実際に美味しいことです!
また、つるの勢いが落ち着いていて大人しいので栽培しやすく、
低温での実のつきがとても良いので、着果が安定しています。
大玉スイカ特有のシャリ感もしっかり感じられ、
甘みもしっかりのっているので、長く栽培されてきたことにも納得です。
栽培の仕方によっては中玉大になってしまいますが揃いが良く、変形果が少ないです。
実のつきが良く、見た目も食味、食感も最高級と言われる、
朝ひかりSR、大玉スイカのなかでも栽培しやすいのでお試しください。
■朝ひかりSR
◎特徴
・他の品種に比べ、つるの勢いが落ち着いていて大人しく育てやすい
・低温でも雌花の着きや花粉の出が非常に良く、実のつきが良い
・変形果が少なく、実の揃いが良い
・栽培によっては中玉~大玉になる
・実の形は球形で果皮の色は濃い緑色をしていて、細く濃い縞模様が出る
・果肉は鮮明な紅色
・果肉はしっかりとしていてシャリ感があり、
繊維が少なく口に残ることが少なく食感が最高
・糖度は12~13度高く食味が良い
◎栽培のコツ
・熟期は中生で他の大玉スイカよりやや遅い
・収穫時期は5~6月収穫で受粉後43~47日で収穫ができる
・その他施肥量や栽培は標準的な大玉スイカの育て方でよく育つ
■参考
・スイカ 種からの育て方
・スイカ 鉢での育て方
・小玉スイカ 地植えの育て方
・小玉スイカ プランターの育て方
・スイカ 地植えの育て方
・スイカ プランターの育て方
春のだんらん 夏のだんらん
今回は、「春のだんらん」「夏のだんらん」を紹介します
まず、「春のだんらん」という品種です。
春のだんらんはスイカとメロンを専門に取り扱っている、
「株式会社萩原農場」の品種です。
この春のだんらんは低温に強いことから様々な地域で栽培していて、
福井県、愛知県、鳥取県、熊本県と比較的南ので栽培されています。
特に熊本県では周年栽培を行っていて、
とても早い時期(4月~5月)から市場で流通しています。
春のだんらんは気象変化に強く、また低温でも雌花のつきがよく、
雌花の数は、株式会社萩原農場の中でも1番の品種です。
そしてなんといってもこの春だんらんは、
各地域で早い時期からの栽培に適しています。
露地でトンネル栽培をすることができて、
早くスイカが食べたいという方は、育ててみてはどうでしょうか?
■大玉スイカ 春のだんらん
◎特徴
・つるの強さは中ほどで雌花のつきがよく、雌花の飛びが非常に少ない
・低温下での花粉の出が良いので実のつきが安定する
・しっかりと糖度がのり、糖度は13度以上で食味が良い
・果実の肥大性が良く、形も良い
・空洞果の発生が少ない
・果皮の色は濃く、縞模様がしっかりとしていてスイカらしい立派な見た目
・果肉はしっかりとしてシャリ感が強く、食感、日持ちも良い
・果肉の色は鮮やかな桃紅色で、カットしても鮮やかな見栄え
・トンネル栽培などの早い段階からの作型にも適している
◎栽培のコツ
・施肥量や仕立て方は標準的なスイカと同様
・つるの強さは中ほどで雌花のつきが安定しているので、
充実した節位まで待って、第3~4番果に実をつけるようにする。
・側枝は実がつくまでは切るようにして、
その後は実の肥大やつる伸びのバランスを見て側枝を切るようにする
・つるの先端で2~3本の側枝は残すようにする
・収穫時期はトンネル栽培で5月の収穫で開花後46日~52日、
露地栽培であれば43~45日で収穫が可能
・その他栽培は標準的な大玉スイカの育て方で育つ
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さて、「夏のだんらん」、名前の通り夏の作型に適しているスイカです
春のだんらんと同じでスイカとメロンを専門に取り扱っている、
「株式会社萩原農場」から出ている品種です。
夏のだんらんも春のだんらんと同じように、様々な地域で栽培されています。
北海道、新潟県、千葉県で主に栽培されています。
夏のだんらんも様々な地方、作型に適しています。
春だんらんとの違いは耐暑性に優れていて、
うるみ果が少なく、品質低下が起こりにくいです。
*うるみ果とは、肉質が悪くなる生理現象で、
スイカの場合、色が赤紫色に変わり熟し過ぎて軟化した状態となります。
春だんらんは早くからの植え付け、収穫が出来るのに対し、
夏のだんらんは夏に収穫するタイプのスイカで、
暑い時期でも安心して栽培ができます。
また高級スイカとしても栽培されており、栽培の仕方、地域によれば、
糖度が14度を超えることもあるとても甘いスイカになります。
暑い地域で栽培されるかたは「夏のだんらん」を選んでみてはどうでしょうか?
■大玉スイカ 夏のだんらん
◎特徴
・つるの勢いがやや強い
・雌花のつきがよく、雌花の飛びが非常に少ない
・低温下での花粉の発生がよく、実のつきも安定する
・春だんらんと同様に果肉がしっかりとしていてシャリ感が強く食味が良い
・果肉がしっかりしているので日持ちが良い
・果肉は鮮やかな桃紅色をしていてカットしても鮮やか
・糖度は12~14度と高めで食味が良い
・耐暑性が良く、高温時のうるみ果が少ないので品質低下が起こりにくい
◎栽培のコツ
・施肥量や仕立て方は標準的なスイカと同様ですが、
つるの勢いがやや強いのでつるボケを防ぐために元肥は控えめにする
・つるの強さがやや強いが雌花のつきが非常に安定しているので、
春だんらんと同様に3~4番果に実をつけるようにする
・その他栽培のコツは春だんらんや標準的な大玉スイカの育て方で育つ
■参考
・スイカ 種からの育て方
・スイカ 鉢での育て方
・小玉スイカ 地植えの育て方
・小玉スイカ プランターの育て方
・スイカ 地植えの育て方
・スイカ プランターの育て方
紅しずく
紅しずく
小玉スイカは小さくて食べやすく保存も楽で、栽培もしやすいのも魅力です。
紅こだまと同じように人気のある「紅しずく」を紹介します。
こちらはタキイ種苗から発売されています。
紅しずくは、空洞果、変形果が少なく品質が良いスイカが栽培でき、
家庭菜園でも作りやすいおいしいスイカで、
小玉スイカの中では肥大性がよく収量が高いです。
また小玉スイカで起こりやすいヒビ裂皮が少ない品種です。
紅こだまと紅しずく、どちらも美味しい小玉スイカです。
でもどう違うのでしょう?
育てやすさや食味を比較してみました。
◎紅こだまと紅しずくの違い
紅こだま 紅しずく
つるの勢い 強い 中
葉の大きさ 大きい 小さい
裂果 裂果しやすい 裂果しにくい
糖度 13度 12度~13度
食味はどちらも同程度、糖度はどちらかというと紅こだまのほうが高いです。
育てやすさで比べると、紅しずくが勝っています。
裂果も少ないので良いスイカができることが多いです。
スイカも品種によって特徴があるのでいろいろ育てると楽しいです。
初心者の方でも家庭菜園でも美味しいスイカを栽培できます
小玉スイカは、10号の鉢栽培で2果収穫できます
■小玉スイカ 紅しずく
◎特徴
・つるの勢いは中程度で葉がやや小さい。
1果収穫後でも側枝の回復が早いのでその後の着果の回転が早い
・実の揃いが良く変形、空洞果が少ない
・実の形は高球~やや腰高
・実の重さは2.5kg~2.8kgの小玉スイカ
・果肉は桃紅色をしていて低温期でも皮の際まで着色する
・糖度は12度~13度と高く安定し食味が良い
・適度にシャリ感があり食感が良い
・実の肥大性が良く収量性が高い
・果皮に粘りがあって裂果が少なく、ヒビ裂皮も少ない
・低温でも花粉の発生が良く着果が安定する
◎栽培のコツ
・仕立て方は4本整枝で3果、5本仕立てで4果着果にすると良い
・第1果は16~18節に実をつけるようにすると良い実がなる
・着果数を制限しすぎると長い球形になる場合があるので1株あたり3~4果程度にする
・収穫時期は開花後35~40日で収穫が可能、ラベルをつけるとわかりやすい
・その他標準的な小玉スイカの育て方をすれば美味しく育つ
■参考
・スイカ 種からの育て方
・スイカ 鉢での育て方
・小玉スイカ 地植えの育て方
・小玉スイカ プランターの育て方
・スイカ 地植えの育て方
・スイカ プランターの育て方