黒部スイカ
黒部スイカ C)野菜のタネのお買い物 太田のタネ
黒部スイカ、俵型の大きなスイカ、デパートなどで見かけたことはありませんか?
重さが10kg以上になる素晴らしいスイカを紹介します。
黒部スイカは入善ジャンボ西瓜として有名です。
歴史は古く、明治時代から育てられ、元は米国産のラットルスネーク種です。
入善町で栽培が始まって、荻生西瓜、縞皮すいかと名前が変わり、
黒部スイカと呼ばれるようになりました。
昭和57年からは入善ジャンボ西瓜と名称を変え、
より大きく、より甘いスイカを作っています。
入善町で育てられている黒部スイカの重さは、
15kg~25kg以上となり、とても大きいです。
輸送する際にはワラを編んださん俵と呼ばれる、
ワラの蓋みたいなものをスイカの上下に縛り付けてあります。
大きさも、見た目のインパクトも強いです!
見た目からは想像できない甘さと香りが感じられます。
とにかく大きいので、シェアして食べるのがオススメです。
持ち上げるのにも一苦労な黒部スイカ。
野口のタネ、太田のタネなどネットショップで、
「くろべスイカ」という名前で種が販売されています。
苗もその他のオンラインショップで購入できます。
ちょっとビックリ! 大きいスイカ作りに挑戦してみてください。
■大玉スイカ 黒部スイカ
◎特徴
・つるの勢いは中程度
・大きいので地植え栽培向け
・実の表面は薄い緑色に濃緑色の縞模様が出る、白っぽいのが特徴
・実の形は俵型
・一般的なスイカより皮が厚い
・長さは40cmくらいで直径が30cmくらいと、とても大きい
・実の重さは10kg以上、栽培によっては15kg~25kg以上になる
・果肉の色は鮮紅色
・糖度は12度くらい
・実はしっかりしていてシャリ感がある
◎栽培のコツ
・子づる4本~5本仕立てにして、最初は3果くらいを着けて形の良いものを残す
・1株につき1果にすると大きいスイカができる
・肥大力が強いので、追肥が遅れないようにする
・ワラなどを敷くと形の良いものができる
・収穫時期は受粉後50日くらいで収穫できる
・基本的には一般的な大玉スイカと同じように育てる
*詳しい育て方は、後述します。
■参考
・スイカ 地植えの育て方
・スイカ プランターの育て方
・スイカ 鉢での育て方
・小玉スイカ 地植えの育て方
・小玉スイカ プランターの育て方
赤こだま
赤こだま
赤こだま、紅こだまと名前が似ていますが、
こちらは株式会社大和農園から販売されている小玉スイカです。
美味しいスイカを育てるには?
こちらを読んでいただくと、
お勧め品種で名前が上がっているのが夏武輝と赤こだま。
夏武輝は大玉スイカで、赤こだまは小玉スイカです。
赤こだまは小玉スイカの定番品種で、昔から育てられています。
どこか懐かしい味がして美味しいスイカです。
今は糖度が高い甘いスイカが多いですね。
甘いスイカもおいしいですが、スイカはそれだけではありません。
赤こだまは一般的な小玉スイカより平均糖度は落ちます。
十分甘いのですが、この赤こだまは甘すぎず、
さっぱりとした甘さが感じられ、食べやすいです。
もちろん、甘く育ててもおいしく食べられます。
普通に栽培するとさっぱりとして、
一玉では物足りない、もっと食べたいと思ってしまう味です。
赤こだまは着果もよく、収量も多いのでたくさん食べられます。
地植えはもちろんプランターでも育てやすいですし、
初心者向けの品種になっています。
種は各種苗店で、苗は通販で販売されています。
甘すぎずさっぱりとしていて、
昔ながらの懐かしいスイカの味を堪能してください。
赤こだまは、毎年育てています!
■小玉スイカ 赤こだま
◎特徴
・地植え栽培、ハウス栽培、プランター栽培に向いていて、初心者で作りやすい
・つるの勢いはやや強い
・つる持ちが良い
・着果が良いので収量も多い
・実の形や重さの揃いが良い
・実の表面は薄い緑色に、緑色の細い縞模様が出る
・形は正球~腰高球になる小玉スイカ
・実の重さは2kg前後
・果肉の色は鮮紅桃色
・実はしまっていてシャリ感がある
・糖度は11度~12度くらいで、さっぱりとした甘さ
◎栽培のコツ
・つるの勢いがやや強いので、元肥は控えめにする
・収穫時期は受粉後、35日程度で収穫できる
・その他栽培方法は小玉スイカと同じように栽培する
■参考
・スイカ 地植えの育て方
・スイカ プランターの育て方
・スイカ 鉢での育て方
・小玉スイカ 地植えの育て方
・小玉スイカ プランターの育て方
金の卵
表面が黒、縞模様は見たことがあると思いますが、
黄色のスイカを見たことがありますか?
金色のたまごのような外見をしていて、形も卵形。
果肉は赤色の小玉スイカ、金のたまごを紹介します。
名前の通り、見た目は綺麗な黄色をしています。
うっすらと濃い黄色の縞模様が出て、
形は楕円形をしているのが特徴です。
まるで卵のようです。
スイカはよく鳥の被害に合ってしまいます。
金のたまごはその見た目から、鳥の被害が少ない傾向があります。
また、皮がしっかりしているので、
被害が出たとしても小さい被害で済むことが多いです。
栽培に関してですが、表面が黄色いスイカなので、
しっかりと着色させることがポイントになります。
葉が覆いかぶさらないようにして、
何回かスイカを回しながら着色させてあげると、綺麗な黄色になります。
果肉は赤色で、カットすると表面の黄色との色合いがとても綺麗です。
香りも強く感じ、食味もしっかりと甘さを感じられるスイカです。
小玉スイカではやや皮が厚めですが、皮の際までおいしく食べられます。
見た感じが美しく、果肉の色が鮮やかなのでおもてなしにもピッタリです。
少し珍しいスイカを育ててみませんか?
この愛らしい存在感!
[金のたまご]
■小玉スイカ 金のたまご
◎特徴
・つるの勢いはやや強い
・うどん粉病や炭そ病に強い
・葉脈の色が黄白色になる
・実の表面は黄色で濃い黄色の縞模様が出る
・果肉は紅赤色をしていてカットするとコントラストが美しい
・形は楕円形
・実の重さは2.5kg~3kg
・肉質はしっかりしていて、シャリ感がある
・カットするとスイカの甘い香りが強く感じられる
・香りも食味も甘く感じられる
・表面の色から、鳥による被害が少ない
◎栽培のコツ
・花は全体的に黄色がかっていますが、死に花ではないので取らないように注意する
・仕立て方は4本仕立てで3~4果収穫にする
・低節位に実をつけてしまうと、水分が少ない実ができるので気をつける
・そのままだと綺麗に着色しないので、玉をずらしながら着色させるようにする
・その他栽培方法は小玉スイカと同じように栽培する
■参考
・スイカ 地植えの育て方
・スイカ プランターの育て方
・スイカ 鉢での育て方
・小玉スイカ 地植えの育て方
・小玉スイカ プランターの育て方
ブラックブッシュ
ブラックブッシュ C)サカタのタネっと
ブラックブッシュ、放任栽培できる大玉スイカです。
最低限の手入れだけでスイカを育てられたら楽ですね。
地植え栽培でもベランダなどで鉢、プランター栽培でも、
コンパクトに育てられる大玉スイカです!
何故コンパクトに栽培できるのかというと、
このブラックブッシュは節間が詰って生長します。
節間が詰っていることで広がりが小さくなり、
コンパクトで省スペースになります。
また、地植え栽培では、株間を縮めることができます。
通常、品種によりますが、大玉スイカの株間は150㎝くらい取ります。
このブラックブッシュは45cm~50cmくらいで良いです。
株間が狭くなり、植え付け本数を増やすことができるので収穫量が増えます。
地植え栽培の場合は、トンネルを作って栽培するようにします。
なにより仕立てた後の手入れが要らないというのが楽ですね。
普通、スイカの栽培は仕立てた後も手を入れることが多いですが、
こちらは放任で栽培ができます。
楽に育てられるブラックブッシュ、たくさん育ちたくさん収穫できます!
[ブラックブッシュ]
■大玉スイカ ブラックブッシュ
◎特徴
・つるの勢いが強い
・株間を狭めてコンパクトに栽培できるので、本数を増やせば収量が増える
・放任栽培ができる
・実の表面は黒く、うっすら縞模様が出る
・実の重さは6~8kgで、2果収穫はやや小さめの4~6kgになる
・果肉は紅色でやや硬く、シャリ感がある
・糖度は12度以上と高く安定する
◎栽培のコツ
・つるの勢いが強いので、元肥は少なめにする
・また、つるの勢いが強いときには、受粉させるときに受粉させる株の生長点を摘心する
・仕立て方は親づる1本、子づる2本の3本仕立てで1果、または2果収穫にする
・親づるに実をつけるようにし、2果収穫の場合は親づると子づるに実をつける
・仕立て後の栽培は子づる、孫づる共に放任できる
・1番花、2番花に実をつけると実が小さくなるので、
着果位置は23~25節くらいの3番花につけるようにする
・収穫時期は受粉後、35日くらいで収穫できる
・その他栽培方法は大玉スイカと同じように栽培する
■参考
・スイカ 地植えの育て方
・スイカ プランターの育て方
・スイカ 鉢での育て方
・小玉スイカ 地植えの育て方
・小玉スイカ プランターの育て方
マダーボール
マダーボール C)北の逸品・北海道
ラグビー形をした小玉の赤肉スイカ、マダーボールを紹介します。
こちらはみかど協和株式会社から販売されている品種です。
マダーボールには他にも3品種ありますので全て紹介していきます。
マダーボールシリーズに共通することは、どれもつるの勢いが強いことです。
元肥は控えめにしてつるボケを防ぎます。
また、着果が良いのでたくさん収穫できます。
接ぎ木のいらない品種もありますので、栽培を検討されてみては?
[マダーボール]
■小玉スイカ マダーボール
◎特徴
・極早生品種
・つるの勢いは強い
・実の表面は緑色に濃緑色の細い縞模様が出る
・楕円形をしている小玉スイカ
・果肉の色は濃紅桃色
・食感はセンイが少なく、しまっていてシャリ感がある
・糖度は12~13度と高く安定し、食味食感ともに良い
・実の重さは2.2kg前後
・縦の長さは大体20cm前後
・変形果、空洞果になりにくい
・ハウス、トンネル、地植え栽培に適している
◎栽培のコツ
・つるの勢いが強いので、元肥は控えめにする
・栽培方法は一般的な小玉スイカと同様
・収穫時期は受粉後40日程度で収穫できる。
■小玉スイカ マダーボール66
こちらはマダーボールの姉妹品種になります。
◎特徴
・つるの勢いはやや強い
・ほとんどの特徴はマダーボールと同様
・果肉の色は鮮紅桃色
・皮が薄いので皮際まで食べられる
・糖度は12度以上と高く安定する
・実の重さは1.8kg~2.5kg
・果肉、果皮の両方が硬く、裂果しにくく、日持ちも良い
◎栽培のコツ
・つるの勢いがやや強いので、元肥は控えめにする
・栽培方法は一般的な小玉スイカと同様
・マダーボールと同様に収穫時期は受粉後40日程度で収穫できる。
■小玉スイカ FRマダーボール
こちらは新品種で、接ぎ木のいらない品種です。
◎特徴
・つるの勢いは強い
・接ぎ木のいらないスイカ品種
・自根スイカ特徴の食味、食感、香りがある
・実の表面は緑色に濃緑色のやや太い縞模様が出る
・形は他の品種と同様に楕円形
・果肉は鮮紅桃色
・皮が薄いので皮際まで食べられる
・実の重さは2kg前後
・糖度は12度以上と高く安定する
◎栽培のコツ
・つるの勢いが強いので元肥は控えめにする
・栽培方法は一般的な小玉スイカと同様
■小玉スイカ ゴールドマダーボール
マダーボールの中の黄色いスイカです。
他のマダーボールと違ってつるの勢いが大人しいです。
◎特徴
・極早生品種
・つるの勢いは中程度
・実の表面は緑色に濃緑色の独特な縞模様が出る
・形は他の品種と同様に楕円形
・果肉はクリーム色または黄色
・食感はやわらかく、食味はさわやか
・その他特徴は他のマダーボールと同様
◎栽培のコツ
・栽培方法は一般的な小玉スイカと同様
・マダーボールと同様に収穫時期は受粉後40日程度で収穫できる。
■参考
・スイカ 地植えの育て方
・スイカ プランターの育て方
・スイカ 鉢での育て方
・小玉スイカ 地植えの育て方
・小玉スイカ プランターの育て方