黒部スイカ 育て方
黒部スイカ C)野口のタネ オンラインショップ
黒部スイカ、大きいので育てるのは難しいのでは? と思いますが、
基本的には一般的な大玉スイカと同じように栽培します。
売られているものと同様な味や大きさをできるだけ再現できるよう、
黒部スイカを育てるときのポイントや、
一般的な大玉スイカの育て方と少し異なる部分をご紹介します。
■黒部スイカ 育て方
・種まき
ポットに種をまく場合は3月くらいから種まきをします。
直播きの場合は5月~6月くらいに種まきをします。
発芽するときに光を嫌うのでどちらも土を厚めに被せます。
発芽適温は30度と高めなので、暖かい場所に置いたり、
直播きならキャップを被せて温度を確保します。
・植え付けの準備
一般的なスイカと同じように日当たりが良く、水はけの良い場所を選びます。
つるの勢いは普通なので、施肥量は普通で良いです。
畝幅は一般的な大玉スイカと同様で畝幅は150cm~200cmくらいにします。
株間も同様ですが、葉が大きいので大体200cmくらいと、少し広めにとっておきましょう。
植え付け、水やりも一般的なスイカと同じように行います。
・仕立て方
子づる4本、または子づる5本で仕立てます。
親づるの摘心は実が着いたのを確認してから行います。
・人工受粉
一般的なスイカと同じように行います。
・摘果
着果位置は20節前後で、実は3~4果くらいつけておいて、
その中で形の良いものを残して摘果します。
大きいものを作るときは1株につき1果にすると、より大きいスイカが出来ます。
摘果する時期は実が電球くらいの大きさになってから行います。
同時に追肥もします。
・追肥
こちらも一般的なスイカと同じように行います。
大きくなるので少し多めくらいにしましょう。
・玉直し
綺麗な形、色にするために玉直しをします。
スイカの下にワラを敷いておくと良いです。
形がいびつになってしまうこともありますが、それでも十分です。
・収穫時期
受粉後、50日くらいで収穫できます。
・種について
黒部スイカの種は完熟しても白っぽい色をしています。
これを取っておくと、来年また黒部スイカが育てられます。
*詳しい大玉スイカの育て方については、こちらをご覧ください。
>>スイカ 地植えの育て方
黒部スイカ
黒部スイカ C)野菜のタネのお買い物 太田のタネ
黒部スイカ、俵型の大きなスイカ、デパートなどで見かけたことはありませんか?
重さが10kg以上になる素晴らしいスイカを紹介します。
黒部スイカは入善ジャンボ西瓜として有名です。
歴史は古く、明治時代から育てられ、元は米国産のラットルスネーク種です。
入善町で栽培が始まって、荻生西瓜、縞皮すいかと名前が変わり、
黒部スイカと呼ばれるようになりました。
昭和57年からは入善ジャンボ西瓜と名称を変え、
より大きく、より甘いスイカを作っています。
入善町で育てられている黒部スイカの重さは、
15kg~25kg以上となり、とても大きいです。
輸送する際にはワラを編んださん俵と呼ばれる、
ワラの蓋みたいなものをスイカの上下に縛り付けてあります。
大きさも、見た目のインパクトも強いです!
見た目からは想像できない甘さと香りが感じられます。
とにかく大きいので、シェアして食べるのがオススメです。
持ち上げるのにも一苦労な黒部スイカ。
野口のタネ、太田のタネなどネットショップで、
「くろべスイカ」という名前で種が販売されています。
苗もその他のオンラインショップで購入できます。
ちょっとビックリ! 大きいスイカ作りに挑戦してみてください。
■大玉スイカ 黒部スイカ
◎特徴
・つるの勢いは中程度
・大きいので地植え栽培向け
・実の表面は薄い緑色に濃緑色の縞模様が出る、白っぽいのが特徴
・実の形は俵型
・一般的なスイカより皮が厚い
・長さは40cmくらいで直径が30cmくらいと、とても大きい
・実の重さは10kg以上、栽培によっては15kg~25kg以上になる
・果肉の色は鮮紅色
・糖度は12度くらい
・実はしっかりしていてシャリ感がある
◎栽培のコツ
・子づる4本~5本仕立てにして、最初は3果くらいを着けて形の良いものを残す
・1株につき1果にすると大きいスイカができる
・肥大力が強いので、追肥が遅れないようにする
・ワラなどを敷くと形の良いものができる
・収穫時期は受粉後50日くらいで収穫できる
・基本的には一般的な大玉スイカと同じように育てる
*詳しい育て方は、後述します。
■参考
・スイカ 地植えの育て方
・スイカ プランターの育て方
・スイカ 鉢での育て方
・小玉スイカ 地植えの育て方
・小玉スイカ プランターの育て方