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スイカ栽培 名人

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2016年収穫しました、うまい!

 

 

夏のご馳走、風物詩でもあるスイカは、
育てる人がいなければ流通することができません。

 

私たちの食卓においしいスイカがのぼるのは、
一生懸命スイカを栽培してくれる農家さんがあってのことです。

 

農家の方も、買ってくれる消費者がいなければ商売は成立しません。
消費者が買いたいと思うスイカを育て上げるスイカ栽培 名人とは?

 

 

[スイカ栽培 名人]

 

 

■購入者の気持ち

スイカを買う時、まず何を見ますか?
形? 大きさ? カットスイカなら果肉の色? すでに計測されている糖度?
チェックするところは色々ですが、消費者にとって重要なのが値段です。

 

スーパーや八百屋さん、直売所などで売られているスイカを購入する時、
まず、確認するのは品質と価格です。

 

それはスイカに限ったことではなく、他の野菜でも同じです。
日常的に食べる野菜であれば、サイズや数に見合った値段、
あるいはそれより安い値段を望みます。

 

ところが、スイカの場合は少し高くても買うことがあります。
これはなぜなのでしょうか。

 

日常的によく食べる野菜といえば、
タマネギ、ジャガイモ、ニンジン、トマト、ダイコンなどなど。

 

これらの野菜は、品質が良く珍しい品種でも、1袋1000円もは出せません。
日常的に食べるものだからこそ、一定水準の品質でも問題ないのです。

 

ところがスイカの場合は、1年を通しても旬が夏から動きません。
そのため、夏の間に食べる嗜好品という感じがします。

 

冬でも、夏が旬のスイカが冬にも食べられる珍しい嗜好品として扱われます。
嗜好品なら、少し値段が高くても品質の良いものを買いたくなるのが消費者です。

 

中には安ければそれで良いという人もいますが、
大多数の人が「どうせ食べるなら」という気持ちが働き、
多少高値でも良い物にはお金を払います。

 

珍しい、糖度が確定しているスイカは、
高値がついても売れ残ることが少なくなるようです。

 

 

■直売の強み

 

最近増えてきているのが、直売所です。
野菜や果物を生産者が直接販売するため運送・手数料がなく安価で販売されます。

 

A級品として出荷できなかった傷ものやB級品といったものも店頭に並び、
さらに安い値段で買えたり、いつもと同じ値段でも容量が大きかったりします。

 

こういった直売所では、生産者の名前が張り付けられていることが多く、
どんな人が手にとった野菜や果物を作ったのか分かるのも魅力の1つです。

 

特に果物は、管理法などによって味が変わるので、
毎年同じ人が出すものしか買わないという方もいるほどです。

 

スイカも同様で、育てるのがうまい人が出しているスイカは、
いつ買っても品質が良いということが多いです。

 

こうなると、同じ人が出しているスイカを買いたくなるものです。
顔が見えないスーパーならともかく、顔や名前が分かる直売所だからこそ、
B級品でも味が良いことが分かれば、リピーターが出てきます。

 

そうなればA級品として出荷できなかったものでも、
処分したり自分たちで消費せず、売り切って売り上げにすることができるのです。

 

直売所に出すものだから、悪いもので良いという意味ではありません。
直売所のスイカは、A級品として出荷できないけれど良品であることが大切です。
安かろう悪かろうでは、消費者はついてきてくれません。

 

 

benikodama2016

2016年紅こだま、とても作りやすく甘くてシャリ感もいいです!

 

 

■スイカ栽培の名人とは?

スイカはもともとが丈夫な植物なので、天候や環境が合っていれば、
すくすくと育っておいしい実をつけます。

 

ところが、このスイカに合った天候や環境というのが難しいのです。
天候は毎年まったく同じとは限りません。

 

ある年は雨が多く日照時間が短くなり、
ある年は気温が上がらないといったことが起こります。

 

この天候不順の時にも、おいしく高品質のスイカを育てられるのが名人です。
また、市場ではスイカは夏が旬で、出荷が他の農家と重なることも多いです。

 

ところがスイカの最盛期ではなく、少し早めや遅めといった、
時期をずらしての出荷をするかたがいます。

 

時期がずれていたとしても、品質が良ければそれだけ高値がつきますし、
珍しさも相まってさらに価格は高まります。

 

こういった、時期をずらしての出荷がうまく調整できる人も、名人といえます。
ではいったい、普通に育てている人と名人との差はなんなのでしょうか。

 

名人の人々が実践しているのは、苗を購入せず自分で育苗していること。
それから、圃場の整備や栽培中の管理に長年培った工夫があります。

 

購入する苗は不良品であることもあるため、
信じられる自分の手で育苗するという人が多いようです。

 

スイカを育てる場所である圃場の整備も、栽培中の管理の工夫も、去年より今年、
今年より来年、よりおいしいスイカを作るためには必要なことです。

 

つまり、おいしいスイカを育てる情熱、高い向上心があり研究熱心であること、
さらにバシッと行動し栽培することが、名人となる秘訣のようです。

 

■参考
・スイカ 地植えの育て方
・スイカ プランターの育て方
・スイカ 鉢での育て方
・小玉スイカ 地植えの育て方
・小玉スイカ プランターの育て方
・スイカ 収穫時期の見分け方

 

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スイカ栽培 Q&A