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スイカ 1株に3~4個着果させて良い?
大玉スイカが3個~!!!
スイカを育てる時、1株で何個の実をつけるのか考えるとワクワクします。
けれど、キュウリやゴーヤのような、他のウリ科に比べると、
スイカは実が大きい分、1株で育てられる実の数は限られてきます。
基本の育て方には、スイカ1株で1個~2個と書かれていることが多いですが、
3~4個のスイカを着果させても良いものでしょうか。
[スイカ 1株に3~4個着果させて良い?]
■基本の着果は1~2個
スイカは、親づるから子づるを複数発生させて伸ばし、そこに実をつけさせます。
親づるは1本しかありませんが、子づるは複数発生します。
その中でも生育の良いものを2本~4本残し、あとは摘み取ります。
うまくいけば、1本のつるに複数の実がつきますが、
育ちの良さそうなものを残し、あとは摘果するのが基本です。
栽培するエリアが限られている家庭菜園では、
残す子づるの本数も少なくなることが多いですし、
ついた実はできるだけ育て収穫したくなるものです。
このような場合、スイカ 1株に3個や4個など、
たくさんの実を育てることはできるのでしょうか。
大切に育てていると、本当可愛くなります
■大玉スイカの場合
結論からいうと、大玉スイカの場合は、
残して収穫する実は、1個~2個にしておいた方が良いでしょう。
というのも、大玉スイカは、他の中玉や小玉と比べると、
1個の実のサイズがとても大きいです。
1株に3個や4個の実をつけると、養分や水分が分散し、
思ったほど大きく実が育たず、甘みが落ちやすいです。
中には実を大きくしようと頑張った結果、株全体の調子が悪くなり、
すべての実が熟す前に枯れてしまう、ということもあります。
もし大玉品種を育てているけれど、収穫できた実のサイズや味は問わない、
途中で枯れても構わないということであれば、挑戦してみても良いでしょう。
株の状態が良ければ、小玉~中玉クラスの実を多く収穫できるかもしれません。
この場合、つるの本数はできるだけ多くしておくのが良いです。
つるの本数を多くしておけば、養分を作る葉の数も増えるため、
実が育ちやすくなります。
ただし、つるの本数を多くすれば良いというものでもありません。
つるの本数を多くしすぎると、どうしても繁茂して管理が難しくなりますし、
根が地上部の生長に追いつけずに弱ることもあります。
つるの本数は4本までとし、様子を見ながら調整するのが一番でしょう。
ラグビーボール型のスイカは育てやすいです
■小玉スイカ~中玉スイカの場合
小玉スイカと中玉スイカは、大玉スイカよりも実のサイズが小さく、
着果から収穫までの日数も短いので、家庭菜園でも人気があります。
草勢が強く、着果率も実の肥大性も良い品種が多いので、
小玉スイカや中玉スイカであれば、1株で3個や4個の収穫も可能です。
小玉スイカや中玉スイカの場合、着果から収穫までの期間が短いので、
1度着果させたつるにもう1度実をつけさせることも可能です。
1本のつるに2個の実をつけるので、つるの本数が少なくても、
4個収穫ができる可能性が高いのです。
もちろん、つるを4本仕立てにして、各つるに1個ずつ着果させる方法もあります。
あるいは、1本を遊びづるにして3本に着果させ、
勢いのあるつるに次の実を着果させるという方法もあります。
■参考
・スイカ 地植えの育て方
・スイカ プランターの育て方
・スイカ 鉢での育て方
・小玉スイカ 地植えの育て方
・小玉スイカ プランターの育て方
・スイカ 吊り栽培