スイカ いつから育てられる?
大玉スイカもプランターで育てられます
スイカを家庭菜園で育てることができたら、
収穫したてのスイカを冷やして食べることができます。
自分で大切に育てたスイカの香りと美味しさは、格別です。
スイカを家庭菜園で育てるには、いつから育てれば良いのでしょうか。
スイカ苗 通販 販売
さまざまなスイカ苗 C)楽天市場
スイカ苗は、ホームセンターなどの実店舗であれば、
5月上旬頃から販売が始まります。
けれど、インターネット通販であれば、ようやく暖かくなってきた2月や3月でも、
スイカ苗の予約が開始されている場合があります。
早めに通販でチェックしておくことで、スイカ苗の買いそびれを防げるので、
今のうちから選んで予約・購入しておきましょう。
白いスイカ 値段
幻の白いスイカ 銀世界 C)園芸ネット
スイカといえば、緑と黒の縞模様をした皮の中に、真っ赤な果肉が詰まっていて、
黒い種がちらほらと入っているものを想像する方が多いのではないでしょうか。
スイカの果肉といえば、赤色が主流ですが、
中には黄色やオレンジ色といった変わり種もあります。
変わり種の中でも、さらに珍しいのが、白いスイカです。
果肉が白から淡い黄色がかったクリーム色をしているのが特徴で、
あっさりとした味わいと柔らかい食感が魅力です。
スイカの果肉が白いと、まだ熟していないのかと残念な気持ちになりますが、
白いスイカは果肉が白くても熟しています。
この珍しい白いスイカは、どれくらいの値段で売られているのでしょうか。
植木スイカ
植木スイカ C)熊本のフルーツふるさと果樹園安田
植木スイカが最近人気があるのはご存知でしょうか。
スーパーや百貨店で見かけることもありますし、
ネットショップで見かけることも多いです。
植木スイカとはどういったものなのでしょうか。
■植木スイカとは
植木スイカは、熊本県の植木で栽培されたブランドスイカです。
熊本県自体がスイカの名産地として有名ですが、
その中でも植木は特においしいスイカを育てる名人が多い地域の1つです。
その植木で育てられたスイカが、現在では植木スイカとして販売されています。
植木の農家の方たちが、努力と向上心を持って育て上げたスイカは、
甘みが強く爽やかで、シャリっとした食感も美味で、とても人気があります。
自宅で家族で楽しんでも、レジャーで友達と味わっても、
贈答用として大切な方に贈っても喜ばれるスイカです。
■植木スイカの特徴
植木スイカには、おいしいスイカの特徴が詰まっています。
・甘さが12度以上
・皮がやや硬め
・皮際まで甘い
・歯触りの良いシャリ感
・スイカらしい縞模様
・真っ赤でジューシーな果肉
・果肉がよく詰まっていて空洞果が少ない
これらのおいしいスイカの特徴を持っている植木スイカですが、
育てているスイカは特別な品種というわけではありません。
果肉が黄色い目を引くような珍しい品種でも、特別に改良された品種でもない、
一般的によくあるタイプの品種です。
スイカといえばイメージする緑と黒っぽい緑のストライプ、
切ってみると中は鮮やかな赤色で、黒い種とのコントラストが美しいです。
一口かじれば、甘くてみずみずしいスイカの果汁と、
爽やかなスイカ特有の香りが広がります。
最初はそのままで、後半は塩を軽くふって食べてもおいしいですよ。
■植木スイカ おいしさの秘密
植木がなぜスイカの産地として優れているのか、理由はいくつかあります。
まず1つ目は、植木がスイカ栽培に適した場所であることです。
スイカ栽培には高温が必要となりますが、
実は夜間はそれほど高温でない方がおいしいスイカが育ちます。
昼間は太陽の光が当たるため、スイカは光を受けて光合成を行います。
光合成をすることでできた養分は、葉や実に蓄えられておいしさに変わります。
ところが、夜間は光がないため、気温が高いと生長を続けようとするため、
溜めた養分を生長に使ってしまいます。
夜間の気温が低い場所は、生長が抑えられ溜めた養分を使うことがないのです。
そのため、昼間に作られた養分が溜まりに溜まり、植木スイカの特徴である、
濃い甘みに変わっていくのです。
もう1つは、植木スイカを育てている農家の方の意識の高さです。
すでにスイカを育てる技術は一級品です。
それにも関わらず、技術の向上のため、
スイカをおいしくするための努力はとどまることを知りません。
今が最高、これよりおいしくはできないと努力することをやめず、
もっと甘く香り高く、さらにおいしいスイカを育てたいという農家の方の気持ちが、
おいしい植木スイカを育てているのです。
■参考
・スイカ 地植えの育て方
・スイカ プランターの育て方
・スイカ 鉢での育て方
・小玉スイカ 地植えの育て方
・小玉スイカ プランターの育て方
・スイカ 収穫時期の見分け方
スイカ栽培 名人
2016年収穫しました、うまい!
夏のご馳走、風物詩でもあるスイカは、
育てる人がいなければ流通することができません。
私たちの食卓においしいスイカがのぼるのは、
一生懸命スイカを栽培してくれる農家さんがあってのことです。
農家の方も、買ってくれる消費者がいなければ商売は成立しません。
消費者が買いたいと思うスイカを育て上げるスイカ栽培 名人とは?
[スイカ栽培 名人]
■購入者の気持ち
スイカを買う時、まず何を見ますか?
形? 大きさ? カットスイカなら果肉の色? すでに計測されている糖度?
チェックするところは色々ですが、消費者にとって重要なのが値段です。
スーパーや八百屋さん、直売所などで売られているスイカを購入する時、
まず、確認するのは品質と価格です。
それはスイカに限ったことではなく、他の野菜でも同じです。
日常的に食べる野菜であれば、サイズや数に見合った値段、
あるいはそれより安い値段を望みます。
ところが、スイカの場合は少し高くても買うことがあります。
これはなぜなのでしょうか。
日常的によく食べる野菜といえば、
タマネギ、ジャガイモ、ニンジン、トマト、ダイコンなどなど。
これらの野菜は、品質が良く珍しい品種でも、1袋1000円もは出せません。
日常的に食べるものだからこそ、一定水準の品質でも問題ないのです。
ところがスイカの場合は、1年を通しても旬が夏から動きません。
そのため、夏の間に食べる嗜好品という感じがします。
冬でも、夏が旬のスイカが冬にも食べられる珍しい嗜好品として扱われます。
嗜好品なら、少し値段が高くても品質の良いものを買いたくなるのが消費者です。
中には安ければそれで良いという人もいますが、
大多数の人が「どうせ食べるなら」という気持ちが働き、
多少高値でも良い物にはお金を払います。
珍しい、糖度が確定しているスイカは、
高値がついても売れ残ることが少なくなるようです。
■直売の強み
最近増えてきているのが、直売所です。
野菜や果物を生産者が直接販売するため運送・手数料がなく安価で販売されます。
A級品として出荷できなかった傷ものやB級品といったものも店頭に並び、
さらに安い値段で買えたり、いつもと同じ値段でも容量が大きかったりします。
こういった直売所では、生産者の名前が張り付けられていることが多く、
どんな人が手にとった野菜や果物を作ったのか分かるのも魅力の1つです。
特に果物は、管理法などによって味が変わるので、
毎年同じ人が出すものしか買わないという方もいるほどです。
スイカも同様で、育てるのがうまい人が出しているスイカは、
いつ買っても品質が良いということが多いです。
こうなると、同じ人が出しているスイカを買いたくなるものです。
顔が見えないスーパーならともかく、顔や名前が分かる直売所だからこそ、
B級品でも味が良いことが分かれば、リピーターが出てきます。
そうなればA級品として出荷できなかったものでも、
処分したり自分たちで消費せず、売り切って売り上げにすることができるのです。
直売所に出すものだから、悪いもので良いという意味ではありません。
直売所のスイカは、A級品として出荷できないけれど良品であることが大切です。
安かろう悪かろうでは、消費者はついてきてくれません。
2016年紅こだま、とても作りやすく甘くてシャリ感もいいです!
■スイカ栽培の名人とは?
スイカはもともとが丈夫な植物なので、天候や環境が合っていれば、
すくすくと育っておいしい実をつけます。
ところが、このスイカに合った天候や環境というのが難しいのです。
天候は毎年まったく同じとは限りません。
ある年は雨が多く日照時間が短くなり、
ある年は気温が上がらないといったことが起こります。
この天候不順の時にも、おいしく高品質のスイカを育てられるのが名人です。
また、市場ではスイカは夏が旬で、出荷が他の農家と重なることも多いです。
ところがスイカの最盛期ではなく、少し早めや遅めといった、
時期をずらしての出荷をするかたがいます。
時期がずれていたとしても、品質が良ければそれだけ高値がつきますし、
珍しさも相まってさらに価格は高まります。
こういった、時期をずらしての出荷がうまく調整できる人も、名人といえます。
ではいったい、普通に育てている人と名人との差はなんなのでしょうか。
名人の人々が実践しているのは、苗を購入せず自分で育苗していること。
それから、圃場の整備や栽培中の管理に長年培った工夫があります。
購入する苗は不良品であることもあるため、
信じられる自分の手で育苗するという人が多いようです。
スイカを育てる場所である圃場の整備も、栽培中の管理の工夫も、去年より今年、
今年より来年、よりおいしいスイカを作るためには必要なことです。
つまり、おいしいスイカを育てる情熱、高い向上心があり研究熱心であること、
さらにバシッと行動し栽培することが、名人となる秘訣のようです。
■参考
・スイカ 地植えの育て方
・スイカ プランターの育て方
・スイカ 鉢での育て方
・小玉スイカ 地植えの育て方
・小玉スイカ プランターの育て方
・スイカ 収穫時期の見分け方