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スイカ 連作
スイカは、収穫するときに達成感の大きい野菜です
スイカは、連作障害の起きやすい野菜です
スイカの連作とその障害、
連作障害の予防対策についてご紹介します。
[スイカ 連作]
■スイカ 連作
1.連作とは?
同じ畑、同じ場所、同じ土などで連続して同じ野菜、
または同じ科の野菜育てることを連作と呼びます。
<例>
・前年にトマトを植えたところにナスを植える(同じナス科)
・前年にスイカを育てたところにスイカを育てる(同じ作物)
両者とも、連作に当たります。
連作を避けてください、しないようにしてくださいと、言われますが、
これは連作することで連作障害が起こるからです。
では連作障害とは何でしょう?
2.連作障害とは?
連作により、土の中の微生物が偏り、病原菌、有害線虫が増え、
土中のバランスが傾き、養分も少なくなります。
すると野菜の生長が悪くなったり病気にかかりやすくなるのです。
スイカは、連作障害の起きやすい作物なので、
連作をせずに、最低5~6年、できれば7年間、栽培期間を空けましょう。
3.連作障害の症状や病気は?
・生育が極端に悪くなる
・突然枯れる
・病気にかかりやすい
主にこの3つになります。
しかし、どうしても同じ場所で育てる場合も出てきますね。
プランター栽培なら土を変えるだけで良いのですが、
地植え栽培では、土をすべて変えるわけにはいきません。
>>スイカの病気
4.予防対策
・耐病性苗、接ぎ木苗を使う
耐病性の強い苗や接ぎ木苗を使うと、病害を防除することができます。
>>接木苗とは?
・輪作
地植え栽培にお勧めの方法です。
畑を何区画かに分けて、ローテーションしていく方法です。
地植え栽培は簡単に土を変えることができないので、
耐病性苗、接ぎ木苗を使うことと輪作を組み合わせて対策してください。
プランター栽培の場合は、土を入れ替えることができるので
土を使いまわしにせず、新しく入れ替えて栽培するのが安心です。
・太陽熱消毒
太陽熱を利用する消毒の方法は、地植え栽培に向いています。
夏の収穫が終わった後、
土の中にワラなどを耕運機でよく混ぜ、水をまきます。
土の中までしっかりしみるまで水をまいてください。
水がしみたら、黒いマルチで覆って、
水が乾きにくいようにして、10~14日くらい放置します。
地面が密閉されたハウスのように蒸された状態になり、
地温が40度以上になりほとんどの病原菌が死滅します。
マルチを取り除いて、よく耕して使用します。
マリーゴールドを植えるとスイカも丈夫に育ちます
・コンパニオンプランツの利用
コンパニオンプランツは共栄植物といい、
互いに良い影響を及ぼす植物のことです。
近くに一緒に植えるだけで良いので簡単です。
スイカであれば、長ネギ、ニラ、ニンニク、マリーゴールドを植えると、
有害線虫や病気に効果的です。
■参考
・スイカ 種からの育て方
・スイカ 鉢での育て方
・小玉スイカ 地植えの育て方
・小玉スイカ プランターの育て方
・スイカ 地植えの育て方
・スイカ プランターの育て方