スイカ つる 伸びすぎ

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スイカ つる 伸びすぎ

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スイカを育てていると、つるが伸びすぎている? と思うことがあります

 

もともとスイカのつるは長く伸びるものというイメージが強いので、
目の前のスイカのつるが伸びすぎているのかどうか、判断に困ります。

 

スイカのつるが伸びすぎだった場合、
どのようにすれば良いのでしょうか。

 

[スイカ つる 伸びすぎ]

 

 

■スイカ つるが伸びすぎる原因

 

スイカのつるばかりが伸び、花付きや実付きが悪い場合があります。
また、毎日ぐんぐんつるを伸ばしていて、
本当に大丈夫なのか不安になることもあります。

 

スイカのつるの勢いを見るには、
朝にスイカのつる先を観察することで判断できます。

 

朝、スイカのつるは先端が上向きになっています。
この先端部分が45度以上の角度で上向きになっていると、草勢が強すぎる状態です。
本来は、軽く上向きになっているくらいが、ちょうどよい草勢といわれています。

 

では、草勢が強くつるが伸びすぎているのは、なぜなのでしょうか。
>>スイカ 草勢

 

・肥料過多
草勢が強くなってつるが伸びすぎる原因の多くは、肥料過多です。
元肥や追肥している肥料の量が多い、あるいは窒素が多い肥料を使っていると、
つるぼけ状態となり、つるが伸びすぎる症状が起きます。

 

 

草勢が強い状態

 

 

・草勢が強い品種
スイカにもたくさんの品種があります。
家庭菜園で育てやすいように改良された品種も多く、
苗売り場には様々な種類のスイカ苗が販売されています。

 

スイカの品種選びの時、何を基準にするかは人それぞれですが、
育てやすさやおいしさで選ぶ方が多いです。

 

もちろん、選ぶ基準はそれでも構わないのですが、
育てやすいという特徴を持った品種の中には、
草勢がとても強い性質を持っているものがあります。

 

草勢が強い=強く育つというイメージがありますが、
つるが伸びすぎてしまい、手がつけられなくなることもあります。

 

草勢が強いからといって、必ず繁茂するということはありませんが、
どれくらいの草勢の強さなのかは、育てる前にチェックしておきましょう。

 

 

このようにつるを伸ばして育てると、観察や手入れがしやすいです

 

 

■スイカ つるが伸びすぎの対策

 

スイカのつるが伸びすぎる原因が分かったところで、
どのように対処すれば良いのでしょうか。
スイカのつるが伸びすぎている時の対策を、まとめました。

 

・肥料を見直す
肥料過多によってつるが伸びすぎている場合は、やはり肥料の見直しが必要です。

 

また、すでに肥料濃度が高くなっている状態であれば、
肥料濃度を薄めることも必要となります。

 

肥料は、水に溶けて土に広がるタイプが多いです。
そのため、土の肥料濃度が高い場合には、
たくさんの水で流すという方法があります。

 

数日の間、大量の水を、肥料を施した場所にかけることで、
肥料成分が一気に溶けだし、流れていきます。

 

肥料濃度が薄まったら、規定通りの追肥を行います。
最初は、様子を見ながら少し少なめから始めても良いかもしれませんが、
肥料濃度がすでに通常に戻っているのであれば、規定通りで良いでしょう。

 

与える肥料の成分にも注目します。
肥料には、窒素・リン酸・カリの3要素が入っていますが、
この中で窒素が多いものは避けます。

 

3要素が同等のものか、リン酸がやや多めのものを選ぶと、
つるが繁茂するのを軽減できます。

 

・不要なつるを取り除く
つるが伸びすぎている状態というのは、草勢がかなり強い状態と判断できます。
そのため、遊びで育てているつるを摘み取ることで、草勢が落ち着きます。

 

スイカの基本の育て方として、親づるから発生した子づる(側枝)は、
必要な本数のみ残して摘み取ります。

 

その後、子づるからもまた側枝(孫づる)が発生しますが、
この孫づるは放任するのが一般的です。

 

草勢が強く、つるが伸びすぎていると感じた時は、
この孫づるを摘心する、あるいは摘み取ることによって、
草勢を抑えることができます。

 

一度に全ての孫づるを摘み取るのではなく、
様子を見ながら少しずつ摘み取るのがポイントです。

 

 

空中栽培も、着果位置やつるの様子が見やすいです

 

 

■実は伸びすぎではないのかも?

 

スイカのつるが伸びすぎていると感じても、
実はそれが普通である可能性もあります。

 

スイカのつるは本当によく伸びます。
長ければ3メートル以上も伸びるので、狭い場所で育てていると、
1メートルほど伸びても伸びすぎているように見えることがあります。

 

スイカの品種によっては、節間がかなり狭く、つるがほとんど伸びずに育つ、
ベランダdeスイカ」のような品種もあります。

 

けれど、基本としては、大玉・中玉・小玉に限らず、つるは長く伸びるものです。

 

栽培エリアが狭く、つるを這わせるスペースが足りない場合は、
支柱やネットを使って、立体栽培にするのがお勧めです。

伸びすぎているわけでもないのに、
無理に肥料を減らしたり、つるの摘心や摘み取りをしていると、
草勢が極端に弱まって実が育たなくなるので、気をつけてください。


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