スイカの芽 枯れる

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スイカの芽 枯れる

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スイカの発芽

 

 

スイカは種からでも育てることができますが、
種まきをして発芽するまで順調だったはずなのに、
なぜかその後に芽が枯れるという症状が出ることがあります。

 

芽が枯れてしまっては、その後の生育は望めません。
スイカの芽が枯れるのには、何か理由があるのでしょうか。

 

 

[スイカの芽 枯れる]

 

 

■スイカの芽が枯れる

 

・寒さに当たった
スイカが発芽するために必要な温度は、だいたい25度~30度といわれています。
他の野菜に比べると高温なので、発芽するまでは保温しているという方も多いでしょう。

 

ところが、発芽したからといって急に寒さに強くなるわけではありません。
むしろ急な冷えにあうと、地中の根や地上の葉が傷んでしまい、芽が枯れてしまいます。

 

保温の方法は色々ありますが、スイカの場合は発芽した後も、
保温を続けた方が安心です。

 

畑やプランターに定植した後も、ビニールやホットキャップなどを使って、
寒風に当てないようにするほどなので、発芽したばかりの小さな芽であればなおのことです。

発芽した後も気温がきちんと上がるまでは保温を続け、寒さに当てないようにしましょう。

 

・日照不足になった
発芽した後、戸外に出すのはまだ寒そうだということで、
室内で管理することがあります。

 

もちろん室内でも日当たりの良い場所に置いているのであれば良いのですが、
日当たりの悪い場所に置いたままにしていると、日照不足で芽が枯れます。

 

芽の色が最初は濃い緑色だったのに、
徐々に薄くなって黄色っぽくなってきたという場合は、日照不足の可能性が高いです。

 

栄養不足の場合も色が抜ける症状が出ますが、
芽が出たばかりのスイカは、まだ種の中に残っている養分を使って生長しているため、
あまり栄養不足で葉色が薄くなるということはありません。

 

発芽直後から徐々に色が薄まってきているというのであれば、
日当たりの具合を確認してみましょう。

 

日当たりが良いと思っていても、実は思ったほど日照量がない場合もあります。
室内は、どうしても日差しが入りにくくなるため、直射に当たりません。

 

そうなると、人の目には明るく見える場所も、
スイカにとっては日当たりの悪い場所、ということになるのです。

 

一番は戸外の日当たりの良い場所に置くことですが、
寒さが気になる場合は、室内の直射が当たる場所がお勧めです。

 

 

スイカの苗は繊細なので、よく観察してあげましょう

 

 

・過湿になった
スイカが健全に生育するには、適度な水分は欠かせません。
けれど、生育段階によって、必要になる水分の量が少しずつ変わります。

 

種まきから発芽までは、土が乾燥しすぎないように注意します。
発芽したら、朝に水やりをした後、よく水を切った状態で1日を過ごし、
できれば夕方までに土が少し乾いている状態がベストです。

 

土が湿った状態がずっと続いていると、
どうしてもスイカ苗の徒長の原因となり、良い株に育ちません。

 

また、土の中で育つはずの根がうまく育たず、根腐れ状態になることもあります。

根腐れを起こすと、地上の芽も枯れるので注意が必要です。

 

土の湿気と、もう1つ注意したいのが、空気中の湿気です。

保温方法によっては、かなり密閉された環境で育苗していることがあります。

 

最初はある程度の湿気があることで、生育を促すことができますが、
一定のところまでくると、空気中の湿度が高いと、かえって徒長しやすくなります。

 

また、空気中の湿度が常に高いということは、土が乾きにくい環境となるため、
根腐れの原因にもなりかねません。

 

保温器など、フタや密閉しているような状態で保温している場合は、
空気に入れ替えをして、湿度が高くなりすぎないように工夫しましょう。

 

発芽後は、乾湿の差を適度に与えることによって、締まった良い苗に生長します。

 

・乾燥した
発芽した苗が健全に育つために、乾湿の差は必要です。
けれど、あまりにも乾燥させすぎると、今度は水切れ状態となり、芽が枯れます。

 

芽が出たくらいのスイカは、まだ地下の根もそれほど大きくは育っていません。
その状態で水切れを起こすと、どうしても芽が枯れやすくなるので、
ある程度生長するまでは、乾燥しすぎないように管理します。

 

・病気にかかった
発芽したばかりのスイカは、やはり病気にもかかりやすいです。
ちょとした悪条件によって、すぐに感染して症状が出ます。
芽が小さい分、症状が出始めると枯れるのも早くなります。

 

種まきが早い時期であれば、また播き直しすることも可能ですが、
できれば播き直しせずに育てたいものです。

 

苗立ち枯れ病などは、過湿によって起こる可能性が高くなります。
適度な土の湿り気や空気中の湿度を保つことで、発生が軽減されます。

 

また、種まきに使う用土は、必ず清潔なものを使うようにします。
と同時に、使う容器や保温に使う資材なども、清潔なものを準備しておくと良いでしょう。

 

病気の原因となる菌は、どこからどのような入ってくるか分かりません。
できる限り清潔なものを準備しておくことで、感染の可能性が低くなります。

 

もし病気が発生して播き直しをする場合は、同じポットや土は使わず、
新しいものを使いましょう。

 

■参考
・スイカ 地植えの育て方
・スイカ プランターの育て方
・スイカ 鉢での育て方
・小玉スイカ 地植えの育て方
・小玉スイカ プランターの育て方
・スイカ 吊り栽培


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スイカ栽培 Q&A

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