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スイカ栽培 初心者も安心
スイカは、夏の風物詩です。
家で育てて家族で食べた~い、
けれど、思うように育つか心配という方に、
初心者の方でも、おいしい実を確実に収穫できるコツをご紹介します。
[スイカ栽培 初心者も安心]
■育てやすい品種を選びます
スイカを育てる時、まず重要なことが品種選びです。
スイカにはたくさんの品種があるので、
その中でも初心者に向いた品種を選ぶと育てやすいです。
スイカには大きく分けて大玉種と小玉種がありますが、
受粉から収穫までの日数が短い、小玉種の方が、初心者の方には向いています。
その中でも「紅こだま」や「ひとりじめシリーズ」などがおすすめです。
また、スイカの苗には接ぎ木苗というものがあります。
接ぎ木苗とは、病気や連作に強い根を持つ台木に、
おいしい実をつける穂木を接ぐことにより、
病気に強くておいしい実がなるように作った苗のことです。
スイカは連作や害虫、土壌から感染した病気にかかり、
実が収穫できる前に枯れてしまうことが多々あります。
種から育てた普通の苗に比べ、接ぎ木苗は少し高額ですが、
そのような病気に強い性質を持つ苗なので安心して育てられます。
同じ品種、同じ接ぎ木苗の中でも、
健康に育っている苗を選ぶこともとても重要です。
良い苗のポイントを覚えておくと、苗選びの時に便利です。
>>スイカ 苗の選び方
■植え付け時期に気をつけて
スイカは高温を好む植物です。
寒さに弱いため、植え付けた後に寒さに当たると、
大切な生長点が傷んでしまったり、
ストレスを受けて花付きや実付きが悪くなることがあります。
スイカの苗自体は5月の初旬頃には店頭に並び始めますが、
植え付けるのは気温が安定する5月下旬以降が最適でしょう。
あるいは、苗を見つけてすぐに購入した後、
植え付けてから防寒対策として、
ホットキャップなどをかぶせておくこともできます。
小玉スイカ(赤こだま)も元気に生長中
■水はけを良くします
スイカは元々、雨の少ない地域で育っていた植物です。
なので、水を与えすぎると、つるや葉ばかりが伸びる、
「つるボケ」になりやすかったり、病気にかかりやすかったり、
根腐れを起こして枯れてしまうことがあります。
どちらかというと乾燥気味に管理する方が、スイカは元気に育ちます。
そのため、植え付ける時に使う培養土などは、
腐葉土を1~2割混ぜ込んだ、水はけの良いものを使うようにします。
地植えにする時は、20cmの高さの畝を作ります。
畝を作ることで水はけがよくなり、スイカが元気に育ちます。
■摘心、誘引をします
スイカなどつる性の植物はつるの管理をすると、よく実をつけます。
スイカは、親づるを摘心した後、子づるを2本~3本伸ばして実をつけさせ、
孫づるは放任するのが基本です。
親づるを摘心すると、摘心した場所より下の節から子づるが発生します。
複数の子づるが発生した場合は、生育の良いものを2本~3本選んで、
他はすべて摘み取るようにします。
つるが伸びてきたら、地這いにしていても空中栽培していても、
その都度誘引しておくようにします。
■摘果するのも忘れずに
スイカが元気に育つと、1本のつるに何個も雌花をつけ、
すべてに着果してしまうことがあります。
着果すると嬉しいものですが、1株に多くの実をつけると、
実の数だけ養分が分散し、各果実の養分不足で実が小さくなります。
実が大きくなっている途中で株が疲れてしまい、
最悪の場合、突然枯れてしまうこともあります。
1本のつるには0~1個の実を育てるようにし、
摘果して、残した実を大事に育てるようにしましょう。
特に大玉スイカの場合は、開花から収穫までの日数が長いので、
株を疲れさせないことが大切です。
大玉スイカの摘心と着果例
■葉を大切に育てます
スイカはあの大きな実を育てるために、
最後まで株が疲れることなく、元気に生育する必要があります。
実を大きくするためには、肥料も大切ですが、
太陽の光を浴びて光合成する葉もとても大切です。
害虫の被害にあったり、病気にかかったり、
水切れや根腐れなどの影響で葉の枚数が少なくなると、
株全体の元気もなくなってしまいます。
元気のない株には大きな実もなりにくいので、
大切な葉を残すため、こまめに手入れします。
■収穫適期を見極めます
スイカの収穫適期を見分けることは、
美味しいスイカを食べるのにとても大切です♪
詳しくは、こちらをご覧ください。
>>スイカ 収穫時期の見分け方