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スイカの摘芯
つるが伸びて実をつけるスイカにとって、
摘芯と整枝はとても重要な作業です。
摘芯の作業を行わないことにより、
雌花がつきにくくなることや実つきが悪くなることがよくあります。
元気で美味しいスイカを収穫するために、
必要のない芽、つる、実を取る、摘芯と整枝作業を行います。
[スイカの摘芯]
■スイカの摘芯
種から芽が出て、本葉が出てくる最初の茎を親づるといいます。
この親づるに本葉が5枚~7枚ついたら、
そこで親づるの生育を止めるために摘芯を行います。
摘芯の作業は特に難しいことはなく、
生長点である先端を手で摘み取るだけです。
親づるを摘芯することで、摘芯した場所より下の節から、
子づるが次々と伸びてきます。
摘芯をしなくても子づるが出てくることはありますが、
摘芯することで子づるの発生が促されます。
子づる2本仕立ての摘芯と授粉の例
■スイカの整枝
親づるを摘芯した後、何本が子づるが伸びてくるはずです。
子づるの本数は、株の状態により違いますが、多く伸びてきた場合は、
その中から元気の良い子づるを2~4本残し、ほかは摘み取ります。
残す子づるの本数は、大玉、小玉によっても違いますし、
地植え、プランター栽培によっても違います。
だいたいは2本~4本残す要領で、あとは付け根から取り除きます。
子づるを摘み取る際も、ハサミは使わずに手で摘み取りましょう。
ハサミを使うと、切り口から菌が入り、病気にかかってしまったり、
枯れこんでしまうことがあるので注意します。
小玉スイカの摘芯
◎孫づるの処理
子づるを育てて伸ばしていくと、子づるの葉の付け根から孫づるが発生します。
孫づるは特に摘み取る必要はありませんが、
勢いよく伸びて邪魔になる場合は、付け根から摘み取りましょう。
■スイカの誘引
子づるが伸びてきたら、必ず誘引の作業を行います。
つるが伸びるままに放置してしまうと、
つる同士が絡まってしまい、管理が難しくなってしまいます。
また、大きな葉と葉が密集してしまうことで、風通しが悪くなり、
うどん粉病などの病気を発生しやすくしてしまいます。
大玉スイカの誘引と着果の例
地這い栽培する場合は、地面に敷きワラやすだれなどを敷き、
その上につるを這わせるようにします。
這わすだけでは、風で動いてしまうので、
針金や紐を使ってつるが動かないように留めておきましょう。
支柱やネット、棚などに誘引する場合は、
つるが重ならないように注意しながら、
紐などを使ってしっかりと結んでおきましょう。
着果して実が大きくなってくると、それだけ重さが増していきます。
紐がはずれて実が落ちてしまわないよう注意してください。
■参考
・スイカ 地植えの育て方
・スイカ プランターの育て方
・スイカ 鉢での育て方
・小玉スイカ 地植えの育て方
・小玉スイカ プランターの育て方
・スイカ 収穫時期の見分け方