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甘いスイカを育てるには?

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甘くてジューシーなスイカを作るには? 縞王大玉、最高の甘さとシャリ感です

 

 

せっかくできたスイカが、
食べたら甘みがいまいち! ということはありませんか?

 

収穫まで気を遣い、特に問題なく育てたとしても、
やはり実際に食べて甘くないと、がっかりしてしまいます。

 

甘いスイカを作るために、

育てる前に「甘く育てるコツ」を覚えて実践、

おいしいスイカを育てましょう。

 

 

[甘いスイカを育てるには?]

 

 

■甘いスイカを育てるには?

 

1.土作りをていねいに
どの植物を育てるにも、元気に育てるには土は大切な要素です。
甘いスイカを育てるためにも、土作りはとても重要な作業です。

 

・地植えの場合
地植えで育てる時は、植える場所を30cmほど掘り返してよく耕します。
そこに、堆肥や腐葉土、元肥となる肥料などを加えてよく混ぜます。

 

この時、必ず苦土石灰を加えておくようにします。
スイカは酸性の土が苦手です。

 

苦土石灰を加えることにより、
土の酸度を調整することができます。

 

・プランター、鉢の場合
プランター、鉢などの容器栽培をする場合は、
市販されている野菜用培養土を使うと便利で安心です。

 

水はけのよい土を好むため、市販されている培養土であっても、
水はけが悪いと感じたら、腐葉土を1割ほど足して調整します。

 

また、市販されている培養土は、
土の酸度がすでに調整されているものがほとんどなので、
苦土石灰を加える必要はありません。

>>スイカ栽培の用土

 

 

空中栽培の大玉スイカ

 

 

2.日当たり良く育てる
日当たりの良い場所で育てることも、実を甘くするポイントです。
株全体の生育がよくなり、実に糖分を溜めこみやすくします。

 

葉やつるだけでなく、実にもしっかり光を当てるようにしましょう。
スイカの葉が案外大きく、実と重なってしまうと陰になってしまいます。

 

日当たりの良い場所で育てていても、
葉などで思わぬ陰ができてしまうと、
実に光が当たらず甘さが薄れてしまいます。

 

着果した後は、収穫するまで実にもしっかり光を当てましょう。

 

・玉直し
実の全体にまんべんなく光を当てるために、
玉直しの作業を行いましょう。

 

全体的に光を当てることで、
実の色付きもよくなりますし、甘みも増します。

 

玉直しは、収穫の1週間前に果実をひっくり返して、
陰になっている部分に日にあてるようにします。

 

玉直しの作業自体は、収穫前に忘れずに行いましょう。

 

 


用土、日当たり、水やりなどに気遣うと、スイカの甘みが違います

 

 

3.やや乾燥気味に管理する
スイカの実には水分が多く含まれているため、
育てる時にもたっぷりと水を与える方が良いと思われがちです。

 

しかし、少し土が乾燥気味になっている方が元気に育ちます。
そのため、土は水はけの良いものを使い、水やりは必ず土が乾いてからにします。

 

地植えの場合は、葉が少ししんなりするまでは、
水やりをする必要はありません。

 

雨に当たる場所で育てているのであれば、
土が乾かなければ、降雨だけでも問題ありません。

 

容器栽培の場合は、土の量が限られているため乾燥しやすい環境です。

 

そのため、土の表面が乾いていたら、
容器の底から水が出までたっぷりと水を与えるようにします。

 

土が湿っている状態であれば、水を与える必要はありません。

 

降雨量が多いと、水をたくさん与えているのと同じ状態になり、
甘みや美味しさが薄まります。

 

できれば簡易のハウスやマルチをして、
余分な雨がかからないようにしてあげましょう。
こうすることで水分の調整がしやすく、甘みが増します。

 

4.元肥、追肥を適正にする
スイカは多肥にするとつるボケを起こしやすくなります。

特に、窒素の多い肥料を与えるとつるボケが起きやすいです。
元肥は少なめに施し、追肥は必ず行います。

 

特に、着果した後の追肥は、実の味や大きさにも影響します。

与える肥料は、リン酸の多いものを与えるようにしましょう。

 

どの肥料を与えればよいか分からない時は、
スイカ専用の肥料も売られているので、利用すると良いでしょう。

 

 


もったいないように感じますが摘果は大切な作業です

 

 

5.摘果・整枝をする
1株に実をつけられるだけつけてしまうと、
養分が分散してしまって、実があまり大きくならなかったり、
甘みや旨みが薄くなって美味しくなくなってしまいます。

 

摘芯・整枝・摘果はスイカにとって、とても大切な作業です。
1株に子つるは2本~4本にし、子つる1本に実は1個つけるようにします。

 

1本の子つるに、いくつか雌花が咲きます。
その雌花すべてが受粉した場合、
1本の子つるに複数の実がつくことになります。

 

しかし、1株のスイカが光合成をしながら生み出す糖分の量は同じです。 

 

1本のつるに複数の実をつけたまま、全て大きく育ててしまうと、
全ての実が中途半端な状態で糖分も薄まるわけです。

 

いくつか着果している場合は、形よく生育しているもの1つを残し、
後は摘果すると甘いスイカに育っていくはずです。

 

■参考
・スイカ 地植えの育て方
・スイカ プランターの育て方
・スイカ 鉢での育て方
・小玉スイカ 地植えの育て方
・小玉スイカ プランターの育て方
・スイカ 吊り栽培


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