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スイカ栽培の用土
[スイカ栽培の用土]
■スイカ栽培の用土
スイカの実には多量の水分を含んでいるため、
育てている間も多湿にする必要があると、
勘違いすることがありますが、実際には逆なのですね。
スイカ栽培に適切な用土についてご紹介していきます。
1.水はけを良くする
スイカは風通しが悪く、じめじめと湿気た環境を嫌います。
日当たりの悪い場所で育てるのがよくないのと同じように、
水はけが悪く湿気の多い土で育てるのもよくありません。
湿気により、うどん粉病などの病気を起こしやすくなったり、
根腐れを起こして枯れてしまうこともあります。
2.元肥を控える
また、元肥として加える肥料を多く入れてしまうと、
つるばかり伸びて花をつけない「つるボケ」状態になりやすくなります。
元肥はやや少な目にして、水はけの良い土を作るようにしましょう。
3.酸性土、連作は苦手
スイカはつる割病という病気にかかることがあります。
つるがところどころ萎れたようになり、
そのうち株全体の元気がなくなり、枯れてしまう病気です。
つる割病にかかる原因としては、酸性土であること、
連作をしていること、窒素分の多い肥料を与えていることなどです。
連作を避け、元気な苗がそのまま元気に育つよう、
スイカに合った用土を作りましょう。
◎地植えの用土
地植えの場合は、種や苗を植え付ける、
2週間以上前に土作りをしておきましょう。
まず、畝を作る場所の分だけ、
深さ30cmほど掘り返してよく耕します。
土を耕したところに1㎡あたり、完熟堆肥2kg~3kg、化成肥料100g、
苦土石灰を100g加えてよく混ぜておきます。
◎プランター栽培の用土
市販されている培養土を使う場合は、野菜用の培養土で充分です。
ただし、市販されている培養土であっても、水はけが悪いものがあります。
水はけが悪いようであれば、バーミキュライトなどを加えて、
水はけがよくなるよう調整をしておきましょう。
また、自分で用土を混ぜ合わせて作る場合は、
小粒~中粒の赤玉土7、腐葉土2、バーミキュライト1を混ぜたもの使います。
*赤玉土7対腐葉土3でも大丈夫です。
この比率はほとんどの植物の用土に当てはまります。
この場合も、元肥として化成肥料を10リットルあたり10g加え、
さらに酸性度を調整するために苦土石灰を10gほど加えてよく混ぜておきます。
自分で用土を作る場合は、地植えの時と同じように、
植え付けを行う2週間以上前に作っておくようにします。
■参考
・スイカ 地植えの育て方
・スイカ プランターの育て方
・スイカ 鉢での育て方
・小玉スイカ 地植えの育て方
・小玉スイカ プランターの育て方
・スイカ 吊り栽培