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野菜の花 黄色い理由
キュウリの雌花
野菜の花は、その野菜を育てたことがある人や、
周りで育てている人がいないと、実物を見ることが少ないものです。
スーパーに並んでいるいつも見かける野菜も、
花が咲いて実がなり、収穫してお店に運ばれるものが多いです。
野菜の花は、いったいどのような色をしているのでしょうか。
また、その色をしている理由は、何かあるのでしょうか。
[野菜の花 黄色い理由]
■野菜の花 色々
ひとくちに野菜といっても、種類はたくさんあります。
年中見かけるジャガイモやタマネギ、ニンジンをはじめとして、
夏が旬のトマトやキュウリ、ゴーヤ、オクラ、ナス。
それに、冬が旬のダイコンやハクサイ、
それに葉物野菜であるホウレンソウやチンゲンサイ、ミズナ、コマツナ。
エダマメやラッカセイ、ソラマメだって花を咲かせます。
まずは、野菜の花にどのような色があるのかをご紹介します。
ゴーヤの雌花
・黄色い花
野菜の中でも、黄色い花を咲かせるものはとても多いです。
お店でよく見る野菜、いつも食べている野菜の中で、
最も多いのが黄色い花を咲かせる野菜ではないでしょうか。
アブラナ科の野菜であるハクサイ、コマツナ、チンゲンサイ、
ダイコン、ミズナは黄色い花を咲かせます。
また、ウリ科の中でも、スイカやゴーヤ、キュウリ、ズッキーニ、
カボチャなどは黄色い花をつけます。
他にも、トマト、モロヘイヤ、オクラなど、
夏を代表するスタミナ野菜も黄色い花を咲かせます。
カボチャの花
・白い花
黄色の次に多いのが、白い花を咲かせる野菜です。
中には、白のみだけではなく、濃い紫で模様がはいるものなどもあります。
黄色い花を咲かせるトマトと同じナス科であるピーマンやシシトウ、
トウガラシは、白い花を咲かせます。
他にも、ソラマメは白に濃い紫のスポットが入りますし、
ネギやニラなどは白くて小さな花が塊になって咲きます。
スイカの雌花
スイカの雄花
・ピンク、紫の花
野菜の中には、優しいピンク色の花を咲かせるものもあります。
ピンクや紫の花色は、人間が見て美しいと感じる色ですが、
野菜の場合は観賞するための花ではないので、
観賞用に比べると、花が小さいことが多いです。
エンドウなどのマメ類は、薄いピンクや紫色のものが多く、
中には鞘まで紫色をしているものもあります。
ナスも実と同じようにキレイな紫色の花を咲かせます。
ナスと同じナス科のジャガイモは、品種によって花色が異なります。
白い花もあれば、ピンクや紫の花を咲かせる品種もあるので、面白いです。
■野菜の花 黄色い理由
野菜の花の中で、黄色の花色が特に多いのは、
虫が寄りやすい色だからだといわれています。
ある実験では、色を塗ったタライに水を張り、
どのタライに虫が寄りやすいか観察したところ、
黄色に塗ったタライに、一番虫が寄ってきたそうです。
虫は、食害して害虫となる場合もありますが、
受粉の手助けとなる場合もあります。
スイカなどのウリ科に多い、雌花と雄花に分かれている野菜の場合は、
虫はとても重要な存在です。
春に花を咲かせることが多いアブラナ科の野菜も、
黄色の花のものが多いです。
春の早いうちに咲くので、アブやハエなど、早いうちから活動を始める虫に、
見つけやすい色をしているのかもしれません。
■参考
・スイカ 地植えの育て方
・スイカ プランターの育て方
・スイカ 鉢での育て方
・小玉スイカ 地植えの育て方
・小玉スイカ プランターの育て方
・スイカ 吊り栽培