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スイカ 酷暑の水やりは?
日本の夏はとても暑く、近年は猛暑日が続くことも増えました、
このような酷暑の中では、植物たちも水を多く求めます。
大きな実をつけるスイカ栽培では、
酷暑の水やりはどのようにすれば良いのでしょうか。
[酷暑の水やり]
■スイカの水やり
スイカの実は、たっぷりと水分を含んでいるため、
栽培には多くの水が必要だと思われがちですが、意外と乾燥にも強いです。
そもそもスイカは、砂漠地方原産といわれているため、
乾燥には元来とても強い植物なのです。
暑さにも強いので、日本でも夏に栽培されますが、それでも水分は必要です。
スイカ栽培での水やりの方法は、地植えか容器栽培かによっても異なります。
スイカ栽培での詳しい水やりの仕方は、下記のページを参考にしてください。
良い花が咲いていたら、人工授粉しましょう
■酷暑の水やり
いくら乾燥と暑さに強いスイカといっても、
雨が降らずに気温の高い酷暑の日が続けば、
地植えでも水が足りなくなることがあります。
気温が高い日、スイカは葉から水を蒸散することによって、
自分の周りの温度を下げます。
そのため、気温が高い日が続けば、その分水分を吸い上げる量が多くなります。
水分を吸い上げる量が多くなれば、思っているよりも早いタイミングで土が乾くため、
水切れを起こしやすくなります。
日中は水を与えるくらいで、夕方まで待ちます
日中、気温の高い時間帯に、乾燥によって葉が萎れるような症状が出る場合は、
軽い水切れを起こしている可能性があります。
ただ、気温の高い時間帯に水を与えると、
土の湿気が蒸れとなり、葉やつるを傷めます。
また、土に水分が入ることによって通気性が悪くなり、根も傷めることとなります。
特に粘土質の土地では、水を含むと通気性が極端に悪くなります。
地上部で蒸散しているのと同じように、根も呼吸をしています。
通気性が悪くなると、スイカの根も呼吸できなくなって弱り、
さらに地上部が萎れる原因となります。
日中に萎れている姿を見ると、どうしても水を与えたくなりますが、
そこはぐっと我慢して、葉水を与えるにとどめます。
葉水を与えることで、葉から蒸散するのを手助けすることができます。
どうしても乾燥が気になる場合は、日中は葉水で過ごし、
夕方になって気温が下がってから、水を与えるようにしましょう。
また、過度に乾燥している時は、
一度にたくさんの水を与えると、根がショックで弱ります。
3段階くらいに分けて水を与え、ストレスを軽減してあげましょう。
■参考
・スイカ 地植えの育て方
・スイカ プランターの育て方
・スイカ 鉢での育て方
・小玉スイカ 地植えの育て方
・小玉スイカ プランターの育て方
・スイカ 吊り栽培