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スイカ 空洞果
空洞になりかかっているスイカ
これぞ、空洞果!
スイカを育てていると、実がついて大きくなってきた時、
いつ収穫できるかとワクワクします。
いざスイカを収穫して食べてみようと切ってみると、
実の中心に空洞ができていることがあります。
果肉がぎゅっと詰まっていると想像していたのに、
中が空洞になっていると、とても残念な気持ちになります。
スイカの空洞果は、なぜ起こるのでしょうか。
[スイカ 空洞果]
■主な症状
・空洞ができる
空洞果の主な症状は、名前の通り空洞ができることです。
葉やツルなどではなく、実の中心に空洞ができます。
ただ単に中心に空間ができている場合もありますし、
空洞周辺の果肉が少し柔らかく綿状なっている場合もあります。
空洞の大小も様々で、空洞が大きいほど切った時のガッカリ感が大きくなります。
■主な原因
・生長の差
空洞果ができる原因は、1つではありません。
いくつかある原因の1つが、皮と果肉の生長の差にあります。
皮がぐんぐん大きく育っているのに、中の果肉の生長が追い付いていないと、
どうしても中心が割れて空洞になります。
・熟しすぎ
スイカは、実が限界まで大きく育った後、果肉が熟していきます。
この熟す過程の中で、白っぽい色や黄色っぽい色をしていた果肉に色がつき、
甘みや旨みものっていきます。
収穫する時は、ちょうど完熟となった頃が適期ですが、
これを過ぎると、空洞果が増えます。
これは、果肉が柔らかくなって、果肉に亀裂が入ることから起こります。
・最初の実
スイカを育てている時、最初に着果した実をそのまま育てると、
空洞果になりやすいといわれています。
農家などでは、最初の着果した実は空洞果が増えるため、
摘果するという場合が多いです。
割れて綿状になっています
■対策
・品種を選ぶ
スイカにもたくさんの品種があり、品種によって特性が少しずつ変わります。
特に品種改良されたものは、育てやすさやおいしい実ができるといった特性の他に、
空洞果ができにくいという特性もあります。
空洞果になりにくい品種を選んでも、全体に空洞果ができないわけではありません。
けれど、確率はかなり低くなります。
・収穫のタイミング
収穫適期を過ぎることで起こる空洞果を防ぐなら、
やはり適期内に収穫するのが良いでしょう。
収穫適期がいつ頃なのかは、1つの要因では決められません。
品種ごとに、受粉日から何日という目安が決まっています。
その日数を目安にするのが、最も分かりやすい基準です。
他にも、ひげヅルの枯れ具合や実のヘタ部分の凹み具合、
叩いた時の音などがあります。
どれか1つだけを基準にすると、未熟果や空洞果となる可能性も高いので、
複数の基準で収穫時期を見極めるのがお勧めです。
■判断基準
空洞果は、切った時のガッカリ感がとても強くなりますが、
食べる分には支障ありません。
大栄すいか 大きすぎるため、中に空洞がある場合があります
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意外なことに、最初の実が収穫できる時期になると、
空洞スイカなどという名前で、空洞果が販売されていることがあります。
過熟気味になっているがために、果肉が柔らかく、
甘みが強いといわれていて、好んで食べる方もいるのです。
■参考
・スイカ 地植えの育て方
・スイカ プランターの育て方
・スイカ 鉢での育て方
・小玉スイカ 地植えの育て方
・小玉スイカ プランターの育て方
・スイカ 吊り栽培