スイカ苗水やり

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2021年04月22日（木）

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スイカは乾燥気味に管理するのが基本と言われていますが、
まだ弱い苗のうちは、どうすれば良いのか迷います

スイカ苗の水やりのコツを、
育苗中と植え付け後に分けてご紹介します。

[スイカ苗水やり]

■スイカ苗水やりの方法

スイカ苗は、大きく分けると育苗中と、植え付け後とに分けられます。
栽培期間中のどの時期にも共通しているのが、
スイカの状態を見ながら水やりを行う、ということです。

育苗中のポット苗も、植え付け直後の苗も、
スイカの状態をよく観察して、水やりをしましょう。

・ポット苗
育苗中のポット苗や、購入したばかりのポット苗などの水やりは、
あまり強い水流で行わないのがポイントです。

スイカの葉は、苗が小さい時から意外と大きいです。
そのため、水流の強い水で水やりをすると、
葉に水が当たってしまい、肝心の土まで水が到達しません。

また、土になんとか届いたとしても、
強い水流だと泥が跳ね返り、病気の原因になりやすいです。

さらに、強い水流を直接土にかけると、
株元の次がえぐれて根が露出し、根傷みの原因となります。

ポット苗に水やりをする時は、株元に優しく水をかけましょう。

水を与えるタイミングは、やや乾燥気味になってからが良いタイミングです。

特に接ぎ木苗の場合、台木となっている植物は根が乾燥に強いことが多いので、
地上部の葉が少し萎れてきたくらいに水やりを行います。

鉢植え、植え付けたばかりはやや水やりを多くし、葉が展開してきたら控えめに与え乾燥気味に管理します

地植え、植え付けたらよく観察して、水やりを加減します、

活着したら、水やりはほとんど不要です

・植え付け後
スイカ苗を植え付けた後は、葉の萎れ具合を見ながら水やりを行います。

根付いた後であれば、地植えなら降雨だけでも問題ない場合が多いですが、
植え付け後はまだ根が活着していないため、すぐに水切れを起こします。

根が活着するまで、7～10日かかります。
それまでは、スイカ苗の株元をよく観察して、水やりを加減します。
新しい芽が展開してきたら、根付いた証拠です。

しかし、毎日水を与えていると、根が水を求めて伸びないため、根域が狭くなります。
やはりここでも、育苗中と同じように、葉が少し萎れたくらいを目安に、水を与えます。

また、水やりの水圧も、ポット苗と同様に、あまり強い勢いで葉の上から与えると、
株元に水が当たらないため、うまく水やりができない場合があります。
株元の土がえぐれない程度の水流で、水やりを行いましょう。

葉が萎れてはいないけれど、空気が乾燥していると感じた時は、
葉水を与えるのもお勧めです。

葉水を与えることで、乾燥を好む害虫を予防し、
過度に葉を萎れさせるのも防ぐことができます。

*葉水は霧吹きスプレーなどを使い、葉の表裏に水を吹きかけます。
ハダニ、カイガラムシなど病害虫を防ぎ乾燥を緩和します。

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