スイカ苗 元気がない

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スイカ苗 元気がない

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スイカ接ぎ木苗の赤こだま、元気が有り過ぎ?

 

 

スイカを育てようと、苗を買ったり植えたりしたものの、
なぜか苗の元気がない、ということがあります

 

葉がしんなりしていたり、どこかぐったりとしているスイカを見ていると、
丈夫に育つのか、とても心配になります。

 

スイカ苗の元気がないことには、どのような原因があるのでしょうか。

 

 

[スイカ苗 元気がない]

 

 

■購入した苗に元気がない

 

スイカ苗を購入した後、すぐに植え付けをせず、少し間保管していた場合、
保管している間に元気がなくなることがあります。

 

元気な状態で植え付けをするためにも、
苗に元気がなくなる原因と対策を覚えておきましょう。

 

・ストレスがかかった
スイカに限らず、まだ小さな植物の苗は、
環境の変化によるストレスを受けることが多いです。

 

今まで育苗されていた環境から出荷され、店頭に並んだ後、
購入されてまた別の場所へと運ばれます。

 

短期間に色々な場所を移動した苗は、
環境の変化によって、ストレスを少なからず受けています。

 

お店では元気に見えた苗も、自宅に持ち帰ると少し元気がなくなるのは、
環境変化によるストレスによる場合があります。

 

ただ、スイカは元来とても丈夫な植物なので、軽いストレスによるものであれば、
すぐに回復して元気な姿を見せてくれるようになります。

 

 

根鉢の状態は良好です

 

 

・根詰まり
スイカ苗を選ぶ時、根がどれくらい張っているかも、良い苗の指標となります。

スイカ苗は、たいてい3号サイズのポットに入って売られていますが、
ポットの底穴から、根が長く伸びているものは、避けた方がよいです。

 

根が伸びていることは、それだけ根が生長しているということなので、
一見すると元気な苗に見えます。

 

けれど、ポットという小さなスペースの中で根を張りすぎていると、
根詰まりの可能性が高くなります。

 

根鉢が根でいっぱいになっている苗は、
土の中にうまく水が入らず、水切れと同じような症状が出ます。

苗を選ぶ時は、ポットの底穴から、

白い根が少し見えている程度のものがお勧めです。

 

 

赤こだま、無事着果

 

 

・乾燥
苗を購入した後、すぐに植え付けをする場合には、
ポットよりも広い場所に植え付けられるので、
すぐに水切れを起こす心配はありません。

 

ところが、植え付けまで少し保管しておく場合は、
ポットの土の量が少ない分、
植え付けたものよりも早く水切れの症状が出ます。

 

スイカはやや乾燥に強い植物ですが、

ポット苗のうちにひどく乾燥すると、根が傷む原因となるので、

植え付けまでは毎日根鉢の様子を見て、
乾いていれば水を与えましょう。

 

・寒い
スイカは高温を好む植物です。
苗が販売されている時期は、
スイカにとって、まだ夜間や早朝の気温が低いことがあります。

 

植え付けをする前であっても、
保管しておく場合は、夜間に低温に当たることがあります。

 

ホットキャップやトンネルを設置し、
寒風が当たらないように保温しておきましょう。

 

 

ホットキャップ C)ガーデニングどっとコム

 

 

■植え付けた苗に元気がない

 

スイカ苗を植え付けた後、なぜか苗の元気がなくなることがあります。
すぐに回復する場合は問題ありませんが、しばらく続くととても心配になります。

 

植え付け後に、スイカ苗の元気がなくなる原因で、多いものをまとめました。

 

・寒い
植え付け前に保管している苗と同じように、
植え付けた後の苗も、寒さによって元気をなくすことがあります。

 

保管中の苗と同様に、ホットキャップやトンネルなどを利用し、
保温して低温に当てないようにします。

 

敷きワラなどのマルチをして保温に努めているのに、
なぜか元気がないということがあります。

 

実は、敷きワラは使い方をよく理解していないと、
逆に冷やしてしまうことがあります。

 

植え付けた苗の周りに敷きワラを敷くことで、
冷たい風が直接苗に当たりにくくなり、
土の温度も下げにくくしてくれます。

 

ところが、敷きワラの上から水をかけて与えると、
敷きワラの中に溜まった水分が
いつまでも残るため、土を冷やします。

 

保温のために敷いたワラが、逆に冷えの元となるのです。

 

敷きワラは気温が安定して高くなってきてから敷くと、
高温になりすぎるのを防ぐことができます。

 

ホットキャップやトンネルだけでも保温はできるので、
敷きワラを無理に使わないことも一つの方法です。

 

どうしても地温を上げるためのマルチを使いたいという場合は、
黒色のビニールマルチを利用し、高温期に入ったら敷きワラを使います。

 

ビニールマルチの上からワラを敷いても、
陰ができるので涼しい環境を作ることができます。

 

・根傷み
植え付ける時、根を必要以上に触ると、植え傷みを起こします。
また、植え付けた後も、乾燥や過湿、高温や低温によっても、
根傷みを起こすことがあります。

 

植え付けてすぐの苗は、まだまだ弱い存在です。
根が傷むと、その分生育に大きな影響が出かねません。

 

植え付ける時や、植え付け後の管理は丁寧に行い、根が傷まないように注意しましょう。

 

 

アブラムシは、爆発的に増えるので気をつけてください

 

 

・害虫被害
植え付け後、苗全体の元気がないというより、
一部の葉だけ、元気がない、ということがあります。

 

元気のない葉の裏やその付近をよく観察してみると、
小さな虫がついている場合があります。

 

アブラムシなど、植物の汁を吸うタイプの害虫の場合、
寄生した葉の色がだんだんと薄くなるような症状が出ます。

 

葉に丸い穴が多数あいている場合は、ウリハムシが原因の可能性が高いです。
いずれにせよ、害虫を見つけたら、すぐに駆除しておきましょう。

 

■参考
・スイカ 地植えの育て方
・スイカ プランターの育て方
・スイカ 鉢での育て方
・小玉スイカ 地植えの育て方
・小玉スイカ プランターの育て方
・スイカ 吊り栽培


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スイカ栽培 Q&A

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