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スイカ栽培のコツ
スイカを育てるのなら、
やはり美味しくて甘い実を収穫して楽しみたいですね。
スイカ栽培の成功の秘訣をまとめました!
[スイカ栽培のコツ]
■スイカ栽培のコツ
1.接ぎ木苗を選ぶ
スイカはウリ科の植物ですが、
ウリ科の植物は連作障害に弱く病気にかかりやすいものが多いです。
前年にスイカを育てていないから大丈夫と思っていても、
キュウリやゴーヤなどのウリ科の別の野菜を栽培した場合は、
連作の対象になるので避けるようにします。
市販されている苗の中には、接ぎ木苗と呼ばれる苗があります。
連作障害や病気に強いものを台木とし、
その上にスイカの苗を継いでいる苗です。
こうすることで前年にウリ科の植物を育てていても、
連作障害がでにくくなります。
連作障害だけでなく、病気に強いという利点もあるので、
初心者の方は少し値段が高くても接ぎ木苗を育てた方が安心です。
2.寒さ対策をする
スイカは寒さに弱いため、
植え付けた後に寒さに当たると枯れてしまうことがあります。
苗を植え付けるのは充分に暖かくなってからというのが鉄則ですが、
時期を誤ると苗が売り切れてしまうことがあります。
苗が店頭に並び始める頃には苗を購入するようにし、
植え付けた後にホットキャップなどで保温しておくか、
保温しながら気温が安定するまでポットのまま育てるかします。
また、スイカは地温が低いと根が生育しにくく、そのまま枯れることもあります。
地温を上げるため、黒いビニールでできた、
マルチをかぶせておくのが効果的です。
最近では100円均一でも小さいサイズのマルチが販売されているので、
1株や2株と数が少ない場合は、そちらを利用すると便利です。
3.肥料は控え目に
元肥も追肥も多すぎると、スイカは花をつるや葉ばかり茂らせる、
つるボケという状態になってしまうことがあります。
与える肥料も、窒素が多いとつるボケしやすくなるので、
窒素・リン酸・カリが同等のものか、
リン酸が少し多めのものを与えるようにします。
4.水を与えすぎない
スイカはもともと水の少ない場所で育っていた野菜です。
そのため、土も水はけのよいものを使い、
水を必要以上には与えないように注意します。
水を与えすぎてしまうと、つるボケを起こしやすくなったり、
根が傷んで根腐れを起こしてしまうことがあります。
土の表面が乾いていても、中はまだ湿気ていることがあるので、
葉が少ししおれたら水を与えるようにしましょう。
5.摘芯をしてつるを増やす
苗を植え付けた時に伸びているのは、親づると呼ばれるものです。
この親づるの先端を切り、摘芯をすることによって、
下の葉の脇から脇芽が伸び、それが子づるとなります。
こうすることでつるの数が増やすことができます。
また、親づるのまま放任にしていると、
雄花ばかりが咲いて肝心の雌花が咲かないことがあります。
摘芯は大事な作業なので、忘れずに行うようにします。
空中栽培は、病気にかかりにくく省スペースです
6.整枝する
スイカはつるが長く伸びるので、放っておくとつるが絡んでしまい、
つるがどうなっているのか分からなくなってしまうことがあります。
仕立て方は色々ありますが、代表的なのは地面に這わせる地這い栽培と、
トレリスやネットなどに誘引する空中栽培があります。
地這い栽培の場合は、残した子づるそれぞれを誘引するために、
U字ピンなどを使って地面に固定しておくといいでしょう。
つるを固定することで、強風がふいた時に着果した実や葉、
つるが傷まないようにすることもできます。
空中栽培の場合は、子づるが伸びてきたら設置して、
伸びた分だけ紐やテープなどでしっかりと誘引するようにします。
長く伸びてから絡んだものをほどくのは難しいですが、
毎日の世話のついでに誘引しておくと、意外と簡単にできます。
収穫適期は、授粉日から数えるとほぼ間違えありません
7.熟してから収穫する
やはりおいしいスイカを楽しむためにいは、
よく熟した状態で収穫する必要があります。
熟しているかどうかの基準は色々ありますが、
雌花が開花・受粉した日付からの日数と、
実のすぐ近くにある巻きひげの枯れ具合が分かりやすいでしょう。
開花・受粉からの日数は、品種によってそれぞれ違うので、
種袋や苗のタグをよく見て確認しておきましょう。
巻きひげは枯れていくほどに熟していきますので、
色や枯れ具合で判断することができます。
私は、着果した日付を記したラベルを、スイカの茎に下げておきます。