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スイカ栽培 4月
農家のスイカたちの発芽
スイカは、夏のフルーツとして人気があります。
旬を迎えるのは初夏～夏が基本ですが、その頃に収穫するためには、
春から栽培を始めなければいけません。
4月はスイカ栽培をスタートさせる時期ですが、どのような作業が必要になるのでしょうか。
[スイカ栽培 4月]
■4月のスイカ
スイカは高温を好み、低温には弱い植物です。
栽培する作型にもよりますが、家庭菜園などで露地栽培をする場合は、
3月くらいからが種まきの適期となります。
4月もまだ種まきが間に合うので、種からチャレンジしてみたい方は、
ぜひこの時期に種を準備して播いてみてください。
4月の末、ゴールデンウィークに入る頃になると、
ホームセンターなどの店頭に苗が出ていることも増えてきます。
ただ、4月中はまだ夜間の気温が低い場合があるので、ある程度の防寒が必要になります。
■4月の作業
・種まき、育苗
4月は種まきの適期です。
苗を購入して栽培をスタートする場合は、種まきや育苗の作業は不要です。
けれど、苗の販売がない珍しい品種のスイカを育ててみたい場合や、
苗からの栽培に慣れてきて、ステップアップしたい時には、種からの栽培がお勧めです。
難易度は苗から育てるよりも高くなりますが、その分、収穫できた時の喜びが大きくなります。
スイカは、ポットに種を播いて育苗することもできますし、
栽培する場所に直播きして育てることもできます。
ポットでの育苗は、場所を移動させることができるため、日当たりや温度の管理に便利です。
また、あらかじめ多めの苗を作っておくことで、途中で苗がダメになった時用の予備とできます。
直播きの場合は、ポットでの育苗とは違って植え替えを行わないので、根張りが良いです。
植え付け時などに起こりやすい、根傷みなども発生しにくいため、初期生育がスムーズになります。
ポットでの育苗も直播きも、長所短所があるので、自分に合った方法を選ぶのが一番です。
種から育てる時の詳しい方法は、こちらを参考にしてください。
>>スイカ 種からの育て方
良いスイカ苗を育てると美味しいスイカが収穫できます
・畑の準備
暖地での栽培やトンネル栽培を使った早熟栽培を行う場合、4月中に苗の植え付けを行います。
苗の定植をする前に必要になるのが、畑の準備です。
植え付け予定の2週間前くらいから準備をスタートすると、慌てずに定植作業を行えます。
また、種を直播きして育てる場合も、種まきの前に土作りなどの準備が必要になります。
スイカはツルが長く伸びるので、植え付ける場所だけでなく、
栽培エリア全体をよく耕しておく必要があります。
また、意外と深くまで根がもぐることもあるので、30ｃｍくらいは一度掘り上げて、
土をくずして耕しておきます。
黒マルチなどのビニールマルチを利用する場合は、土作りをして畝立てをした後、
植え付け前にかぶせて設置します。
苗を植え付けてからビニールマルチをかぶせようと思っても、うまくいかないことが多いので、
ビニールマルチを利用するかどうかはあらかじめ決めておきましょう。
敷きワラなどの有機マルチの場合は、植え付け後でも設置可能です。
土作りや畝立てなど、畑の準備の詳しいやり方は、こちらを参考にしてください。
>>スイカ 地植えの育て方
>>スイカ 種からの育て方
・防寒対策
4月に入ると、日中はかなり暖かくなってきます。
けれど、日が暮れると急激に気温が下がることもあり、スイカにとっては寒すぎる日もあります。
種まきした後や育苗中、定植後の苗であっても、必要であれば防寒対策をしておきます。
日中の温度がある程度確保されているのであれば、ホットキャップで構いません。
発芽待ちの間や日中の寒さも気になる場合などは、簡易ハウスや育苗用の恒温器を使うと便利です。
ホットキャップや簡易ハウス、ビニールトンネルに必要な資材などは、ホームセンターで
販売されているので、入手も難しくありません。
インターネット通販なら、重量のある資材も自宅まで届けてくれます。
■参考
・スイカ 地植えの育て方
・スイカ プランターの育て方
・スイカ 鉢での育て方
・小玉スイカ 地植えの育て方
・小玉スイカ プランターの育て方
・スイカ 吊り栽培
