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スイカの株間は?
スイカは暑い時期につるをぐんぐん伸ばして生長し、大きな実をつけます
そんなスイカだからこそ、実際に育てる時の、
株間をどれくらいとればよいのか気になります。
スイカ栽培での株間は、どれくらい必要なのでしょうか。
スイカの株間の目安をご紹介します。
[スイカの株間は?]
■スイカの株間 決め方のポイント
スイカを育てる時の株間は、思っているよりも重要です。
つるが伸びる分、根も広く伸びるため、
株間が狭い状態で育てると、どうしても隣り合った根が競合し、
弱い方が負けて生育不良や枯死する原因となります。
一般的なスイカの露地栽培で、
必要な株間は、150cm~200cmほどと言われています。
けれど、スイカを育てる時の作型や、スイカの品種によっては、
これよりも狭く育てることもあります。
・作型による株間の違い
スイカのおもな作型や栽培法には、
・一般的な露地栽培、
・トンネルを利用した栽培、
・ハウスを利用した栽培、
・プランターや鉢を利用した栽培、
があります。
露地栽培とトンネル栽培は、つるを這わせて育てる地這いが基本なので、
株間はそれほど変わりません。
トンネル栽培の場合、半促成栽培を行う時には、
株間がやや狭く80cm~100cmとなることもあるようです。
スペースが狭い家庭菜園にもむく空中栽培、大玉も育てられます
ハウス栽培では、吊り栽培・立体仕立て・空中仕立てと呼ばれる方法で、
仕立てることが多いです。
名前の通り、空間を利用して立体的に仕立てる方法なので、
地這いに比べてつるが伸びるスペースが少なくて済みます。
吊り栽培などは必要な株間が少なくなるので、
だいたい40cm~60cmが基本となります。
鉢やプランターを利用した容器栽培では、土の量が制限されているため、
1つの容器に1株が基本となるため、株間を考える必要はありません。
10号鉢で空中栽培、小玉スイカが1~2個収穫できます
・品種による株間の違い
スイカには思っているよりもたくさんの品種があります。
大きく分けると、大玉・中玉・小玉の3種類ですが、
その中でもたくさんの品種が流通しています。
特に小玉スイカは、家庭菜園でも気軽に栽培ができるよう、
節間を短く改良した品種が出ています。
ベルグアースが改良した「どこでもスイカ」や、
ナント種苗が改良した「ベランダdeスイカ(マリンレッド)」などは、
節間が非常に短く、狭いスペースでも栽培が可能な品種です。
プランターや鉢での栽培に適しているため、
畑がないベランダガーデナーにお勧めの品種となっています。
スイカの正確な株間を知るには、種袋や札で品種を確認し、
インターネット検索で、種苗会社や販売店の記載を確かめるのが良いです。
もし、品種名が分からない場合は、
念のため、露地栽培では、150cm~200cmくらい株間をとるのが良いでしょう。
■参考
・スイカ 地植えの育て方
・スイカ プランターの育て方
・スイカ 鉢での育て方
・小玉スイカ 地植えの育て方
・小玉スイカ プランターの育て方
・スイカ 吊り栽培