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スイカ 育て方 難しい?
数株の栽培であれば、接ぎ木苗を使うと病気になりにくいです
スイカの栽培は難しいと、よく言われます。
肥料の与え方から、収穫の見分け方まで、
他の野菜に該当しない作業やコツが多いです。
特徴を理解してポイントを押さえていれば、
思いのほか簡単に美味しいスイカを栽培できます。
[スイカ 育て方 難しい?]
■スイカ 育て方 難しい?
1.肥料の与え方(元肥と追肥)
元肥はチッソ、リン酸、カリが揃っているものか、
チッソ成分が少ないものを選びます。
つるの勢いが強いスイカは、
元肥を少なめにしておかないと、つるボケの原因になります。
追肥は、地植え栽培とプランター、鉢栽培で異なります。
*肥料と追肥の時期についてはこちらをご覧ください。
>>スイカの肥料は?
2.摘芯と整枝と誘引
スイカ栽培で一番難しいところは、つるをどう仕立てるかでしょう。
スイカは親づるを摘芯して、子づるを伸ばします。
仕立て方は品種によって違いますが、子づるは2本~4本残しておきましょう。
子づるをそのまま放任しておくと、覆い茂って通気性が悪くなり、
日照も確保できず、病気にかかりやすくなります。
子づるを誘引して、少しでも広げてあげるようにしてください。
*詳しい摘芯、整枝、誘引についてはこちらをご覧ください。
>>スイカの摘芯
3.病気を予防する
地植えでの地這い栽培に多いのですが、葉や実が常に土と触れています。
降雨時の泥はねによって病気にかかりやすくなります。
予防するには畝全体か株元にワラを敷くようにしてください。
また、空中栽培であれば、通気性も確保できるので予防になります。
*ワラについてはこちらをご覧ください。
>>スイカ 栽培 ワラの代わり
4.実を多く着けない
大玉スイカでも小玉スイカでも、
全ての花に実をつけるのではなく、摘果を行います。
あまり多く実をつけると、一つ一つの実が小さくなり、味が落ちる原因になります。
大玉スイカであれば1株に2果~3果、品種によっては1果~2果くらいにします。
小玉スイカでは1本のつるに1果、4本仕立てなら4果くらいを目安にします。
*詳しい摘果についてはこちらをご覧ください。
>>スイカ 摘果
5.人工受粉する
スイカには受粉という作業が必要になります。
自然に受粉するときは、蜂などの虫によって受粉されます。
それでも100%ではないので、確実に実をつけたいときは人工受粉をします。
やり方は簡単で、雄花の花粉を雌花につけるだけです。
この時、力を入れすぎないように注意してください。
うまく受粉できていれば、雌花のもとが膨らみ始めます。
*詳しい受粉方法はこちらをご覧下さい。
>>スイカの受粉方法
6.収穫時期
よく、音で確認すると言いますが、区別がつきにくいです。
見分け方がいろいろあるので一部を紹介します。
人工受粉させた日付を書いたタグや札をつるにかけておきます。
種袋の裏などに、○○日で収穫できる、という記載があるので、
それを目安にする方法は、初心者にはわかりやすいです。
また、実がついた場所の近くに巻きひげが生えているので、
巻きひげが枯れているか観察する……などなど。
*詳しい収穫時期の見分け方についてはこちらをご覧ください。
>>スイカ 収穫時期の見分け方
大玉スイカより小玉スイカのほうが簡単に栽培できます。
まずは小玉スイカから挑戦して、コツをつかむと自信が湧きます。
■参考
・スイカ 地植えの育て方
・スイカ プランターの育て方
・スイカ 鉢での育て方
・小玉スイカ 地植えの育て方
・小玉スイカ プランターの育て方