籾殻くん炭効果と使い方

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2021年03月20日（土）

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籾殻くん炭

籾殻くん炭、もっと近くで見ると

籾殻くん炭という土壌改良資材をご存知でしょうか？
籾殻くん炭は、米の籾殻を400度以下の温度で、
火を出さずいぶして炭化させたものです。

見た目は真っ黒の籾殻で、
ホームセンターや直売所などでも販売されていることがあります。
この籾殻くん炭には、どのような効果と使い方があるのでしょうか。

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[籾殻くん炭使い方]

■籾殻くん炭の効果

籾殻くん炭は、スイカ、トマト、ナスなどの果菜類、
野菜、果樹などの畑の土壌改良に効果が高く、
無農薬栽培をめざす方からも高評価を得ています。

籾殻くん炭を使うことで、様々な効果が得られます。
大袋40リットルで1500円くらいと入手しやすい値段なので、
ぜひ家庭菜園にも、使ってみてください。

・土壌改良
籾殻くん炭を土に混ぜることで、水はけと通気性が良くなり微生物が活性化します。
微生物が活性化すれば、土の団粒化が進み、水はけと水もちの良い土へと改良されます。

また、炭化しているため、もみ殻くん炭自体がアルカリ性となっています。
土に混ぜることで、酸化している土を中和することができます。

・地温を上げる
籾殻くん炭は、炭化して真っ黒な色をしているため、
土の上に敷くことで、太陽の光を集めます。

黒マルチを利用した時に地温が上がるのと同じように、
もみ殻くん炭を敷いた時も、地温を上げることができるのです。
また、地温上昇することで、土の中の微生物を活性化させる効果もあります。

・泥跳ね防止
植物の株元に厚めに敷くことで、雨が降っても土に水滴が直接当たらなくなります。
そのため、泥が跳ねあがって、葉に泥が付着するのを防ぐことができます。

泥の跳ねあがりが原因で病気にかかることもあるので、
泥跳ね防止は簡単な病気予防にもなります。

・乾燥予防
籾殻くん炭を土の上に敷くことで、乾燥を予防することもできます。
太陽の光が直接土に当たらなくなるので、土から蒸散するのを防ぐことができます。

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■籾殻くん炭の使い方

籾殻くん炭の使い方は、おもに2つです。
1つは、土に混ぜ込んで使う方法で、もう1つは土の上に敷いて使う方法です。

1. 土に混ぜて使う
土に混ぜて使うことで、土質の改善と酸度調節をすることができます。
さらに炭化させているため、籾殻くん炭には小さな穴がたくさんあいています。

その穴が悪い臭いを吸着するため、悪臭を予防することもできます。
籾殻くん炭はアルカリ性なので、酸性の土を中和することができます。

けれど、もともと中性に近い土に多量に使用すると、
中性を越えてアルカリ性に傾いてしまいます。

植物は中性～弱酸性くらいの土を好むものが多いので、
あまり多量に混ぜ込まないようにしましょう。

2. 土の上に敷く
籾殻くん炭を土の上に敷く時は、少し厚めに敷くようにします。
目安は0.5ｃｍ～1ｃｍの厚みです。

このようにすると地温上昇効果、雑草対策になります。

薄く敷いただけでは、水やりや雨ですぐに流れてしまい、効果が薄れます。
また、株元に近すぎるところに敷くと、葉などに直接触れることがあります。

籾殻くん炭は、光を受けることで高温になることがあるため、
植物が直接触れると、火傷のような症状が出ることがあります。

穴あきマルチのように、株元の周りだけは少し隙間をあけるか、
厚みを薄くするのが良いでしょう。

籾殻くん炭効果使い方