人気の投稿とページ
スイカ 藁がない
スイカに藁を敷くと、病気にかかりにくく良い実が収穫できます
Q：スイカを育てていて、敷き藁をするのが良いと感じます。
ホームセンターでは藁の扱いがなく、通販は量が多そうです。
小規模栽培で、藁以外に、スイカ栽培で使えるものはありますか？
A：敷き藁の代用品はいくつかあります。
[スイカ 藁がない]
スイカ栽培では、着果した頃に敷き藁をするのが基本です。
けれど、家庭菜園でいつでも藁が用意できるとは、限りません。
ホームセンターなどで取り扱いがある場合もありますが、時期によってはないことも多く、
またネット通販では量が多すぎて扱いに困ることもあります。
そもそも、敷き藁はなぜ必要なのでしょうか。
敷き藁の役割や、代用品にできるものをまとめました。
■敷き藁の役割
スイカ栽培で敷き藁を使うのには、ちゃんと理由があります。
敷き藁なしで育てることも可能ではありますが、
敷き藁があるのとないのとでは、出来に差が出やすいのです。
敷き藁のメリットとしては
・ツルを絡ませることで風による傷みを減らす
・雨や水やりでの泥はねを防止する
・過湿や乾燥の防止
・雑草予防
などがあります。
これだけのメリットがあるなら、敷き藁をしない理由はありません。
■敷き藁の代用品
スイカなどを栽培する時、地面との間に敷き藁をすることで、色々なメリットが生まれます。
それが分かっていたとしても、やはり藁が入手できなければどうしようもありません。
実はスイカの下に敷くのは、藁でなくても構いません。
藁の代用となるものが色々とあるので、自分にあったものを選ぶのがお勧めです。
・敷き藁シート、不織布、ビニールマルチ
敷き藁の代わりとなり、ホームセンターなどで入手しやすいものとして、
敷き藁シートや不織布、ビニールマルチがあります。
敷き藁シートは、ビニールなどでできていて、切れ込みが入っています。
これを引き延ばすことで隙間ができ、敷き藁と似た効果が得られます。
不織布やビニールマルチは、敷き藁シートのような隙間はあいていません。
けれど不織布は網目状になっているので通水性や通気性があります。
ビニールマルチは隙間があいていませんが、その分土への雨などの影響が少ないです。
不織布やビニールマルチの場合、細いツルが自然と巻きつくことはないので、
敷いただけではツル全体が風で動くことがあります。
これを予防するためには、U字ピンなどを使って固定します。
・スダレ、ヨシズ
敷き藁と質感がよく似ている、スダレやヨシズも使えます。
藁のように、使用後埋めて土に還すことはできませんが、
傷みがなければ何度も使えるというメリットがあります。
ただ、サイズが固定されているので、敷地にあったものを選ぶ必要があります。
・イネ科の雑草
わざわざ何かを買わなくても、雑草を使うという方もいます。
草引きをした後の雑草を敷き藁と同じ要領でスイカの下に敷きます。
これならお金もかからず、好きなところに好きなだけおけます。
ただ、引いてすぐの雑草は水分が多く、時間が経つと傷んできます。
イネ科の雑草は繊維が強く、ずるずるになりにくいので、
敷き藁の代用にするならお勧めです。
葉が柔らかいタイプの雑草は、時間経過とともに柔らかくなって傷んでくるので、
かえってスイカの腐敗やカビの原因になることがあります。
引いてすぐの雑草でなく、イネ科の雑草を引いた時に干しておき、
敷き藁と同じように使うのもお勧めです。
乾燥している分、さらに腐敗や傷みが少ないです。
ただ、水分が多い時も乾燥した後も、
藁より薄いのでたくさん敷く必要があります。
・空中栽培
敷き藁の代用品ではありませんが、
スイカの下に何かを敷かずに栽培できる方法として、空中栽培があります。
伸びてきたつるを支柱やネットなどに誘引し、空中に浮かして育てる方法です。
この方法であれば、地面に接地することがないので、敷き藁は不要です。
ただし、吊るしたスイカの実は、自重でツルから取れてしまうことがあるので、
ネットなどを使って実を支えてあげるのがポイントです。
■参考
・スイカ 地植えの育て方
・スイカ プランターの育て方
・スイカ 鉢での育て方
・小玉スイカ 地植えの育て方
・小玉スイカ プランターの育て方
・スイカ 吊り栽培
