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スイカ 苗が早く届いたら?
5月上旬に元気な苗が届くといいのですが
Q:スイカの苗を、インターネットで注文しました。
苗の植え付け適期が5月上旬なのに、4月中旬に届きました。
植え付けるにはやや気温が低いと思うのですが、元気に育つのでしょうか?
A:苗を保温しつつ、慣らしていくのがお勧めです。
[スイカ 苗が早く届いたら?]
スイカの苗は、ホームセンターでも販売されていますが、珍しい品種を買いたい時や、
買い逃しを避けるために、インターネット通販を利用される方も多いです。
早めに予約しておくことで、買いそびれるのは防げるのですが、
お店によってはかなり早いタイミングで出荷することもあるため、注意が必要です。
到着日が選べるお店なら良いですが、今現在すでに苗があるなら、
とにかくその苗をどうにかするしかありません。
そのまま諦めてしまうこともできますが、やはりせっかく届いた苗ですから、
なんとか育ててみたいものです。
■今から必要になる作業
4月中旬とはいえ、地域によってはまだ夜間に冷えることもあります。
一般的に出回っているスイカの苗は、温室で育てられていることが多いです。
そのため、寒さには特に弱く、夜間の冷えで苗が傷むと、
枯れるまではいかなくとも、その後の生育に大きく影響します。
苗を健全な状態で保つためにも、できることをやっておきましょう。
・慣らす
まずは温室から出てきたばかりの苗を、栽培場所の環境に慣らすことから始めます。
保温もなにもなしに、ポット苗の状態で放置するのは避けます。
ポット苗は、ポット内の土の量が非常に少ないため、湿度や気温に敏感です。
日中の暖かい日であれば、特に何もせずに半日陰から日向の場所に置きます。
夜は冷えることを良そうして、トンネルやホットキャップ、
簡易のハウスなどを利用して、冷気に当てないようにします。
水やりは、ポット内の土が乾いてからで構いません。
あまり水を与えすぎると、徒長したり根腐れする原因になります。
・栽培場所の準備
苗を慣らしている間に、栽培場所の準備を進めましょう。
畑で育てるのであれば、土作りや畝立て、マルチ張りなどを済ませておきます。
状態によっては、植え付けられる状態になるまで、
2週間ほど時間が必要になることもあるので、その間の苗管理は徹底しておきます。
プランター栽培の場合、すでにプランターや培養土などの資材が調っているのであれば、
特に何もする必要はありません。
1週間ほどは、苗を慣らして様子を見ます。
・植え付けと保温
苗が慣れてきて、栽培場所の準備が調ったら、植え付けを行います。
植え付け方法は通常と同じで構いませんが、植え付け後も保温をしておきましょう。
トンネルやホットキャップを利用し、夜間の冷えを防ぎます。
環境が良い状態であれば、植え付けた苗の活着も良くなるので安心です。
夜間の冷えがなくなったら、トンネルはビニールから寒冷紗や不織布、
防虫ネットなどに変えます。
おそらくその頃には、すでにツルが伸び始めているので、
ホットキャップもはずしてのびのび育てます。
■参考
・スイカ 地植えの育て方
・スイカ プランターの育て方
・スイカ 鉢での育て方
・小玉スイカ 地植えの育て方
・小玉スイカ プランターの育て方
・スイカ 吊り栽培