スイカ,育て方

スイカの育て方.com

夏のぜいたく

読了までの目安時間:約 5分

 


スポンサードリンク


夏のぜいたく

 

 

夏のぜいたく、というまさに夏の風物詩のスイカにぴったりな品種があります。
萩原農場というところが改良して作った品種で、
夏のぜいたくの他にも、春のだんらんや夏のだんらんというスイカもあります。

 

夏のぜいたくは、大玉スイカの品種です。
日本人がイメージするスイカそのままの、
やや腰高ではっきりと縞模様の入った姿をしています。

 

立派な大玉なので、冷たい水の入ったタライに浮かべ、食べたいです!
中の果肉もスイカらしい濃い紅桃色で、鮮やかで食欲をそそります。

 

黒い種もいかにもスイカらしい雰囲気を醸し出してくれるので、
見た目からでも夏を意識させてくれます。

 

◎草勢がやや強め

草勢がやや強めですが、雌花の着生が非常によく、
花飛びが起きにくいのが、夏のぜいたくの栽培上の特徴です

 

花飛びが起きにくいことを利用し、
しっかりと適期から遅れずに、良い花を選んで受粉させることができます。

 

花粉の出も良好で、着果率が良いのも嬉しい点です。
夏のぜいたくは、夏の気温が高い時期の着果率も良く、
また実の肥大性が強く出るので、栽培しやすい品種となっています。

 

◎収穫の目途

5月~6月の早期収穫の場合は、交配から収穫までに48日~52日ほどかかります。
7月~8月に収穫する場合は、交配から収穫まで42日~48日が目安となります。

 

低温期~高温期まで、広い範囲で栽培でき、作型も広い範囲で選ぶことができます。
実の肥大性が強いと、どうしても中がスカスカになりやすかったり、
うるみ果が発生しやすくなりますが、夏のぜいたくはそれも回避できます。

 

◎出荷用にも
空洞果、うるみ果の発生が少なく、低温期、高温期とも品質低下が少ない品種です。
家庭菜園でも育てやすいのはもちろんですが、出荷目的としても最適な品種です。

 

腰高で重厚感のある雰囲気、スイカらしい縞模様という姿から、
丸ごとの販売でも見映えします。

 

さらに中の果肉の色が美しく、収穫後の果肉の劣化も少ないのも魅力です。
果肉の色つやの良さ、収穫後の劣化や空洞果、うるみ果が少なく、
カットした状態での販売でも、見劣りしません。

 

 

■夏のぜいたく

 

◎特徴
・萩原農場から販売されている大玉品種
・スイカらしい縞模様が特徴
・形はやや腰高で重厚感がある
・果肉は濃い桃紅色で、食欲をそそる
・見た目も中身も味も、日本人がイメージするスイカそのもの

 

◎栽培のコツ
・草勢がやや強く、低温期でも花粉の出が良い
・花飛びが少なく、着果率が良い
・果実の肥大性が良い
・低温期でも高温期でも、空洞果やうるみ果の発生が少ない
・収穫後の果肉の劣化や変色が少ない
・丸ごと販売はもちろん、カット販売でも見映えする
・5月~6月収穫の場合、48日~52日が目安となる
・7月~8月収穫の場合、42日~48日が目安となる
・ハウス、中型~大型トンネルまで広い作型にあてはまる
・側枝は着果するまで取り除き、着果後は草勢と玉の肥大具合を見ながら側枝を取るようにする

 

■参考
・スイカ 地植えの育て方
・スイカ プランターの育て方
・スイカ 鉢での育て方
・小玉スイカ 地植えの育て方
・小玉スイカ プランターの育て方
・スイカ 収穫時期の見分け方

 

タグ :

スイカの品種