スイカ 種 多い 理由

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スイカ種 多い理由

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スイカ、種が多過ぎませんか?

 

 

スイカを食べると、口いっぱいにスイカの香りや果汁が広がると同時に、
歯にスイカの種が当たります。

 

スイカの種は硬く、そのまま果肉と一緒に食べるのは難しいため、
種だけをうまく口から出したり、口に入れる前に種をできるだけ取り除いてから食べる、
という方が多いのではないでしょうか。

 

いずれの場合も、食べるのに種をどうにかして取り除く必要があるため、
種の存在が邪魔だと感じることもあります。

 

スイカの種が多いのには、何か理由があるのでしょうか。

 

[スイカ種 多い理由]

 

 

■スイカ種 多い理由

 

スイカは、甘くてジューシーなため、
どちらかというとフルーツとしてデザートやおやつに食べられることが多いです。

 

フルーツにも色々とありますが、リンゴやモモ、カキなどは、
種があるといっても、それほど数が多くありません。

 

それに比べると、スイカは種の数が多く、
食べる時にわずらわしいと感じることもあります。

 

スイカの種が他のフルーツよりも多いと感じるのには、
いくつかの理由が考えられます。

 

 

メロンは、中心にとろっとしたワタがあり種を包んでいます

 

 

・ウリ科だから
スイカは、甘みが強いためか、デザートやおやつとして食べられることがほとんどです。
けれど、実際はウリ科の仲間で、しかも一年草であるため、
果物ではなく野菜の方に分類されます。

 

ウリ科の野菜といえば、キュウリやゴーヤ、カボチャなどが有名です。
これらの野菜も、種が多いですよね。。

 

キュウリは、種が未熟な場合が多いため、そのまま食べても気になません。
また、ゴーヤやカボチャなどは、実の中心にワタと一緒に種が含まれているため、
一気に取り除くことができます。

 

中心に種が寄っているのは、同じウリ科で、
スイカと同じくフルーツとして扱われることが多いメロンにもいえます。
メロンも、中心にとろっとしたワタに包まれた状態で、種が集まっています。

 

スイカは種が果肉の中に散らばっているような状態となっているため、
余計に食べにくいと感じるのかもしれません。

 

けれど、もともとウリ科植物の仲間だということを考えると、
種が多いのも納得できます。

 

他のリンゴやモモ、カキなどは、木に実がなる果樹です。
果樹は種が少ないものが多く、モモなどは実の中に1個しか種がありません。

 

 

ていねいにまいても、生育しにくいスイカは、種の数で勝負します

 

 

・生存率が低いから
植物は種、魚などは卵を産んで繁殖を行います。
この時、種や卵の数が多いものは、生存率が低いため、
その分多くの種や卵を残している、という説があるそうです。

 

魚で考えると、一度に何万個の卵を産んだとしても、
その中できちんと生長して大人になり、卵を産むところまで残る可能性があるものは、
たった数個~数十個だったりします。

 

これと同じように、スイカも種がたくさん入っていますが、すべての種から発芽し、
生長して実をつけられるわけではありません。

 

また、スイカは元々砂漠で自生していた植物です。
過酷な環境下で育っていたからこそ、乾燥に強く、
けれどたっぷりの水分を実の中に溜めこめる性質を身につけることができたのでしょう。

 

とはいえ、これほど過酷な環境下では、種が1つしかできない状態では、
繁殖ができずに途絶えてしまう可能性もあります。

それを回避するため、自然と種を増やして、繁殖力を高めたのかもしれません。

 

■参考
・スイカ 地植えの育て方
・スイカ プランターの育て方
・スイカ 鉢での育て方
・小玉スイカ 地植えの育て方
・小玉スイカ プランターの育て方
・スイカ 吊り栽培


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