人気の投稿とページ
スイカ 花が枯れる
スイカの蕾や花が枯れることがあります
スイカの花が咲くと、いよいよ着果して育つ姿が見られる、
と、とても嬉しくなります。
ところが、せっかくついた蕾が、そのまま咲かずに枯れることがあります。
スイカの花が枯れる原因とは、どのようなことがあるのでしょうか。
[スイカ 花が枯れる]
■スイカ 花が枯れる原因
スイカの花が枯れてうまく咲かないのには、原因があります。
考えられる原因は1つでありませんので、
何が該当するかをよく観察して、対処しましょう。
・花が不完全だった
花芽を形成する時期に、強い寒さに当たったり、根がひどく傷むと、
花芽がきちんと作ることができません。
不完全となった花芽は、蕾となって表に出てきますが、
うまく機能することができないため、枯れてしまうことがあります。
花芽が形成される時期は、花が咲くよりずっと前なので、
すでに不完全になったものを、完全な状態にすることはできません。
そのため、植え付け直後から、花芽の形成がうまくいくよう、
環境を整えて管理を徹底する必要があります。
この雌花は、着果して育っています
・窒素過多
スイカなどのウリ科植物は、窒素過多になると花付きが悪くなります。
単に蕾もつかなくなることもありますが、中には蕾はつくものの、
うまく開花できずに枯れてしまう、ということもあります。
特に元肥で窒素が多すぎると、つるボケ状態となりやすく、
花のつきも着果率も低下しやすくなります。
もちろん、追肥として使う肥料も、窒素が多いものは避けましょう。
・根傷み
スイカはとても丈夫な植物ですが、やはり根が傷むと、
地上部のつるや葉、花にも影響が出ます。
根傷みの原因としては、寒さによる地温低下や水切れによる過乾燥、
水のやり過ぎや粘土質の土による過湿、肥料過多による肥料焼け、
植え付け時に根を傷つけたなどが考えられます。
いずれの場合も、根を傷つけることによって、養水分がうまく吸えなくなり、
地上部にも症状が出るようになります。
特に、花を咲かせようとする時に根傷みによって養水分が遮断されると、
うまく咲かせることができないまま、花が枯れることがよくあります。
枯れ込んだつる先を切って、3日くらいで新しい芽が展開しています
・株がまだ若い
スイカの株がまだまだ若い状態で蕾がつくと、咲いてもすぐに枯れてしまう、
あるいは咲く直前で枯れてしまう、といった症状が出ます。
花を咲かせるという行為は、スイカにとってとても体力の必要なことです。
まだ未熟な株では、良い状態の花を咲かせるほどの体力がないため、
花が枯れてしまうのです。
未熟な株の場合は、株が充実してくれば、
良い状態の花が期待できるので、心配はありません。
水切れや肥料焼けなどに注意しながら、株が充実するのを待ちましょう。
空中栽培は、風通しと日当たりが良いので花も元気に育ちやすいです
・咲き終わった
スイカの蕾がつくと、開花までにとても時間がかかるように感じます。
ようやく開花したと思ったら、すぐに枯れて残念な気持ちになりますが、
これは普通の状態です。
スイカは1日花と呼ばれ、開花した次の日には枯れてしまいます。
そのため、開花した日は朝の早いうちに人工受粉をし、
確実に着果させる必要があるのです。
開花のタイミングを逃さず、咲いたらすぐに人工受粉させましょう。
■参考
・スイカ 地植えの育て方
・スイカ プランターの育て方
・スイカ 鉢での育て方
・小玉スイカ 地植えの育て方
・小玉スイカ プランターの育て方
・スイカ 吊り栽培