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スイカ 花が咲かない理由は?
スイカの雌花が良い位置に咲くとほっとします
[スイカ 花が咲かない理由は?]
■雄花も雌花も咲かない
1.つるボケを起こしている
スイカがつるばかり伸びて、雄花も雌花もつかないのは、
つるボケを起こしてしまっているからかもしれません。
つるボケを起こす原因として考えられる一番の原因は、窒素が多いことです。
窒素は茎や葉を育てるための養分です。
茎や葉を育てる窒素の多い肥料ばかりを与えていると、
つるが伸びて葉が茂るばかりで、花が咲かないことがあります。
窒素が特別多い肥料を与えていなくても、
多肥の状態になってもつるボケを起こしやすくなってしまいます。
地植えにしている場合は、少量の元肥だけで株を育て、
着果してから追肥を行うようにします。
プランター栽培を行っている場合は、地植えより養分が流れやすいので、
苗を植え付けてから3週間後から追肥を開始します。
与える肥料も、窒素分が多いものではなく、
花つきと実つきのよくなるリン酸分が多めのものを与えるようにしましょう。
2.天候不順
天候によって、花がつきにくくなることもあります。
5月~6月の気温が、例年よりも低かったり、
天気が不安定だったりすると、
スイカ自身が異常を察して花をつきにくくしてしまいます。
必ずしもトンネル栽培をする必要はありませんが、
苗が小さい頃や気温が安定するまでは、ホットキャップなどで、
保温しておくと、天候による花付きの悪さを軽減することができます。
最初の雌花は、7~8節目に開花、その後5節くらいに開花します
■雌花が咲かない
1.親づるの摘芯をしていない
スイカは、まず親つるが伸び、それを摘芯した後に子つるが伸びてきます。
その子つるを伸ばして花を咲かせ、実をつけます。
スイカの品種にもよりますが、一般的に親つるには雌花がつきにくいです。
そのため、親つるのみを育てて伸ばしていると、花がまったく咲かなかったり、
雄花だけが咲いて雌花が咲かないことがあります。
親つるが5枚~7枚くらいの頃、摘芯すると子つるが伸びてきますので、
必ず摘芯の作業を行うようにしましょう。
摘芯作業の図解
2.雌花がつくほど生長していない
親つるの摘芯を済ませ、子つるを伸ばしているのに雌花がつかない場合は、
まだ雌花がつくまでつるが伸びていない可能性があります。
花は、雄花が先に咲き始め、雌花は後から咲き始めます。
伸びたつるの7節~8節目あたりに最初の雌花がつき、
その後5節~6節ごとに雌花がついていきます。
最初についた雌花は、不完全花であることが多く、
受粉作業を行っても思うように実が育たないことがあるので、
最初の花は摘み、2番目についた雌花に受粉作業を行うようにします。