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スイカ 摘果
[スイカ 摘果]
スイカは1株に何本もつるを伸ばし、
そのつるにもいくつかの雌花をつけます。
雌花すべてに人工授粉をしても、失敗することもありますし、
大成功ですべてに実がついてしまうことがあります。
着果しなかった場合は、雌花がまた咲くのを待つことになります。
では、たくさん実がついた時は、どうすれば良い果実になるのでしょう。
スイカが着果し過ぎた場合、摘果はとても大切な作業になります。
スイカの摘果は、どのタイミングでどのようにするのが、
良いのかを、ご紹介していきます。
まず、摘果しないとどうなるのでしょうか。
・摘果しないと
たくさんついてしまったスイカの実をそのまま育てると、
たいていは1つ1つの実の大きさが小さくなってしまいます。
スイカは大玉、小玉、ラグビーボール型などの品種がありますが、
いずれにしても実がとても大きくなる植物です。
そのため、1つの実に集中して養分を回さないと、
つけた実の分だけ養分が分散してしまい、
実があまり大きくならずに肥大が止まり、熟してしまいます。
摘果せず養分が不十分な実は、肥大しないばかりか味も悪いことが多く、
皮が厚かったり、形が悪いこともあります。
大玉スイカの選別の摘果は、直径7~8cmくらいの大きさでします
・摘果のタイミング
受粉がうまくいった雌花は、徐々に実が大きくなってきます。
良い実を選別するときの摘果する実の大きさは、
大玉スイカの場合、実が直径7~8cmくらいの大きさが目安、
小玉スイカの場合、実が直径4~5cmくらいの大きさが目安で、
形が整った長めの実を残します。
1本のつるに雌花はいくつか咲きますが、
15節目~30節目くらいまでについた実が良いとされています。
特に22節目までの雌花は充実していて、
着果した実も良いものができますので、優先的に残すようにします。
◎摘果する実の基準
・15節目より前、30節目以降についた実
・形が悪い実
・育ちが遅い実
・傷や変色が見られる実
4本仕立てで2~3個収穫する摘芯と誘引例
1株に残すスイカの実の数が適切だと、美味しい良いスイカが採れます
・1株に残す実の数
1株に残すスイカの実の数はとても重要です。
育てられる実の数が限られているからこそ、
残せる数を知っておきましょう。
大玉種であれば、1株に2~3個までが目安で、
小玉種であれば、1本のつるに1個までが目安です。
草勢が強ければ、さらに多くの実が収穫できます。
詳細は、下記からご覧ください。
■参考
・スイカ 地植えの育て方
・スイカ プランターの育て方
・スイカ 鉢での育て方
・小玉スイカ 地植えの育て方
・小玉スイカ プランターの育て方
・スイカ 吊り栽培