人気の投稿とページ
スイカ 実が割れる理由と対策
来年は、スイカが割れないように頑張ります!
せっかく大きく育っていたスイカが、
生長途中や収穫目前に割れてしまった! 裂果!
これほど残念なことはありません。
私も去年、空中栽培のスイカが、
パックリと真ん中から割れてしまいました。
スイカが裂果してしまう理由を把握し、
上手に栽培して、まん丸のスイカを収穫しましょう。
[スイカ 実が割れる理由と対策]
■皮と内部の生長率の差によるもの
スイカの実が割れる原因として主に考えられているのが、
皮と果実部分の生長に差が出ることです。
表面の皮の生長よりも果実部分の生長が早いと、
皮が耐え切れずに結果として裂果してしまいます。
皮と果実の生長に差が出てしまうのには、
いくつかの原因があります。
1.急激な水分過多
スイカはとても水分を多く含む果実ですが、
育てている間は乾燥気味に管理したほうが生育が良いです。
特に、着果してから、水分を多く与えてしまうと、
果実部分が急激に育ってしまい、裂果の原因になります。
地植えにしている場合は、植え付けて根付いた後は、
葉が少ししんなりするくらいで水を与えるようにします。
容器栽培の場合は、土の表面が乾いたら、
たっぷりと水を与えるようにします。
また、雨などによって急激に水を含んでも、
同じ現象が起きることがあります。
容器栽培をしている場合は、
軒下などの雨の当たらない場所で栽培したり、
支柱で支えてビニール屋根を作るのが良いです。
地植えで育てているのであれば、
黒マルチや腐葉土、藁を敷いたり雨除けビニールをして、
余分な水分が入り込むのを防ぐことができます。
空中栽培も、早めにネットで吊り下げて保護しましょう
2.低温・強い光に当たった
着果した後、実が肥大する途中で低温に当たると、
皮が硬くなってしまうことがあります。
皮が硬くなると、中の果実部分が大きくなるのに、
皮がついていけなくなり、裂果が起こります。
また、まだ実が小さいうちに強い直射日光に当たると、
皮が硬くなることがあります。
甘い実を育てるために、実を日光に与えることは大切ですが、
ある程度実が育つまでは、刈った草などを実の上に乗せるなどして、
簡単に日よけしておくと安心です。
■割れにくい品種
スイカには小玉、中玉、大玉それぞれにたくさんの品種が存在します。
品種によっては、皮の厚さが薄いもの、厚いものがあります。
皮の薄い品種を選べば、
内部の生長に耐えきれなくなった皮が割れやすくなります。
そのため、スイカ栽培初心者の方は、
皮が厚い品種を育てると安心です。
裂果の少ない品種として、
小玉なら「ひとりじめシリーズ」、
大玉なら「ブラックボンバー」「黒娘」などがあります。
■参考
・スイカ 地植えの育て方
・スイカ プランターの育て方
・スイカ 鉢での育て方
・小玉スイカ 地植えの育て方
・小玉スイカ プランターの育て方
・スイカ 収穫時期の見分け方