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スイカ 実がならない理由は?
スイカを育てていて実がならない理由は、いくつか考えられます。
去年、うまく実がならなかったかたも参考にしてください。
結実しない原因を知るために、
まずポイントになるのは、花が咲いているかどうかです。
花は咲いているけれど、理由があって実がつかない場合と、
花自体が咲かない場合とでは理由が違ってきます。
[スイカ 実がならない理由は?]
■花が咲いていない
・つるボケしている
もうずいぶんとつるが伸び、葉も茂っているのに、
雄花も雌花も咲かないことがあります。
これは「つるボケ」という状態です。
つるボケが起こる原因としては、肥料が効きすぎていることが一番大きいです。
特に肥料分の中の窒素という成分は、植物の枝葉を育てる要素です。
この窒素が多い肥料を与えていると、
つるボケを起こしてしまいやすくなります。
与えている肥料の窒素・リン酸・カリの配合が同等であっても、
肥料自体が効きすぎていて樹勢が強まっている可能性もあります。
スイカは栽培前半は元肥のみで問題ありません。
花が咲き始め、着果が始まったら追肥を開始します。
すでにつるボケの状態になっている場合は、
元に戻せる可能性は低いですが、
定期的に追肥をしている場合は追肥を中止します。
つるを伸ばすだけ伸ばし、肥料が薄まれば、
つるや葉を茂らせるのをスイカ自身がやめ、
花を咲かせることができ、実がなる可能性があります。
着果しても落ちる場合がありますが、それほど心配は要りません
13~15節目の雌花に着果させるのが、いちばん安定し美味しいスイカに育ちます
■花は咲いている
・咲いているが雌花がない
花は咲いているけれど、咲いている花が雄花ばかりで、
雌花がつかないということもあります。
これにも理由はいくつかあり、
・気温が低い日がありストレスを受けている、
・肥料が効きすぎている、
・親づるを摘芯していない、
などもあります。
気温が低い日があった場合は、
気温が安定すれば雌花が咲くようになります。
つるボケとは少し違いますが、
肥料が効きすぎている場合も雌花が咲かなくなります。
この場合も追肥を行うのをやめ、様子をみます。
親づるを摘芯していない場合は、すぐに摘芯を行いましょう。
摘芯後に出てきた子づるの伸びてくると、雌花が咲く確率が上がります。
人工授粉すると着果率が高まります
・受粉不良
雄花も雌花も咲いたけれど着果しなかった場合は、
受粉がうまくいかなかった可能性があります。
地植えにしていて、虫など受粉する生き物がいる場合でも、
やはり自然のことですので絶対に受粉してくれるとは限りません。
確実に受粉させるために、
どのような環境で育てていたとしても、
人工受粉することをおすすめします。
雌花の寿命は短いので、雌花の蕾があるのを見つけたら、
毎日、咲いているかどうかをチェックします。
雌花が咲いたら、午前10時までに人工受粉を済ませましょう。
■参考
・スイカ 地植えの育て方
・スイカ プランターの育て方
・スイカ 鉢での育て方
・小玉スイカ 地植えの育て方
・小玉スイカ プランターの育て方
・スイカ 吊り栽培