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スイカ つる伸び放題
スイカ栽培は、慣れないとつるが伸び放題になり収集がつかなくなります
スイカを植え付けた時は、まだ苗も小さく、
多少つるが伸びたとしても、すぐに対応できそうに感じます。
けれど、生育が旺盛な時期になると、毎日どんどんつるを伸ばすので、
あっという間に手におえなくなっていきます。
つるが伸び放題になっている時は、
どのように対処すれば良いのでしょうか。
[スイカ つる伸び放題]
■スイカ つるを伸び放題にしない
スイカ栽培では、つるの扱いがとても大きなポイントとなります。
最初に伸びているつるは親づる、親づるの脇芽(側枝)が伸びたものが子づる、
子づるの脇芽(側枝)が伸びたものを孫づると呼びます。
これらのつるの状況を把握し、必要なものは残して傷まないように育て、
不要なつるは早めに摘み取るという整枝作業ができるようになれば、
スイカ栽培がうまくいく可能性も高くなります。
植え付けた時は、まだスイカにとって気温があまり高くなく、苗自体も小さいので、
それほど生長スピードは速くありません。
けれど、苗が少しずつ大きくなるにつれ、
気温も上がって生長スピードも速くなります。
気を抜くとあっという間に繁茂する結果となるので、
こまめに整枝や誘引の作業をするのが基本です。
栽培スペースが広ければ、誘引・整枝作業がしやすいです
■スイカ つるが伸び放題のときは
スイカ栽培の初期から目を離さず、
できるだけこまめに誘引や整枝作業ができれば良いですが、
まだ栽培に慣れておらず要領が分からないことや、
栽培場所に長らく行けなかったという場合もあるでしょう。
そんな時、久しぶりにやってきた畑では、
スイカのつるが縦横無尽に伸び、どれがどのつるか、
見ただけでは分からないということもあります。
つるが伸び放題になっていたら、まずはどれがどのつるかを把握し、
どこかに着果していないかもチェックしましょう。
その後、誘引や整枝の作業をし、管理しやすい状態へと整えていきます。
・つるの状況を把握する
まずは、株元がどこかを見つけましょう。
株元から伸びているつるが親づるです。
どれが親づるか分かれば、おのずと子づるや孫づるが分かります。
この時、できればつる同士の絡みもほどいておいた方が良いですが、
無理に絡んでいる部分をほどこうとすると、つるを傷めることにつながります。
すでに絡んでいて、簡単にほどくことができなさそうなつるは、
親づる・子づる・孫づるのどれかを書いたテープを貼るなどして、
一目で分かるようにしておきましょう。
既に着果している株のつるを切って位置を変えると、
樹勢が急激に落ち収穫に響くので注意します。
どれがどのつるかが分かったら、着果しているかも確認しましょう。
つるの本数や着果数を把握することで、次の作業もやりやすくなります。
空中栽培では、誘引や整枝作業が目で見て分かります
・整枝、誘引と摘果
つるの状態が分かったら、整枝と誘引を開始します。
本来であれば、親づるの摘心や脇芽かきなどが必要となりますが、
すでに伸び放題となっている状態で、急激に摘心や脇芽かきを行うと、
極端に草勢が落ち込む原因となります。
すでに伸びているつるに関しては、無理に摘心や間引きを行わず、
しばらく様子を見ましょう。
また、つるの把握ができた後、できるだけまた絡んでしまわないよう、
誘引もしっかりと行います。
放置している間に、たくさんの実がついていたら、
適性な数になるように摘果を行います。
一番果はあまり良い実に育たないので、一番の摘果対象となります。
また、着果している中でも、形が悪かったり生長の遅いものは、摘果をしておきます。
摘果をして実の数を減らせば、株の負担を減らすことができます。
■参考
・スイカ 地植えの育て方
・スイカ プランターの育て方
・スイカ 鉢での育て方
・小玉スイカ 地植えの育て方
・小玉スイカ プランターの育て方
・スイカ 吊り栽培