人気の投稿とページ
スイカ種 白と黒
スイカの種、白いのと黒いものがありますね
けれど、同じスイカの中から出てきたのに、
黒い種だったり白い種だったりすることがあるのは、
なぜなのでしょうか。
スイカの種に白黒がある理由を、調べてみました。
[スイカ種 白と黒]
■スイカ種 白と黒がある理由
同じ1つのスイカの中に、白い種と黒い種が一緒に入っていることは、
特に珍しいことではありません。
この白い種と黒い種には、何か違いがあるのでしょうか。
・黒い種
種は、雌花の柱頭に雄しべの花粉がつくことにより、受粉します。
その後、見事受精を果たしたものが、種となります。
受精がうまくいき、かつ実の中で熟した状態になったものが、黒い種です。
表皮が硬く、スイカの果肉と一緒に食べていると、硬くて噛み砕けません。
種を割ってみると、黒くて硬い表皮の内側には、白いものが詰まっています。
種自体に厚みがあり、いかにも熟しているというのが分かります。
また、うっかり黒い種を食べても害にはなりません。
・白い種
スイカの中に入っている白い種は、受精したけれどまだ未熟なものか、
あるいは受精できなかった種です。
厚みはそれなりにあるものの、表皮がまだ柔らかく白っぽいものは、
受精していて未熟なものであることが多いようです。
それに対し、厚みも薄く、全体に柔らかいものが、
受精できていない種だと思われます。
種なしスイカを食べていると、
時々白っぽい種のようなものが含まれていることがありますが、
これはこの受精できないものと同じような、種になれなかったものです。
白い種は黒い種と違い、柔らかいのでそのまま食べても問題はありません。
ただ、多量に食べることで、腹痛を引き起こすことがあるので、
気になる方は取り除くと良いでしょう。
昔に比べると種が少なくなった気がします
■スイカの種の色
スイカの種の色は、意外と幅があります。
真っ白で頼りないものもあれば、真っ黒で硬いものもあります。
他にも、薄い茶色のものがあったり、中心が茶色くて縁が黒いものなど、
観察してみると色々な発見があります。
スイカの種の色は黒というイメージが強いですが、品種によっても色幅があります。
きちんと熟した状態の種でも、品種によって真っ黒になることもありますし、
茶色っぽい色になることもあります。
食べたスイカから種をとって、その種を播いて育てる場合は、
できるだけ熟した状態の種をとります。
未熟な種では、発芽せずに終わることもあるので、採種の際は注意します。
同じスイカから出た種で、色も熟していると感じるものでも、
個体差が出ることもあります。
見た目が同じように見えても、実は不良という場合もあるので、
種を採取する時は、できるだけたくさんの種をとるようにします。
その中から良い状態(水に浮かないなど)のものを選び、種をまきます。
種を播く時も、1株だけ育てたい場合であっても、
複数の種を播いて、良い状態の苗を選ぶようにするのが基本となります。
複数の種を播いて育てれば、万が一育てた種が調子を崩したとしても、
代替苗をまた栽培することができます。
■参考
・スイカ 地植えの育て方
・スイカ プランターの育て方
・スイカ 鉢での育て方
・小玉スイカ 地植えの育て方
・小玉スイカ プランターの育て方
・スイカ 吊り栽培