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スイカ 畑の準備
スイカ栽培を始める時、
地植えで育てるのであれば、まずは畑の準備が必要です
大玉スイカも小玉スイカも、土の状態を良くすると順調に育ちます。
準備も一日ですぐにできるものではありません。
できれば肥料などをよくなじませるために、
苗を植え付ける2週間前までには土作りを終えておきます。
畑の準備を事前にしっかりして、スイカ栽培に備えましょう。
畑の準備を一回覚えたら、いろいろな作物に活用できます。
[スイカ 畑の準備]
■土壌消毒
スイカはウリ科の植物で連作を嫌います。
連作に強い接ぎ木苗を使うのも良いですが、
できれば土自体を消毒しておくと、病気の心配が減ります。
薬剤を使った本格的なものもありますが、
スイカを栽培する前の寒い時期を有効に活用しましょう。
◎冬の土壌消毒
1. 冬の一番寒い時期に、大きいスコップで土を掘り起こします。
2. 掘り起こした土は崩さず、塊のまま畑に放置します。
3. 霜が降りたり、雪が降り、土が凍るうちに、低温下で土壌消毒されます。
土を掘り上げる時は、できれば30cm以上は掘り上げましょう。
霜が降りたり、雨風にさらされることで、
塊だった土が少しずつくずれ、土が柔らかくなる効果もあります。
これとは反対に、夏場に黒いビニールをかぶせて熱消毒する方法もあります。
■耕す
スイカの根がよく広がるように、土を柔らかくしておきましょう。
クワやスコップを使って、深さ30cm以上掘り上げて、土をほぐしておきます。
土をほぐしておくことにより、水はけが良くなり、新鮮な空気も入りやすくなります。
スイカは水はけや風通しの悪さなどが原因で、病気にかかることが多い植物です。
どちらかというと乾燥にはやや強いので、水はけをよくして、
余分な湿気を溜めこまないようにしておきましょう。
■混ぜる
土をふかふかにしたり、酸度を調整したりするために、
堆肥・苦土石灰を土に混ぜておきます。
さらに元肥として、化成肥料を加えておきます。
1㎡あたり、堆肥を2kg~3kg、苦土石灰を100g、化成肥料を150g土に加えます。
化成肥料は、窒素・リン酸・カリが8:8:8のものか、
リン酸がやや多いものを選ぶようにします。
また、半分の量を心肥として畝の中心に置き、
残りの半量を畝の土全体に混ぜます。
畝の立て方
■畝を立てる
土の改良が終わったら、畝を立てます。
畝の幅は200cmとし、複数の株を植える時は、
株間を150cmずつ取れるように畝の長さを計算しておきます。
畝の高さは15cm~20cmくらいで、
少し高めにしておくと水はけを確保できます。
鞍つき畝は、山型を作り手のひらで上部を平らにします
長い畝ではなく、山型に作る「鞍つき畝」というものもあります。
この場合は、心肥を中心ではなく、底面に仕込んでおきます。
山型にすることにより、省スペースの畝を作ることができる上、
簡単に水はけを良くすることもできます。
高さは通常の畝と同じく、15cm~20cmで十分です。
水はけは良くなりますが、畝が長くつながっていないため、
通常の畝よりもやや乾きやすくなっています。
スイカは比較的、乾燥に強いですが、地植えでも水切れには注意します。
■参考
・スイカ 種からの育て方