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スイカ 種からの育て方
スイカは種からでも、育てることができます。
園芸店やホームセンター、種苗会社、通信販売で、
スイカのいろいろな種を購入することができます。
また、知り合いにスイカを育てている方がいる場合は、
固定種であれば、少し種を分けてもらってもいいでしょう。
スイカを食べて残った種で育てると、
品種により、発育や収量が見込めないことが多いです。
品種を選び、購入した種から育てるのが安心です。
[スイカ 種からの育て方]
■種まき
種まきは3月~4月が適期です。
これより早いと種が凍ってしまいますし、
遅いと発芽以降の生育が遅れてしまい、
収穫に間に合わなくなるので適期は守るようにします。
・直播き
スイカは、育てる場所に直接種をまいて育てることができます。
直播きを行う場合は、土作りを種まきより先に済ませておきます。
種まきをする2週間以上前に、
1㎡あたり、完熟堆肥2kg~3kg、化成肥料100g、
苦土石灰を100g加えてよく混ぜておきます。
畝を作るか、鞍つきを作り、適期になったら種をまきます。
1か所に3粒~4粒の種を1cm間隔に置き、
種が隠れる程度に土をかぶせます。
土をかぶせた後は、水をたっぷり与えておきましょう。
・ポット播き
育苗して定植する場合は、セルや3号サイズのポットに種をまきます。
ポットに種まき用の用土を入れ、2粒~3粒の種を1cm間隔に置きます。
種が隠れる程度に土をかぶせたら、水をたっぷり与えましょう。
■鞍つきの作り方
穴を掘った底に肥料を入れる方法もありますが、
スイカの場合は、畑の土づくりをしてから、
鞍つきにするの方法が良いでしょう。
1.土を盛り、直径30~40cm、高さ20cmの円錐を作る。
2.円錐の頂点を手の平で押し、平らにする。
3.平らになった部分の中央に、種をまいたり苗を定植したりする。
■防寒
種まきを行う3月~4月は、スイカにとってはまだ寒い頃です。
種をまいた後、防寒のために、
ホットキャップやビニールをかぶせておきましょう。
防寒しておくことで、発芽に充分な気温が確保でき、
また乾燥防止にもなります。
ホットキャップはホームセンターなどで売られていて、
1個から購入可能なので、家庭菜園で数株育てる時などに便利です。
また、充分に気温が上がるまで使えるので重宝します。
防寒対策だけでもは気温が低い場合は、
園芸用のヒーターや加温器を利用して温度を上げます。
■水やり
種をまいてから本葉が出てくるまでは、乾燥しすぎは禁物です。
特に発芽するまでに土が乾ききってしまうと、
うまく発芽しないこともあるので注意しましょう。
ポットに種をまいた場合は、直に種をまくよりも土の量が少なく、
乾燥が早いので注意が必要です。
必ず毎日土の状態をチェックして、
乾いているようであればたっぷりと与えるようにしましょう。
本葉が出てきた後は、葉がしおれない程度に、
土が乾燥したら水を与えるようにします。
あまり湿気た状態が続くと、過湿になって、
まだ弱い根が根腐れなどを起こして傷んでしまいます。
■間引き
複数の芽が出たら、本葉が出る頃に、
育ちの良いものを1つだけ残し、あとは間引きします。
間引きをする時は、残す芽の株元を軽く押さえ、
間引く株を反対の指でつまんで引き抜きます。
残す芽の株元を押さえていないと、
間引く芽につられて土から抜けてしまうことがあります。
まだ弱い根は少し土から浮くだけでも傷むことがあります。
できれば根ごと間引きをした方が良いのですが、
芽が混んでいて、どうしても根が浮いてしまうことがあります。
その場合は、無理に引き抜かずに、
間引く予定だった芽を地際で切っておきましょう。
ただし、残す芽まで傷つけないように注意します。
発芽してまだ赤ちゃんの状態の芽はとてもデリケートです。
間引きの作業は、ていねいに優しく行うようにします。
■定植
種を直播きした場合は定植の必要はありませんが、
ポットで育苗は、本葉が5枚~6枚になったら、定植しましょう。
定植をする前に、ポットの入った状態のままで、
苗にしっかりと水を与えておきます。
スイカの根は弱く、ポットから抜いた際に根鉢が崩れてしまうと、
根が傷むことがあります。
定植の時に根を傷めてしまうと、根の修復に時間がかかってしまい、
その生育に大きく影響します。
定植する場所には根鉢が入るくらいの植え穴をあけておき、
ここにも水を入れてしっかりと染みこませておきます。
苗側、植え穴両方に水分を含ませた上で、苗を少し高めに植えます。
定植が終わった後にもたっぷりと水を与えておきます。
こうすることにより、根付くのが早くなり、生育がよくなります。
■参考
・スイカ 地植えの育て方
・スイカ プランターの育て方
・スイカ 鉢での育て方
・小玉スイカ 地植えの育て方
・小玉スイカ プランターの育て方
・スイカ 収穫時期の見分け方