スイカ直播

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2020年05月15日（金）

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スイカを食べた時、種を庭先に捨てたら、そのまま芽が出てくることがあります

けれど、時期の問題なのか、それとも管理が悪いのか、
出てきた芽が大きく育つことはほとんどありません。

スイカは直播きでも育てられるのでしょうか。
もし育てられるのであれば、ポットで育苗する場合と、何か違いはあるのでしょうか。

[スイカ直播]

■スイカ直播できる？

スイカを食べる時、庭先に種を捨ててそのままにしておくと、芽が出ることがあります。
たいていはそのまま枯れてしまいますが、中には大きく育つこともあります。

このことからも分かる通り、スイカは直播きでも育てることができます。

家庭菜園では、一般的に苗を購入して、その苗を植え付けて育てます。

あるいは、種から育てる場合であっても、ポリポットに土を入れ、そこに種を播きます。

それを定植適期まで育苗し、植え付ける方が多いです。

けれど、スイカは栽培場所にそのまま種を播き、育てることもできます。

育苗は初心者には難しいことも多いため、直播きで育てた方が、
成功率が上がる場合もあります。

■スイカ直播注意点

スイカを直播きで育てることはできますが、
ポットで育苗する時と違った注意点がいくつかあります。

直播きでの詳しい育て方は、こちらを参考にしてください。

・温度を確保する
スイカは夏野菜の中でも、高温を好みます。
特に発芽する時に必要な温度が、25度～30度と高いです。

そのため、ポットを使って育苗する場合も、
発芽させるためには保温が不可欠となります。

直播きの場合、栽培場所にそのまま種を播くため、戸外での管理が基本となります。
鉢やプランターで育てる場合であれば、ポットと同じように室内管理もできますが、
地植えならそういうわけにはいきません。

できるだけ発芽適温に近付けるよう、
地温を上げるためにビニールマルチなどを利用するとともに、
簡易的なトンネルやハウス、ホットキャップなどを利用します。

ただ、保温器のように一定の温度に上げるのは難しくなるので、
気温が上がってから播種するのも方法の1つです。

発芽適温に近付けるような工夫が必要です

・接ぎ木ができない
直播きで育てるスイカは、種を播いた後発芽したら、
そのまま土から抜きとることなく育てます。

ポットで育苗している場合、育苗した苗をそのまま定植するパターンと、
苗を接いで接ぎ木苗にして定植するパターンとがあります。

そのまま定植する場合は、直播きと同じ自根苗といわれる状態ですが、
接ぎ木苗は丈夫な台木に接いでいるので、病気や連作障害に強く、
生育も旺盛になります。

直播きでスイカを育てると、この接ぎ木苗に仕立てることができません。

そのため、病気や連作障害のリスクが高くなるので、
土壌消毒などはきちんとしておく必要があります。

薬剤での消毒が難しい場合は、太陽光を使った熱消毒や、
寒いうちに行える寒おこしなどがお勧めです。

また、もともと病気に強く生育が旺盛な品種を選ぶのも、直播きのポイントです。

スイカの育て方.com