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スイカの肥料は?
スイカは肥料のやり方が難しいですが、以下のポイントをおさえれば大丈夫!
[スイカの肥料は?]
1.スイカに適した肥料
肥料には、窒素・リン酸・カリという3種類の要素が主に含まれていて、
メーカーや肥料の種類によって配合率が変わります。
育てる植物によって、それぞれ必要な要素が変わってくるので、
適した肥料を与えることが重要となります。
窒素は、葉や茎(つる)を伸ばすための要素、
リン酸は、花や実を充実させる要素、
カリは、根を育てるための要素とされています。
スイカの場合、窒素の多い肥料を与えていると、
葉やつるばかりが伸びてしまい、花がなかなか咲かない、
「つるボケ」という状態になりやすくなります。
かといって、リン酸分のみの肥料を与えても、
思うように生育しないことがあるので、
3つの要素がすべて含まれているものをまず選ぶようにします。
その中で、リン酸が少し多めのものを選ぶとさらに良いでしょう。
あるいは、窒素・リン酸・カリが同等のものでも構いません。
最近では、スイカ・メロン専用の肥料というような、
リン酸がやや多めの有機質配合肥料も市販されていて便利です。
*スイカ地植えの元肥は、
>>スイカ 地植えの育て方 の畑の準備の項をご覧ください。
2.追肥のタイミングと量
スイカを育てるにあたり、
地植えで育てるかプランターや鉢などの容器で育てるか、
により、追肥のタイミングと量が異なります。
・地植えの場合
地植えで育てている場合は、最初の土作りの段階で入れる元肥の後は、
受粉が終わって着果してから追肥を開始します。
あまり初期の頃から追肥を始めてしまうと、つるボケの状態になりやすく、
最悪の場合は実をつけずに、シーズンが終わってしまうこともあります。
最初に着果した実が卵くらいの大きさになったら、最初の追肥を行います。
追肥する時は、化成肥料を1㎡あたり50g~60gくらい与えるようにし、
あまり多肥にならないよう注意します。
1回目の追肥の後は、2週間~3週間おきに追肥を行うようにします。
容器栽培は、肥料が抜けやすいです
・容器栽培の場合
鉢やプランターなどの容器栽培をしている場合は、
地植えよりも土の量が制限されている上、
底穴から肥料分が流れ出し抜けやすくなっています。
そのため、地植えよりも追肥の頻度を上げる必要があります。
苗を植え付けた後、3週間~1ヶ月ほど経った頃から、追肥を開始します。
それまでは地植え同様、用土に含まれている元肥だけで充分です。
肥料は化成肥料か液体肥料が使えます。
化成肥料を使う場合は、1株につき10gを3週間ごとに与えるようにします。
液体肥料を与える場合は、規定通りに薄めたものを、
1週間に1回くらいのペースで与えます。
3.肥料の効き目が悪いときは?
地植え、容器栽培どちらの場合でも、
追肥しているにも関わらず、生育速度や葉の色が悪い場合は
肥料の効きが悪いのかもしれません。
即効性のある液体肥料を規定よりも少し薄めに作って、
水代わりに与えて様子をみるようにします。
スイカのつるの先が、朝は上を向いていて、
日中になると落ち着いてくる状態が、
肥料が、ほどよく効いている状態です。
つるの先が朝は上を向いていて、日中に下がり落ち着くのが、肥料が適正な状態です
スイカのつるの先が、1日中、上を向いていているのは、
肥料が効き過ぎで、逆に下がりっぱなしだと、肥料が少ない状態です。
また、化成肥料を与えている時は、表面にぱらぱらとまくだけよりも、
少し土に馴染ませるようにした方が良いでしょう。
つるが伸びてくると、その分根も伸びています。
根は先端の方が肥料分を吸う力が強いので、
株元から少し離れた場所に肥料を与えるのがコツです。
■参考
・スイカ 地植えの育て方
・スイカ プランターの育て方
・スイカ 鉢での育て方
・小玉スイカ 地植えの育て方
・小玉スイカ プランターの育て方
・スイカ 吊り栽培