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SORA~そら~
SORA~そら~は、萩原農場が改良し作った小玉スイカ品種です
見た目は普通の小玉スイカのようですが、
実は最近の空中栽培方法に向いている品種なのです。
SORA~そら~とは、どのようなスイカなのでしょうか。
栽培のコツもお伝えします。
■SORA~そら~
◎空中栽培向けの小玉品種
SORA~そら~が他の小玉品種と違っているのは、
空中栽培(立体栽培)に適したように作られていることです。
スイカは本来、つるを地面に這わせて育てる、地這い栽培が基本でした。
けれど、地這い栽培はつるを長く伸ばすスペースが必要になるため、
家庭菜園では、スペース的に難しいところがありました。
特にベランダでしか栽培ができない集合住宅での家庭菜園では、
スイカ栽培は夢のような話でした。
ところが近年、つるを立体的に誘引することによって、
栽培スペースを小さくする栽培方法が出てきました。
それが空中栽培(立体栽培)です。
空中栽培では、地這い栽培よりも狭いスペースでスイカを育てることができます。
また、実がついた時に、空中に実が浮いているような、面白い姿も見られます。
さらに、空中栽培では、風通しが良く病気や害虫に強く育てられます。
SORA~そら~は、小玉品種なので、
安心して空中に実を浮かせて栽培することができる品種です。
10号鉢にあんどん仕立て、小玉が2個は収穫できます。
◎高糖度でおいしい!
SORA~そら~の見た目は、とてもスイカらしい姿をしています。
濃い緑の皮に黒い縞模様が入り、丸い豊円形をしていて、
見るからに果肉が詰まっていそうです。
切ってみると、中の果肉は鮮やかな赤色をしています。
糖度が上がりやすい品種なので、スイカの甘みを堪能できます。
甘みとスイカらしい爽やかな香りや旨みもきちんと感じることができます。
スイカの風味とシャリ感の強い食感で、高い満足感が得られます。
◎草勢が強く育てやすい
草勢がやや強めで、栽培後半になってもつるの伸びが安定しているため、
後半にバテることが少ない特徴があります。
ただ、草勢が強めということは、栽培初期に多肥状態にすると、
つるボケを起こす可能性があります。
着果までは元肥で育てた方が良いです。
また、空中栽培(立体栽培)で育てる場合は、
つるをしっかりと誘引し、自重で落ちないようにしておく必要があります。
空中栽培(立体栽培)というと、家庭菜園向きの栽培方法のように感じますが、
スペースの限られている農家でもその効果を得ることができます。
促成栽培から抑制栽培まで、広い範囲の作型で栽培が可能なのも、
農家にとっても嬉しいポイントです。
管理人も空中栽培派です、縞王大玉、ご覧ください。
■SORA~そら~
◎特徴
・空中栽培(立体栽培)に向く小玉品種
・実は豊円形をしていて、緑と黒の縞模様
・中の果肉は鮮やかな赤色で目を引く
・糖度が上がりやすく、安定して高糖度の実が収穫できる
・果肉は硬めでシャリ感の強い食感
・草勢は強めで、栽培後半になってもつるもちが良い
◎栽培のコツ
・基本の育て方は、一般的な小玉スイカと同じ
・空中栽培(立体栽培)を行う場合、着果した後は、
実を支えるためにネットや紐で吊るす必要がある
・草勢は強めなので、栽培初期は多肥にしないように注意
■参考
・スイカ 地植えの育て方
・スイカ プランターの育て方
・スイカ 鉢での育て方
・小玉スイカ 地植えの育て方
・小玉スイカ プランターの育て方
・スイカ 収穫時期の見分け方