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神農
神農
神農(しんのう)は肥大性に優れる大玉品種で、
着果が安定し、花痕部が小さいため、裂果の心配も少ないです。
栽培中の梅雨時でも育てやすいです。
神農の品種特徴と栽培のコツをご紹介します。
[神農]
◎鮮やかな表皮を持つ大玉品種
表皮は縞模様があるタイプで、
地色は濃く、鮮やかです。
縞模様は濃緑色で、太く、はっきりと出ます。
形は正球形に整うことが多く、
栽培によっては高球形になります。
変形果や空洞果の発生が少なく、
花の痕が小さいので、裂果も少ないです。
大きさは6kg~8kg以上になり、
肥大性が良いため、大きく育てることもできます。
◎台木には、はやぶさ南瓜が最適
神農は株式会社神田育種農場のオリジナル品種のため、
多くは種から育てることになります。
接ぎ木をせず、自根で育てても問題はありませんが、
半身萎ちょう病や萎ちょう病など、
病害が多発する土などで栽培する場合、接ぎ木を行うと被害が最小限になります。
台木に適しているのは、同じく株式会社神田育種農場から販売されている台木で、はやぶさ南瓜という品種です。
神農とはやふさ南瓜の相性がとてもよく、
その後の生育が良いので、接ぎ木が出来る場合、行ったほうが良いです。
◎暖地、中間地で梅雨前に収穫する作型が良い
栽培は地植えより、
梅雨より前に収穫する作型に適しているので、
トンネル栽培が適しています。
トンネル栽培の場合、2月頃から種まきをします。
梅雨明けに収穫する作型を推奨しない理由として、
品質が落ちやすく、安定しないからです。
なるべく梅雨前に収穫する作型で育てたほうが良いです。
■神農
◎特徴
・大きさは6kg~8kg以上になる
・縞模様があり、色が濃い
・形はよく整い、正球形~高球形になる
・変形果、空洞果の発生が少ない
・花の痕が小さいので、裂果の心配も少ない
・草勢は中程度~やや強く、収穫期の草勢も中程度
・栽培はトンネル栽培に適している
・梅雨前に収穫する作型が最適
・接ぎ木する場合、はやぶさ南瓜を台木に使うと良い
・果肉は濃朱紅色をして、濃く、鮮やか
・食味はコクがあり、美味
・糖度は12度程度に安定する
◎栽培のコツ
・草勢は中程度なので、やや多めの元肥を与える
・栽培は一部冷涼地を除く暖地、中間地のトンネル栽培で栽培する
・梅雨明け後の収穫は、品質が落ちやすいのでなるべく梅雨前に収穫する作型を選ぶ
・6月~7月収穫で開花後、43日~45日で収穫する
■参考
・スイカ 地植えの育て方
・スイカ プランターの育て方
・スイカ 鉢での育て方
・小玉スイカ 地植えの育て方
・小玉スイカ プランターの育て方
・スイカ 収穫時期の見分け方