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夏爽赤
夏爽赤
夏爽赤（なつそうせき）は夏の高温に強い品種で、
大和農園グループから春爽赤と同時期の2017年に発売された大玉スイカです。
暑さに強いため、夏場でも品質が落ちにくいです。
夏爽赤の品種特徴と栽培のコツをご紹介します。
[夏爽赤]
◎栽培を通して草勢が強いまま育つ
春爽赤と似た特徴を持っていますが、
夏爽赤は名前の通り、夏場の栽培に向いている品種です。
高温期でも生育不良やうるみ果が少ないです。
栽培初期の草勢は中程度ですが、交配、収穫に向けて草勢が強くなります。
そのため、着果による負担が少なく済むので管理がしやすいです。
収穫が7月～8月頃になる作型に適しており、
資材を使わない地植え栽培に向いています。
低温でも育つので、ハウス、トンネル栽培でも育てやすいです。
子づるの発生も良く、着果性も良いので、
着果が揃わずとも、安定した品質のスイカが栽培できます。
◎うるみ果、空洞果が少ない
栽培期間である夏場では、肉質が変化するうるみ果が発生しやすいです。
夏爽赤はその耐暑性から、うるみ果が特に少なく、
カットしても見栄え良く、秀品率が良いです。
奇形果も少なく、表皮が日焼けのような症状、
生理障害である空洞果の発生も少ないです。
品質が落ちずに一定で収穫できます、
このことを在圃性が良い、とも言います。
◎糖度や色付きが均一
大きさは6kg～8kg、円に近い球形をしています。
大玉スイカの一般的な大きさに近いです。
果肉は鮮桃紅色をしていて、色付きが均一です。
糖度は12度～13度。
一般的にスイカの中心部は甘く、
皮に近くなるにつれて甘さが落ちることがあります。
中心部と皮際の糖度の差が小さく、食味に優れます。
肉質や硬く締まっており、日持ちが良いです。
■夏爽赤
◎特徴
・大玉スイカで6kg～8kgの球形
・草勢は中程度で、開花期から強くなる
・着果疲れしにくい
・安定して良い品質のスイカが収穫できる
・暑さに強く、生育不良やうるみ果などの品質劣化が少ない
・糖度や色付きが均一になり、食味が良い
・特に日持ちしやすい
◎栽培のコツ
・開花期から草勢が強くなるので、肥料や水やりに気をつけ、強くなりすぎないようにする
・地植え栽培で4月中には植え付ける
■参考
・スイカ 地植えの育て方
・スイカ プランターの育て方
・スイカ 鉢での育て方
・小玉スイカ 地植えの育て方
・小玉スイカ プランターの育て方
・スイカ 収穫時期の見分け方
