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パルナス80
パルナス80
パルナス80は橿原農園から販売されている大玉スイカ品種の一つで、
栽培によっては中玉~大玉になり、
低温環境でも育ちやすく、雌花の発生も良く、着果性に優れています。
ハウス栽培からトンネル栽培、キャップ栽培と幅広い作型に適応します。
パルナス80の品種特徴と栽培のコツをご紹介します。
[パルナス80]
◎中玉~大玉サイズになる、縞模様が鮮明なスイカ
栽培によって大きさが異なり、
ハウス栽培で5kg~6kgの中玉~大玉サイズ、
トンネル栽培で6kg~7kgの大玉スイカサイズになります。
5kg以下になることはなく、大きさは揃います。
果形は高球形をしていて、
果皮は濃い緑色の地に鮮明な縞模様が入り、縞模様はやや太めです。
◎低温に強く、幅広い作型に適応する
低温に強く、ハウス促成栽培、ハウス地這栽培で育てることができます。
どちらも植え付けは12月~1月で、低温環境でも雌花が着きやすく、
花粉の量も多いので、着果性に優れています。
適応する作型が広く、ハウス栽培の他、大型トンネル栽培や中型、
小型トンネル栽培、キャップを被せて栽培するキャップ栽培に適しています。
キャップ栽培の場合は、生育途中で十分に暖かくなってからキャップを外し、
地植えと同じように育てます。
熟期は早生系で、早生の中でも早いです。
トンネル栽培で早ければ6月中旬から、
キャップ栽培で7月上旬から収穫ができます。
◎繊維が少なく、糖度も高いので食味に優れる
果肉の色は鮮紅色をしていて色の濃い赤肉品種です。
肉質は繊維が少なく、口に入れた時に残る繊維が少ないです。
糖度は12度以上に安定しやすく、
十分な甘さを持っているので食味にも優れています。
■パルナス80
◎特徴
・中大玉サイズで揃いが良いスイカ品種
・栽培によって大きさがやや異なる
・地色が濃く、縞模様が鮮明に出る
・熟期は早生で、遅くとも7月上旬から収穫できる
・ハウス栽培から栽培初期にキャップを被せておく栽培に適している
・草勢は強めで、生育旺盛
・低温環境でも雌花の発生が良く、花粉の発生も多いので着果性が良い
・繊維質が少ない肉質をしていて繊維が口に残りにくい
・糖度は12度以上に安定する
◎栽培のコツ
・草勢が強いので、元肥を控えめにしてつるボケを防ぐ
・特性を一番に発揮させる作型はハウス栽培やトンネル栽培
・熟期が早いので収穫遅れに注意する
■参考
・スイカ 地植えの育て方
・スイカ プランターの育て方
・スイカ 鉢での育て方
・小玉スイカ 地植えの育て方
・小玉スイカ プランターの育て方
・スイカ 吊り栽培