くろあま

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くろあま

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くろあま

 

 

くろあまは、真っ黒な皮が特徴の大玉スイカです。
大和農園が交配してできたこの品種の最大の特徴は、やはり真っ黒な皮でしょう。

 

黒皮種の中でも皮の色が濃く、本当に黒玉スイカです。
よーく見ていると、うっすらと網目状に模様が見えることもありますが、
普通に見ているだけなら黒色のまるでバクダンのように見えます。

 

1玉が7kg~8kgによく揃い、見た目のインパクトも強いので、
売り場では人気者になりそうです。

 

近年、他の黒皮種の人気が高まっているとともに、
黒皮のスイカ自体の人気も高まっているように感じます。

 

真っ黒な皮の中の果肉は赤いですが、
真っ赤な色の品種のスイカと比べると、少し薄めの色をしています。

 

けれど黒い皮との対比で、薄めの赤がよく映えます。
スイカ特有の甘い香りが凝縮された果汁は美味で、
糖度は平均して11度~12度と甘さが強いです。

 

果汁はたっぷりと含まれていますが、果肉は少し硬めで、
スイカのシャリシャリとした食感も十分楽しめます。

 

果肉が硬めなので、日持ち性が高いのも魅力です。
果肉の色回りのスピードは普通ですが、糖度がのるのが少し遅めなので、
十分に糖度が上がってからの収穫は、少し難しいことがあります。

 

ただ、日持ち性が良いので、収穫適期が少し長く、
糖度が上がってから収穫することも可能です。

 

また収穫後の日持ちもするので、丸ごとの販売からカットしての販売も可能です。
カットした時の、真っ黒な皮と赤い果肉がたまりません。

 

低温時の花芽が付く数や、着果性はそれなりに良いですが、
なんといっても高温期の耐性が素晴らしいです。

 

そのため、ハウスでの早期栽培~露地栽培まで可能です。
特に暑い時期に、じりじりと太陽の光を存分に浴びて育つ露地栽培や、
露地より少し早めに定植するトンネル栽培がお勧めです。

 

草勢は栽培期間中を通して波が少ないですが、交配期に強くなる傾向があります。
その後はまた落ち着くので、様子を見ながら育てる必要があります。

 

 

■大玉スイカ くろあま

 

◎特徴
・皮が真っ黒な黒玉種
・1玉7kg~8kgによく揃う
・果肉は赤く、黒い皮とのコントラストが美しい
・果肉はやや硬めで日持ち性が高い
・シャリ感が強く果汁もたっぷり含む
・スイカの濃厚な甘い香りが楽しめる
・糖度は11度~12度
・低温~高温まで対応できる
・ハウス栽培~露地栽培まで幅広い作型
・F1種のため種をとっての栽培はできない

 

◎栽培のコツ
・糖度が上がるのが遅めなので十分に待ってから収穫する
・草勢は比較的安定しているが交配期に強くなる傾向がある

 

■参考
・スイカ 地植えの育て方
・スイカ プランターの育て方
・スイカ 鉢での育て方
・小玉スイカ 地植えの育て方
・小玉スイカ プランターの育て方
・スイカ 収穫時期の見分け方


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スイカの品種

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