スイカ栽培 8月

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スイカ栽培 8月

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8月、スイカの収穫も終わりに近づきます。

 

 

スイカ栽培も、8月に入ると終盤になる場合が多くなります。

 

スイカは1株で収穫できる実の数が、他の夏野菜などに比べるとかなり限られています。

最後まで気を抜かず、しっかりと育てていきましょう。

 

おいしいスイカを収穫するために、

8月にやっておくべき作業とは、どのようなものなのでしょうか。

 

 

[スイカ栽培 8月]

 

 

■8月のスイカ

 

初夏から始まったスイカ栽培も、8月に入るともう終盤が近くなります。

 

スイカの品種によっては、最初に収穫した実の後にも、
いくつか実を育てられる場合もありますが、
大玉品種などは1株1玉ということが多いので、収穫を迎えたら栽培終了となります。

 

1株1玉しか収穫できないからこそ、
最後まで気を抜けないのもスイカ栽培の難しさでもあります。

 

収穫が近くなれば、大きく育った実をカラスに狙われたり、
病害虫の被害によって収穫ができなくなったりすることもあります。

 

さらに、8月は台風の発生が増える時期でもあります。

 

台風以外でも、異常気象によるゲリラ豪雨などによって、
病気のまん延などの不調が起こる可能性が高くなります。

 

おいしいスイカを収穫するまで、気を抜かずに作業を進めましょう。

 

 

■8月の作業

 

・整枝、誘引
8月になると、着果した実もかなり大きくなってきているはずです。

 

実が大きくなってくると忘れそうになりますが、
実が肥大している間にも、ツルはどんどん伸びています。

 

伸びたツルを放置していると、ツルが絡んでしまい、その絡んだツルをほどこうとすると、
うっかりツルを折ってしまったりと、良いことはありません。

 

ツルが傷めば養水分の運搬がうまくいかなくなり、葉も傷みます。
葉が傷めば光合成による養分を作る力も弱るため、結果として実の生育に影響が出ます。

 

8月は暑さがピークになりますが、それでもツルは伸びていきます。
伸びたツルは放置せず、整枝や誘引によって把握しておきましょう。

 

整枝や誘引については、こちらを参考にしてください。

>>スイカ栽培のコツ

 

・玉なおし
スイカの実が大きくなってきた頃、やっておくと良いのが玉なおしの作業です。
スイカは丸い形をしていますが、自然に転がることはありません。

 

実と地面が設置している場所は、実自体を回転させないと、
ずっと設置したままになります。

 

同じ面ばかり設置させていると、そこ部分に光がまったく当たらず、
白っぽいまま収穫を迎えることになります。

 

実を回転させて全体に光を当てるようにするのが、玉なおしの作業です。

 

ツルから実がはずれてしまわないよう気を付けながら、
地面と設置している部分が上にくるように回転させます。

 

玉なおしは頻繁に行う必要はありませんが、収穫までに最低でも1回は行います。
玉なおしの詳しいやり方は、こちらに書いています。

>>スイカ 玉直しとは?

 

・収穫
収穫適期になったスイカは、順次収穫しましょう。

 

収穫適期かどうかは、叩いた時の音やひげヅルの様子、
受粉日からの日数などによって予想できます。

 

どれか1つで判断するのではなく、
総合的に見て判断した方が、はずしにくくなります。

 

スイカの収穫適期について、こちらで詳しく書いています。

>>スイカ 収穫時期の見分け方

 

・水やり、追肥
8月に入ると、気温はさらに上昇します。
近年は温暖化の影響もあり、酷暑日が続くことも少なくありません。

 

スイカは高温を好む植物ですが、やはり暑すぎる環境ではうまく育ちません。

 

また、気温が上がると土が乾燥しやすくなり、
過乾燥状態の土にいきなり多量の水を与えると、
ショックによって急激に調子を崩すこともあるので、注意が必要です。

 

暑さが厳しい時期には、その時に合わせた水やりが必要です。

 

追肥は、7月と同じ要領で行います。
スイカの水管理や追肥については、こちらを参考にしてください。

>>酷暑の水やり

>>スイカの肥料は?

 

・台風対策
8月に入ると、台風の発生が増えます。

 

スイカは地這いにすることが多いため、
強風に強く台風は問題ないと思われがちですが、そんなことはありません。

 

ツルのある位置は低いですが、きちんと誘引していなければツルが風で動き、
ツルや葉が傷む原因になります。

 

悪ければツルから実がはずれてしまうこともあります。

 

さらに、大雨が降った場合、地面と近い分、泥が付着する可能性が高いです。

泥が付着すると病気感染のリスクが高くなるので、注意が必要です。

 

台風が近づいてきたら、あらかじめ台風対策をしておきましょう。
詳しい台風対策は、こちらに書いています。

>>スイカ 台風対策

 

・病害虫
スイカ栽培も8月になると終盤になりますが、最後の最後まで気を抜けません。

 

実が大きくなり、ようやく収穫間近まで迫っていたものが、
急に調子を崩して枯死することもあります。

 

病気や害虫は、気を抜いた時に被害が出やすくなるので、
予防や見回りを強化し、もし発生しても初期に対応できるように備えておきます。

 

■参考
・スイカ 地植えの育て方
・スイカ プランターの育て方
・スイカ 鉢での育て方
・小玉スイカ 地植えの育て方
・小玉スイカ プランターの育て方
・スイカ 吊り栽培


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