スイカ 種から 苗から

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スイカ 種から? 苗から?

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スイカを育てる時、種から育てるか、苗から育てるか、迷います

 

 

種から育てるのは面白そうですが、少し大変そうです。
けれど栽培に慣れてくると、苗からでは満足できないこともあります。

 

スイカを育てるなら、種から? 苗から? どちらからが良いのでしょうか。

 

種から育てる場合と苗から育てる場合の、
メリットとデメリットをご紹介しますので、ぜひ参考にしてください。

 

 

[スイカ 種から? 苗から?]

 

 

■種からのメリットとデメリット

 

・色々な品種を選べる
苗の定植時期になると、ホームセンターなどでたくさんの苗が並びます。
けれど、スイカにはもっとたくさんの品種が、あります。

 

ホームセンターでは見かけることのない珍しい海外品種や、
栽培が難しいプロ向けの品種など、本当にたくさんの品種があります。

 

苗として販売されているもの以外の品種を育てられるのが、
種からの栽培の面白さと強みです。

 

種自体は、種苗会社やインターネットサイトなどから購入することもできます。
種苗会社なら、自社品種のカタログを出していることも多いので、
色々と比較しながら品種選びをするのも楽しそうです。

 

・収穫の楽しみが倍増
種からスイカを育てるとなると、苗からに比べて収穫まで時間がかかります。
けれど、時間をかけて大切に育てたからこそ、収穫する時の嬉しさは倍増します。

 

種をまいて発芽した時の喜びや、育苗中の苦労、
定植後にすくすくと伸びる姿などが
思い起こされ、人によっては涙が出るかもしれません。

 

苗から育てると、育苗期間を経験できず、その分やや楽しみが減ります。

 

 

空中栽培の縞王

 

 

・おいしいスイカができる
スイカの苗には、自根苗と接ぎ木苗の2種類があります。
自根苗は、種からそのまま育てたもので、
接ぎ木苗は、育てたいスイカの品種の芽と、丈夫な根を持つ植物を接いで育てます。

 

どちらで育てても良いのですが、接ぎ木苗は根がスイカの根ではないためか、
自根苗の方がおいしい実ができるといわれています。

 

苗として自根苗が販売されていることもありますが、
接ぎ木苗にする必要がない分、種からの自根苗の方が、コストが安いです。

 

・手間がかかる
種から育てるとなると、種まきや育苗中の管理など、
苗から育てる時には必要なかった手間が、格段に増えます。

 

それも種からの栽培の楽しみではあるのですが、
育苗に慣れていない人の中には、失敗を繰り返してしまうこともあります。

 

コツをつかめば、育苗も難しくありませんが、慣れるまでが大変なのです。

 

 

スイカ、紅こだまの接ぎ木苗 230円(税込)

 

 

■苗からのメリットとデメリット

 

・すぐに植えられる
苗から育てる場合、なんといっても苗をすぐ定植できるのが強みです。
種から育てると、どうしても育苗する時間と手間がかかります。

 

種まきに慣れないうちは苗を枯らしてしまったり、
定植適期に苗の準備が間に合わないこともあります。

 

苗を買ってきて栽培するのであれば、そういった手間や失敗がありません。

 

・接ぎ木苗を使える
市販されている苗の中には、接ぎ木苗と呼ばれるものがあります。
芽はおいしい実をつけるスイカ品種のものが使われ、
台には病気に強く根の強いユウガオやカボチャなどの植物が使われます。

 

スイカは連作障害が出やすい植物のため、何年も続けて栽培することができません。
ところが、接ぎ木苗を使えば、自根苗ではないので連作障害が出にくくなるのです。

 

根の強い植物を台木として使うため、根の張りも良く、
病害虫による影響を受けにくくなります。

 

強い根が吸った養水分は、おいしい実を作る接ぎ苗に運ばれ、
地上部はぐんぐん育って、おいしい実をつけるようになります。

 

毎年、栽培場所を移動する必要がほとんどないため、
栽培スペースが限られている家庭菜園では、
接ぎ木苗のこの特性はとてもありがたいものです。

 

・コストがかかる
接ぎ木苗はとても良い条件を持った苗ですが、自根苗に比べると値段が高いです。
一般的な自根苗が100円程度とすると、接ぎ木苗は200円~500円くらいします。

 

接ぎ木の技術で、それだけ価値のある苗に仕上げているのは理解できても、
やはりコスト高であることに変わりはありません。
ただし、庭に10本程度植えるのであれば、接ぎ木苗のほうが便利で安心です。

 

また、自根苗を使う場合であっても、種と比較すると、値段が高いです。
種は1袋にたくさんの種が入っています。

もちろん、すべての種が発芽するとは限りませんが、
1株あたりの単価は、市販されている自根苗よりも安くなるはずです。

 

■参考
・スイカ 地植えの育て方
・スイカ プランターの育て方
・スイカ 鉢での育て方
・小玉スイカ 地植えの育て方
・小玉スイカ プランターの育て方
・スイカ 吊り栽培


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