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クリムゾンスイート
クリムゾンスイート C)HORTUS社
クリムゾンスイートは、イタリアにある種苗会社である、
HORUTUS社が販売しているスイカ品種です。
日本のオーソドックスなスイカとは、
外見も味も少し違うクリムゾンスイートですが、
どのような特徴や育て方のコツがあるのでしょうか。
[クリムゾンスイート]
◎イタリア発の中玉スイカ
日本のスイカは、濃い緑に黒の縞模様が入るものが一般的です。
ところがクリムゾンスイートは、濃い緑色に薄い黄緑色のラインが入ります。
個体差が出ることがあるため、
薄い黄緑色に濃い緑のラインが入っているようにも見えます。
いずれにしろ、薄い黄緑色が入るのが、日本のスイカとの違いです。
形は球形~腰高と幅があり、育て方や個体差が出ることが多いようです。
1玉3kg~5kgと、ちょうど中玉くらいのサイズになり、
大きすぎず消費も困らないサイズ感です。
◎真っ赤でスイートなスイカ
表皮は薄い色が目立つものの、中を切ってみると、
驚くほど濃い赤色をした果肉が出てきます。
名前になっている「クリムゾン」とは、濃くて明るい、
はっきりとした赤色を指します。
まさにクリムゾンの名にふさわしい果肉の色です。
あまり色の濃い果肉だと、柔らかく崩れてしまうものが多い中、
クリムゾンスイートにはシャリ感があり、スイカ独特の歯ざわりも楽しめます。
甘くてシャリ感のあるスイカは、日本人も好きな食味です。
クリムゾンスイート C)HORTUS社
◎耐暑性を生かして露地栽培
基本的には、ハウスやトンネルなどの被覆栽培ではなく、
露地での栽培を目的としています。
低温よりも高温に強いため、十分に気温が上がってから定植し栽培します。
定植後は、寒風に当たらないように、しっかりと気温が上がるまで、
ホットキャップなどをかぶせておくのがお勧めです。
耐暑性としては40度まで耐えられるので、
日本の暑い夏でも容易に育てられるのが魅力です。
一般的な中玉スイカと同じような栽培法で育てられるので、
家庭菜園でも育てやすいのではないでしょうか。
■クリムゾンスイート
◎特徴
・イタリアのHORUTUS社が販売している品種
・1玉3kg~5kgの中玉スイカ
・表皮は薄い黄緑色に濃い緑のライン、あるいは濃い緑に薄い黄緑のラインが入り、日本では珍しい配色の縞模様をしている
・果肉はクリムゾンカラーで、濃くはっきりとした印象的な赤色
・甘みとシャリ感があり、日本人でも好感が持てる食味をしている
◎栽培のコツ
・一般的な中玉スイカと同じ育て方で育てる
・低温に弱く高温に強いので、十分に気温が上がってから定植する
・定植後はホットキャップをかぶせ、寒風に当てないようにする
・親づる1本、子づる3本、計4本のつるで仕立てる
・最初に着果した実は、あまり育たなかったり奇形果になることが多いため摘果する
・1番果を摘果した後は、2番果を着果させて育てる
・同じ面ばかり地面に接地していると、接地面の色が薄くなるので、玉なおしをして全体に光が当たるようにする
・実のすぐ近くの巻きひげが枯れ、軽く叩いた時に鈍い音がしたら、収穫適期
■参考
・スイカ 地植えの育て方
・スイカ プランターの育て方
・スイカ 鉢での育て方
・小玉スイカ 地植えの育て方
・小玉スイカ プランターの育て方
・スイカ 収穫時期の見分け方