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ガブリコ
ガブリコ
ガブリコは、タキイ種苗から販売されているスイカ品種です。
ガブリコには、ガブリコBとガブリコB2がありますが、
どのような特徴があるのでしょうか。
育て方のコツも合わせてご紹介します。
[ガブリコ]
◎3倍体の種が少ないスイカ
ガブリコは、BとB2がありますが、
どちらも正球形~やや腰型くらいによく揃います。
Bの方が色が濃く、黒皮種とされていますが、
全体的な色が濃いだけで縞模様がきちんと入っています。
B2はBに比べると色が薄いですが、
一般的なスイカに比べると、やや緑が濃いのが特徴です。
縞模様も入っています。
両方に共通しているのが、種が少ない3倍体品種であるということです。
3倍体品種は、いわゆる種なし品種と呼ばれるものですが、
BもB2も種がまったくないというわけではありません。
食べていれば種が出てきますが、一般種に比べるとかなり種の数が少ないため、
がぶがぶと思い切りかぶりつくことができます。
ガブリコは商品として販売されていることが多いですが、
おそらく流通量はBの方が多いです。
B2は種の販売もなく、タキイ種苗が直売しているネット通販サイトで、
紅まくらとセットの苗が販売されているくらいです。
◎甘みとシャリ感が強い
一昔前までは、種なしスイカはあまりおいしくないとされていましたが、
ガブリコはとても甘く食感も良いのが特徴です。
糖度は12度~14度までと、スイカの中ではトップクラスの甘さです。
スイカの糖度は、だいたい10度が標準で、
11度になれば甘いスイカといわれていました。
近年は甘いスイカ品種がずいぶんと増え、12度を超えるものも多いですが、
14度まで上がるのは珍しいのではないでしょうか。
肉質も締まっていてシャリ感が強いので、
かぶりつくとシャリシャリとした食感が、とても爽やかです。
通常の品種に比べて種がとても少ないので、
種を気にしながら食べなくても良いというのも、嬉しいポイントです。
家庭菜園で収穫したら、
冷やした後は好みの大きさにカットして豪快に食べるのがお勧めです。
商品として販売する場合、肉質も硬めで劣化が遅く種が少ないので、
ブロックカットしたものをカップに入れて販売するのも良いでしょう。
◎受粉種が必要
ガブリコは、BもB2も3倍体品種のため、
受粉するための普通種を一緒に育てる必要があります。
タキイ種苗のネット通販のサイトでは、受粉用に育てるため、
B2と紅まくらがセットになって販売されています。
受粉する時は、必ず人工受粉が行うようにすると、確実性が増します。
3倍体のスイカは草勢が強いものが多いですが、その中ではややおとなしめです。
それでも草勢が強めなので、整枝作業などは適宜必要となります。
普通種に比べると、栽培期間中を通して温度が高めで、
日照時間が長時間必要となります。
特に着果後20日間ほどは、温度を高めに保つようにします。
ガブリコ 価格1,666円 (税込) C)くらし快援隊
■ガブリコ
◎特徴
・正球形~やや腰高で、緑と黒の縞模様を持っているが、色が濃い
・1玉6.5kg~7.5kgの大玉品種
・果肉は濃い赤色で食欲をそそる
・糖度は12度~14度まで上がり非常に甘い
・肉質は硬めでシャリ感が強い
・3倍体品種で種が非常に少ない
・商品にする場合、丸ごと販売はもちろん、
カット販売やブロックカットのカップ販売も可能
・ガブリコにはガブリコBとガブリコB2がある
・ガブリコB2の方が表皮の色がやや薄い
・3倍体品種の中では、草勢がおとなしい方
・草勢は強めなので、接ぎ木苗を作る場合は、
FRきずななど草勢が大人しいものと合わせると良い
・雌花の着生が安定していて、着果率が高い
・つるもちが良く、品質の良い実が収穫できる
・3倍体品種のガブリコの花粉は使えないため、受粉用に普通種を育てる
◎栽培のコツ
・基本の育て方は、一般の大玉スイカと同じ
・受粉の時期になったら、必ず人工受粉を行い、確実に着果させる
・栽培期間中を通して、高めの温度と長い日照時間が必要となる
・着果後20日間ほどは温度を高めに保っておくと良い実が育つ
■参考
・スイカ 地植えの育て方
・スイカ プランターの育て方
・スイカ 鉢での育て方
・小玉スイカ 地植えの育て方
・小玉スイカ プランターの育て方
・スイカ 収穫時期の見分け方